紙詰まりの対処をしているうちに

ども。
ようやく夏らしい暑さが来ました!四季では圧倒的に夏が好きな担当ちゅんです。

先日、教育委員会から「学校からプリンタが動かなくなったと連絡が来たが状況がよくわからない」と連絡がありました。詳しく聞くと、「最初はレーザープリンタの内部に紙が詰まり、それを除去しようとしていたようなのだが、そうこうしているうちにネットワークにもつながらなくなってしまったようだ」とのこと。

このところの暑さのせいで機械が壊れたのかもしれないという思いも頭によぎりましたが、まずは冷静に状況確認。プリントサーバから対象のプリンタにPINGを打ってみますが案の定反応はありません。確かに通信は出来ていないようです。一方で、プリンタの共有は正常なのでどんどんキューが溜まっていきます・・・。

現場に電話をして紙詰まりの対応をされた方と会話。どういう状況だったのか詳しく聞いていくうちに「実は・・・」と。「色々とさわっているうちにおかしくしたかもしれない」とのことで、この部分だけ妙に話しづらそうな雰囲気。
これはもしやと思いました。「あなたのことは全く責めていませんし、もちろん怒ったりもしませんので正直に話してください」と伝えると「設定をリセットしてしまったかもしれない」と。

推測するに、紙詰まりを解消しようと試みたがなかなかエラー表示が消えず、本体をリセットしようと思った際に誤ってハードリセット(初期化)をしてしまったというのが原因のようです。
現在はプリンタの電源も入っており、LANケーブルも繋いでいる状態とのことでした。

原因が推測できたところで、ここからは「現地に行かなくても解決できるかの勝負」となります。機器の設定を初期化したということは、これまで手動で設定していたIPアドレス(TCP/IP)の設定が自動になっている可能性が高いです。まずはDHCPでIPアドレスを発給しているルータにTelnetでログイン。リースの一覧を確認してみると、なにやらそれらしい名前の機器が見えました。やはり、こちらで振っていたIPアドレスではなく自動取得になっていました。
それが分かったらこっちのものです。そのIPアドレスにブラウザから接続、管理者メニューを出すためのIDとパスワードもメーカーの初期パスワードでログイン。無事に正しいIPアドレスを振りなおしてPING疎通も確認。プリンタにたまっていたスプールのキューも一斉に流れていって、どうやら無事に復旧できたようです。

今回は、DHCP運用している場所でうっかりIPアドレスの設定が飛んでしまったというレアな場面でのみ有効な手法でしたが、迅速に対応を完了できてよかったです。紙詰まりを解消しようとした方も、問題を解決したいがゆえに誤ってリセットをしてしまったという前向きな行動の結果なので、全く問題なし。「今度からは気をつけてくださいね~」で案件終了です。

Printerハードリセットのメニューに簡単にアクセスできることが問題のような気がします

(投稿者:ちゅん)


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コメント

  1. とむ のコメント:

    お疲れ様です。

    プリンタの設定あるあるですね。

    私は現地PCに遠隔ログインしてプリンタ設定ソフトを起動して設定した事があります。

    • ちゅん のコメント:

      コメントありがとうございます。
      ネットワークさえつながってしまえば、結局どうにかなりますよね。

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