町ウェブサイトはじめてのメンテナンス終了

ども。
朝晩が冷えるようになり、温泉が恋しくなっている担当ちゅんです。あんなに暑かったのにね。

個人的に「一大プロジェクト」と銘打って行っておりました町ウェブサイトのメンテナンスにつきまして、本日、大枠で作業を終了いたしました。サイトを閉鎖することなく作業を行っていたので、一部ご覧いただけないコンテンツが発生するなど、ご不便をおかけしましたことをこの場にてお詫びいたします。

さて、ここからはウェブサイトのシステムの話題になるので、ちょっと難解かもしれませんがよろしければお付き合いくださいね。

今回のメンテナンスで修正の対象となっていたのは、主にシステム面での仕様変更です。これまで各課担当職員がそれぞれ作成・更新していたコンテンツは、システム上、全て「各課の仕事」というモジュールに格納されておりました。これは、昨年のリニューアル時に実は急ごしらえで設置したもので(結果として更新頻度が高まって大成功ではあったのですが)更新してもトップページの更新情報では「○○課」という表記にはならず、「各課の仕事」と表記されてしまうためにどの部署が更新した記事であるのか、判別ができないという不具合を抱えておりました。

そこで、「各課の仕事」というモジュールは思い切って解体し、各部署ごとに単独したモジュールを設置することで、より「専用のページ」であることを強調し、更新も「○○課」と表示されるようにコンテンツを組み直しました。当ウェブサイトが導入している「xoops cube」は作成済みのコンテンツを一括してコピーや削除が可能なので、新しく記事を作り直す必要はありません。新しい受け皿となるモジュールを設置し、そこへコンテンツをエクスポートしていきます。若干、URLが変更となったのでリンク切れを起こしている箇所も見受けられますが、そちらについても本日でまずまずのところまで直すことができました(ブックマーク登録されているかたには申し訳ありませんが)。コンテンツ数が膨大すぎるので、リダイレクトなんてむり!検索エンジン対策などは泣く泣くあきらめました。

さらに、サイト内のほぼ全コンテンツが「各課の仕事」に置かれているというヘンテコな状況を改善するために、メニュー構成も変更となっております。これまで、上部メニューの「町からのお知らせ」は何のためにあるのか、私自身も明確な答えを持ち合わせていないという最悪な状況でありましたが、ここを有効活用し、各課専用のページは全てここへ集約しております。ページを開いてスクロールすることなく、各課のページに飛べるので利便性は大きく向上した?ものと自負しております!

というわけで、少々長くなってしまいましたが、このたびのメンテナンスにより「さらに使いやすく、よりダイレクトな情報発信」が可能となった『八雲町ウェブサイト Ver1.0.1』を今後ともよろしくお願いいたします!

各課のページ
担当部署から直接情報を発信いたします!

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

情報漏洩防止の決定打!

破棄する学校PCの前処理について、先日ちゅんも書いていますが、もう少し具体的に書きたいと思います。

これらの古いPCは、廃棄処分となるのですが・・・。実はこのPC達ですが、ガリッとオーバーホールすれば、機能としては十分稼働する状態まで復活は可能です。多分このPCが発売された10数年前の状態には99%+α?復活出来ると思います。それは、「HDDを交換」「メモリ増設」「CPUにODPの下駄」・・・おいおい!。このようにお金と暇を掛ければ、ビンテージPCとなって見事に復活出来るのです。問題のOSは、現在もサポートがされていて軽そうなのは、2世代前のWindowsXPです。XPが動くPCの範囲ですが、一応MSでは、

  • CPU 300MHz
  • メモリ 128MB以上
  • ハードディスク 1.5GB以上の空き容量

を推奨としています。これでは、実作業に耐えられないのは周知の事実ですよね。本当にこれで動くなら、MSの社内PCを全てこれにして実証してもらいたいです。100歩譲ってMSの推奨スペックを信じれば、今回のPCもまだまだ「使えるPC」と言うことになります。 これらのオーバーホール用部品を全て新品で買うとなったら(多分売っていない?)4~5万円はするでしょう!更にセットアップ費用も同じぐらい掛かったりして・・・。1台に10万弱(新品PCが購入できます)・・・。そして結論、「遅い」「止まる」と言われ「誰も使ってくれない」。そりゃそうでしょう!今時のソフトなんて動きませんから、10数年前のソフトだったらそれなりに動くんだけどなぁ。

