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八雲学講座③「八雲町の太陽光発電を知ろう!」

ついに八雲でも雪が降りました!社会教育課のぐみです。
今日も前回に引き続き、八雲学講座のレポートをば。

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バックナンバーはこちら
第1回「八雲の林業の歴史と尾張徳川家のはなし
第2回「実は知らない、八雲で起きた自然災害と地質のお話
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11月13日(日)13時30分~15時、公民館で第3回目の八雲学講座を開催しました。
テーマは、
「国内最大級の蓄電池併設型メガソーラー発電所!
八雲町の太陽光発電を知ろう!~ソフトバンク八雲ソーラーパーク~」、
講師は、SBエナジー株式会社の電力事業本部、田中園子氏にお願いしました。

会場の様子

講師は東京にいらっしゃる方なので、公民館とオンライン会議ツールZoomを使って接続!(情報政策室のびっくさんにたくさん助けてもらいました泣)

国道5号線を走っていると、南北に約3km続いている道路沿いのフェンス(ソーラーパーク)。
その面積は東京ドーム28個分(アリーナだと90個分!)にも及ぶのだとか。(なんかもう広すぎて実感がわきませんけども!)
山崎・花浦地区に大規模な太陽光発電所ができた、と風の噂では聞いていましたが、その実態は私も知りませんでした。
この日は、けして順風満帆ではなかった着工のエピソード、その工事舞台裏などを教えてもらいましたよ。

Zoomによる中継の様子

八雲ソーラーパークの年間発電量は約1億68万2,000kWh(これ、八雲・長万部・鹿部…みんなまとめた世帯分くらいの電力量は賄えるらしいです。すごすぎる…。)、
「でも、八雲ってよく曇ってるって言われるし、雪も降るからソーラーパネルに雪が積もっちゃって太陽光発電には不向きなんじゃない?」
と思いますよね。
確かに冬の発電量は落ち込みますが、八雲の(特に)春~夏は天候が落ち着いているそうで、その心配はないんだとか。(意外!)
また、パネルに積もった雪も自然に滑り落ちるよう、パネルの傾斜は30°、地面から1.3メートルの高さに設置しているそうな。(雪の降らない内地の方ではパネルの傾斜角度も5°など、地域によって微妙に違っているんだそうです。なるほど…。)
また、八雲町の花浦・山崎地区は泥炭層で非常に柔らかな地盤であったことから、
現場工事で埋まることのないよう、パネルを置く架台は先に別の組立所で組み立ててから現地へ運搬、工事車両が通る道路には鉄板を敷き詰める、水はけをよくするために八雲のホタテ貝を敷き詰める…など、八雲ならではの工事が実施されたのだそうです。
(それでも、工事作業員さんが膝まで土にずぼっと埋まったなど、珍エピソードのあれこれも…)
そして後半は、実際に八雲ソーラーパークへバス移動し、現地視察に行ってきました。

八雲ソーラーパークの見学

併設の物見台へのぼると…

ソーラーパーク全景を臨む、圧巻の光景が!


ここでも、
いたずら(?)で、カラスがよく小石を空から落としていくので、パネルがその都度割れて頭を抱えている…という裏話や、
パーク内の除雪・草刈りには近隣の農家さんが委託を受けてやってくれてるんですよ、というトリビアもありました。

このソーラーパーク(物見台)、実は誰でも自由に見学に入ることができるそうです。
(国道からの入り方だけ、目印がなく最初はわかりにくいかと思いますが…)
ぜひ見に行ってみてください★私も冬になったらもう一度出かけて、雪が滑り落ちているかどうか、見に行ってみたいと思います!
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次回は
「なるほど!ザ・ヤクモ~写真で比較する八雲市街地の移り変わり~」
というテーマで、八雲語りべの会の田澤和夫氏に講話をいただきます。
(講師とは、「どんなタイトルにします?『なるほど!ザ・ワ●ルド』をもじります?などと、ふざけ…いや、とても真剣に提案したのも、今となっては懐かしい思い出…)

講師と資料の最終調整真っただ中ですが、
講師が長年整理してきた本町通り商店街の変遷表の細かさたるや凄まじく、
八雲にこんなお店が!こんな機関が!
と驚くことばかりです。(まさにそのときどきの時代背景が商工業にも反映されていて、感動を覚えます)

また、長年八雲に住んでいらっしゃる方なら思わず「懐かしい~!」と叫びだしそうな、昭和~平成初期と思われる、お宝懐かし写真の数々も。
現在の本町通り商店街の現地写真と比較してお見せする予定です。
(写真の枚数が膨大で、ときどきパワポデータが固まってしまうほど…見応えあります!)

私も知らない、昔の八雲の様子を視覚から教えてもらえる次回の講座。
次のレポートもぜひご覧ください♪


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