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こんな自分になりたい→そのためにすること(キャリア教育)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2020年9月7日更新

基盤をしっかりと育てる

 今年度から、学校では「キャリアパスポート」の作成が始まりました。

 6年生教室では、この指導が行われていました。

キャリアノートの指導を行う担任

 本来は、4月初めに取組を進めるところですが、年度当社から臨休が続くなどし、ようやく本格的に取組がスタートしたところです。

 担任から丁寧な説明を受けて、キャリアノートの1ページが配付されました。

キャリアノートを受け取る子供たち

<ごめんなさい、ちょっと難しい話になっちうのですが・・・。>

 「キャリア教育」というと「職業教育」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

 しかし、実際には、「キャリア教育」とは次ように定義されています。

  • 一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育

 また「キャリア」とは

  • <略>人が、生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割 との関係を見いだしていく連なりや積み重ね

 と示されています。(文部科学省)

 人は、社会の中で様々な人とかかわり、自分の役割を果たしながら生きていくことになります。
 ですかですから、学校で行うキャリア教育は、単に「仕事に就くこと」だけではないのです。

 さらに小学校ではより「基盤」の占める部分が大きくなります。

 子供たちに配付されたキャリアパスポートの1ページ目は

配付されたキャリアノート

 自分の良さや、好きなこと。
 こんな自分になるために何をどうするかを具体的に書き記すところがスタートです。

 そして、各期の節目や行事など、学校の生活の中で自分が目指すこと、自分が果たしたことやその反省などを記録して残し、次第にそのページが増えていきます。

 このノートは学年に合わせて1年生からすべての子供たちで取り組みます。

 「パスポート」という名前のとおり、子供たちはこれを、進学時に中学、高校と持っていきます。

 そこには、これまでの自分の「キャリア」が記録として残り、その記録を基に、社会的・職業的自立に向かうことになります。

 子供たちが大人になった時に、このノートを見返して、きっと、今の自分の基礎を懐かしく読み返すことができるでしょう。
 そしてそして、どんな大人として自立したのか。
 それが、教員の一番の喜びでもあるのです。