「もったいない」と言われても(誰も言わないか?)やはり、廃棄処分しか無いと思います。PC達は、産廃業者で処理される事になりますが、HDDだけは自分たちで確実に葬ることにしています。産廃業者からHDD消去証明書も合わせてもらう方法もあるのですが、コストが掛かることと、そう言う知識と設備がある産廃業者は多くはありません。そこで直営での作業となります。この作業方法は2通りあります。
一つ目は、HDDのデータを完全に消去するソフトを使う。これは、FDやCDから起動させて、乱数上書き100回するとか、米国陸軍が採用しているAR380-19方式とか、米国国防総省が採用しているDoD5220.22-Mとかで消去する方法ですが、これって1台に数時間もかかるので大作業になってしまいます。でも、これだと安心してHDDを再利用させることが出来ます。
もう一つの方法は、物理的に破壊することです。今回はこれを採用しました。HDD本体にドリルで複数の穴を開けます。データが記憶されている円盤を破壊するので完璧な方法なのですが、HDDを再利用することも100%不可能となります。
もったいないと思われるかも知れませんが、今回のPCに付いていたHDDは一番大きくても10GB程度だったので心置きなく破壊となった次第です。

廃棄されたPC達が都市鉱山の鉱脈となり、最後に、最新テクノロジーの一部となり蘇ることを心から願っています。

破壊されたHDD
情報漏洩防止の決定打は、物理的に破壊すること

(投稿者:92)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

神の手

ども。
私事で恐縮ですが、昨日婚姻届を提出いたしまして、30歳を目前に妻帯者となった担当ちゅんです。

最近、どうも腑に落ちない現象が相次いでいます。
私は普段から「超能力」とか「霊感」と呼ばれる超常現象の類はあまり信じないタイプの人間なのですが、理屈では説明できないことが起こると、やはり何らかの「未知なるパワー」を疑いたくなってしまいます。

本日は、とある部署から「プリントアウトするとプリンタからガラガラと大きな音がするから見てほしい」という連絡を受け、現場にて状況を確認することに。とりあえずテストプリントしてみましたが「ウィィィン、シュッ」と、何事も無かったかのようにテストページが印刷されてきました。あれ?普通だ。もう一回。「ウィィィン、シュッ、ウィィィン、シュッ…」周囲の職員は一様に「???」といった具合で、その状況におかれた私に至っては「?????」という。なんと、私が触っただけでプリンタが直ってしまったようなのです。不思議、実に不思議です。

こういうことは今回が初めてではありません。「何度電源ボタンを押しても起動しない」という症状のパソコンが、なぜか私のデスクにやってくると正常に動いてしまったなんてこともありました。「どうやったんですか?」と尋ねられても「いえ、別に…」としか言えない状況です。でも、こうして考えると逆の状況にもよく遭遇します。家電製品がうんともすんとも言わなくなり、修理に持っていったものの「症状再現せず」ってな具合。仕方が無いので持ち帰ってみると、やっぱり不調なんてこと、みなさんは経験ありませんか?

たぶん、パソコンやプリンタも分かるんでしょう。「あいつの前でちゃんと動かなければ最悪廃棄処分される!」と。神の手は言いすぎですが、それでも不思議なことには変わりありません。

神の手
何か出ているように見えますか?

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

地デジのチャンネルキーID

何故か地デジ放送に関して、技術的問題の交渉窓口となっている情報政策室です。最初に、お約束で、来年7月24日をもって地上波のテレビ放送は全てデジタル放送へ移行します。今、お使いのアナログ放送用のテレビ設備ではテレビ放送が見られなくなりますので、お早めの対応をお願いいたします。(詳しくはこちらをご覧下さい

