八雲学講座①「八雲の林業の歴史と尾張徳川家のはなし」

こんにちは!公民館のぐみです。
先日開講決定をご紹介しました「公民館生涯学習講座 八雲学」。
おかげさまで定員の2倍近いお申込みをいただき(枠を拡大して受け付けました!)
先日、いよいよ第1回目の講座からプログラムがスタートしました。

講座の様子

11月2日(水)18時30分~20時30分
「八雲の林業の歴史と尾張徳川家のはなし」
講師 八雲産業株式会社八雲事業所長 佐藤隆雄氏

八雲町の面積の84%は、森林が占めていることをご存知でしたか?
そんな身近な森林(林業)のこと、私たちは意外と知らないのでは…?と感じたことがこのテーマを選んだきっかけでした。

そこで、植林事業を行っている八雲産業株式会社八雲事業所に講座を依頼。

八雲町の開拓前後の森林の様子(思っていたよりもずっと多くの樹木があったんだなあ!)や、
戦争の軍需を受けてせっかくの造林の効果が薄らいでしまうなど…(乱伐による山林の荒廃が進んでしまったのです)
なかなかに波乱万丈な八雲の林業の歴史。

町内の森林所有者トップ7には意外なお名前があったり、「へぇ~!」がいっぱいのエピソードの数々でした。
(スギの木は八雲が北限かも、という説も驚きました。八雲~落部・野田生で比較しても、育ちがぜんぜん違うんだとか。)

「木を育てるのって本当に手間(時間)がかかる!」という講師のお話にも深く頷きました。
もちろん植えっぱなしではなくて、管理が必要ですものね。「森林保育作業」も教えていただきましたが、そのかかる年数たるや…。
林業従事者の皆さん、尊敬します。

そして、八雲産業株式会社と言えば、尾張徳川家ゆかりの会社。
後半は「尾張徳川家のはなし」と題して、たくさんの映像・写真資料も交えて講話をいただきました。
八雲町に今も残るアレコレが、実は徳川家と密接につながっているものだった、というものも多く、改めてその歴史の奥深さを感じました。(こんな町、なかなかない!)
歴史好きさんは必聴の回だったかも。

次回は、昨年の受講生からいただいたリクエストを基に企画化したプログラム!
「八雲は災害に強い…そう思っていませんか?実は知らない、八雲で起きた自然災害と地質のお話」です。
次回のレポートもぜひご覧ください。


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