「ウニ」の看板が出ています!

 みなさん、こんにちは。 豆クマです🐻

 今日の熊石も さわやかな青空です。 真夏の暑さはなくなり だんだん過ごしやすくなってきました。秋の虫もけっこう大きな声で鳴いています。 

 私は毎日 海を見て一日が始まる生活をしています。 同じ海なのですが、色や様子が違っていて 「今日の様子はどうかなぁ」と 朝起きると いつも気になります。
 もちろん、熊石の海はとってもきれいなので 海の底まで見ることができます。 波打ち際まで行って覗いてみると いろんな海の生き物たち 見つけることができます。

 夏になったころから 町を通っていると「ウニ」の看板やのぼりを よく見るようになりました。 熊石も 夏になると やっぱり「ウニ」です!

 みなさん、ウニは好きですか? 北海道では 「うに丼」や「ウニの軍艦巻き」など おいしいウニを食べることができるのは とても有名な話です。 もちろん、熊石でも 獲れたて新鮮なウニを食べることができます。

 ところで、みなさん「ウニ」ってどんな生き物だか知っていますか? 
 食べると「とっても美味しい!」と たくさんの人に愛されているウニですが 意外とウニの生態は、知られていないかも…と思い、 ウニってどんな生き物なのか調べてみました。

 ウニは、心臓などの器官や神経を持たない原始的な構造をしている棘皮(きょくひ)動物門に分類されています。(ナマコやヒトデなど同じ仲間だそうです)
 さらに、世界中には約900種類ものウニがいて その中の総漁獲量のうち、8割が日本で消費されていると言われているそうです。また、日本で漁獲されているウニのうち 約9割が「エゾバフンウニ」と「キタムラサキウニ」だそうです。

 ウニは、管足と呼ばれる先端に吸盤のついた触手を全身から伸ばして 岩などにくっつきながら移動します。トゲが小さくなる下側の真ん中部分には「アリストテレスのちょうちん」と呼ばれる口があって、その口を使って 岩の隙間などに挟まって生きているそうです。

 ウニの中には、このような生活を200年以上も続けて生きる種類もあるようですが、エゾバフンウニの寿命は約7~8年、キタムラサキウニは、約14~15年くらいと言われています。 

 ウニは、雑食で 海藻や魚の死骸やサンゴなどを食べて育ちます。食べる種類には 好みがあるみたいです。

 ウニってすごいですね。調べてみて初めて ウニのことを知りました。 確かに 動いているウニは見たことはあっても 体の仕組みまでじっくり観察したことはなかったです。 今度見つけたら もう少しよく観察してみようと思います。

 みなさんも ウニに出会ったときは いつもよりじっくり見てみてくださいね。
 そして、熊石のウニもぜひ食べてみてくださいね!

 この写真の左端にある黒くて丸いものは、 カラスなどの鳥がウニをとって食べた後に捨てたウニの殻です。 これは、海岸沿いや漁港などで よく見られます☺

 

※北海道各地域では、「密漁」は深刻な問題となっています。海の中で生息しているウニたちのことは、そっと見守って頂けると嬉しいです。


カテゴリー: 熊石の四季, 熊石の食べ物 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です