さて昔から「昨日のTV見た?8時からの11チャン見た?」と言う会話が成り立っています。この11チャンネルと言うのは、八雲地区(室蘭放送局)ではHBCを指し、熊石地区(江差放送局)ではSTVを意味しています。それは、受信している放送局が室蘭局、江差局と違っているので、単に11チャンネルと言っても地域で番組が違うって理解できますよね。なので札幌や函館放送局には、11チャンなんて無いのでこの会話が成立しません。このチャンネル数字を、専門用語では周波数に割り付けられた「物理チャンネル」と言うそうです。今まではTVリモコンで、地元放送局の物理チャンネルを選局して番組を見ていました。(詳しい話はWikipediaをご覧下さい)

そこで、今回の地デジ放送なんですが「リモコンキーID」が凄いんです。TVのCMで「デジタル7チャンTV○~♪」って宣伝していますよね。そうなんです!北海道内で地デジで見るTV○は、何処でも7チャンネルなんです。札幌・函館・旭川等々何処でもリモコン7で見られるんです。(ただし、TV○は稚内・帯広・釧路・根室・網走・北見地方では放送していませんので、リモコン7を押しても見られません。あしからず)何と!もっと凄いのは、NHK教育って、日本全国何処でも地デジはリモコン2です!!NHK総合も、日本全国、原則的にリモコン1なのです。わかりやすい!でも”原則的に”なので・・・、北海道では3なのです。それは、既設のアナログTV放送局が「物理チャンネル1」を使用していた場合は、その放送局が地デジのリモコン1をもらえる決まりがあるからです。ちなみに北海道では、HBCが札幌地区でアナログ1チャンネルだったので、地デジに移行する今回も「リモコン1チャン」となったようです。

話は見えたでしょうか?この「リモコン何チャンネル」というのが、専門用語でいう「リモコンキーID」の事なんです。地デジ放送の「リモコンキーID」、「放送局」、「物理チャンネル」との関係は次のようになります。(関係分だけ抜粋)

リモコンキーID 1 2 3 5 6 7 8
放送局 HBC NHK教育 NHK総合 STV HTB TVh uhb
函館 函館 17 14 18 15 23 19 25
江差 29 13 31 16 20 33 37
奥尻大成 17 14 18 15 41 19 47
室蘭 室蘭 22 16 24 31 20 26 33
実際の設定では、何の心配もいりません。地デジTVをセットするときに、あなたの住所の郵便番号を入力しているはずです。郵便番号からTVが勝手にリモコンキーIDと物理チャンネルを結び付けてくれます。さすが、高性能家電の地デジTVですね。
 
(投稿者:92)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

廃棄処分に一苦労

ども。
「安いから」という理由だけでついパソコンを買ってしまった担当ちゅんです。

8月、小中学校の夏休み期間を狙ってPC教室の整備を行いましたが、本日はそのときに取り外した機器の廃棄処分のため、一日中熊石に行っておりました。

通常、廃棄処分といえばトラックか何かで処分場へ運んで産廃業者に引き取ってもらえばそれで終了というイメージがあるかと思いますが、この分野はそれではいけません。PC本体に収まっている内蔵ハードディスクを取り出し、ボール盤(ドリルで穴を開ける器具)でハードディスクの円盤に穴を開け、データを「物理的に」読み込めない状態にして業者に引き渡す必要があります。情報漏えいを未然に防ぐため、私たち情報担当者は皆さんの目に触れないところでこんな作業もしているのです。

そしてその数40台弱。空き家となっている某所にあらかじめ運んでおいてもらい、一気に作業開始です。ドリルでネジを「雑に」外し、ケースを「雑に」放り投げて、ハードディスクに繋がっている線は「雑に」引っ張って外します。さらにハードディスクの穴開けが終わって元の状態に組み直す作業はまさに「雑の極み」とも言える有様で、ネジが足りなかろうがプラスチック部品が折れようがお構いなし!なんだかストレス解消になりました。

廃棄前処理が終わったPCはとりあえず綺麗に陳列し、台数を数えて本日の業務は完了となりました。ちなみに、同行していた某事務所のA主幹が作業終了後にひとこと「情報の仕事ってイメージと違ってこんな肉体労働もあるんだな」とおっしゃっていました。情報職場は現場に出てしまうと意外と体力勝負なんですよ!

作業中の風景
一台一台手作業でハードディスクを取り出します。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする