こんなところにもWindows(2)

ども。
とあるお方から「自作弐号機は進んでる?」と声をかけられ、ブログの情報発信力を再認識した担当ちゅんです。

かなり古い話ですが、4月16日に「こんなところにもWindows」と題して、セルフ式ガソリンスタンドのシステムが実はWindowsで動いていました!とご紹介したことがあるのですが、熱心な読者の方は覚えていらっしゃるでしょうか。

実は、その記事はものすごく小さな範囲でちょっとした話題となり、面白い記事が書けたなと自己満足に浸っていたことを思い出します。そんなわけで、本日は「こんなところにもWindows」の続編で、先日の空港ネタを引っ張りながらちょっとご紹介したいと思います。

羽田空港でふらりと立ち寄ったそば屋で、ふと店内に設置されていたフライト情報の画面を見ておりましたところ、にわか的には見逃せないとあるものが画面に映っており、思わず写真を。なんとそれは、Internet Explorer 8のステータスバー。飛行機の離陸情報をリアルタイムにお知らせしている空港のシステムは、実はインターネットの回線を利用して表示させているようなんです。普段は全画面表示にしているためにこうした部分は隠れてしまいますが、バックグラウンドで何らかのアプリケーションが起動した際に出てきてしまったのでしょうか。いずれにしても、こうした画面をみることができて、ラッキーでした。

一見すると特注のローカルアプリケーション上で動いているように思えるシステムでも、実はインターネット上で処理されているという実態はもっともっと多いのではないでしょうか。今、自治体の情報担当者で目下の話題である「自治体クラウド」もそうですが、PC内には一切のデータは置かずに、全てブラウザ上で処理が完結するというのは今や驚くことでも何でもないことです。むしろ、この空港のシステムを例にとっても、専用アプリケーションを開発&インストールすることなく、普通のPCでブラウザ上からアクセスすれば空港内どの施設からでもその情報を取り出すことが出来るという点で、Webアプリケーションにする意味は大きいと思います。

なお、この空港のシステムはインターネット上で広く公開されているわけではなく、外部とは繋がっていないイントラ上で動いていると思われます。そういった意味ではセキュリティは守られていると言えます。念のため、フォローしておきます。

衝撃の写真!
PCモニタではなく液晶TVの画面に表示しているのも高ポイントです。

(投稿者:ちゅん)

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自治体もクラウドに向かうのか

先日、札幌で行われた総務省主催の「自治体へのクラウド導入の全国的展開に向けた説明会」へ行ってきました。全道から自治体関係者を中心に300名以上が集まり、先進技術動向に耳を傾けました。

最近TV等でも「クラウド」という言葉をよく耳にするようになりました。正に今が旬!ICT業界のトレンドなのです。これって「雲:cloud」が語源で、よくインターネットのことを、モクモクと雲の絵で表現することが一般的なのでこう言われ始めました。つまり、インターネット技術を使った「仕組み」の一つと言うことです。では、自治体におけるクラウド導入とはどういう事なのか超簡単に説明してみましょう。

  1. 家庭でインターネットを利用してお買い物をするとします。毎度利用する店なので、ユーザIDとパスワードを入力すると「ようこそ○○さん」と表示されます。これは、あなたの氏名はお店のシステムにしっかり登録済みってことですよね。
  2. 数点のお買い物をすると、合計金額が自動的に計算され画面に表示されます。この計算は、お店のシステムがしていて、あなたのPCは、インターネットを通して結果(合計)を表示しているだけです。
  3. クレジットカードで代金を払うことにします。カードの番号等を入力します。カード会社から承認が得られたら、次の画面進みます。お店はカード会社との契約により、四六時中カードの有効性をネットで照会可能になっています。
  4. 送り先の住所を確認して、これで全てよければ「確定」のボタンをクリックします。そうすると、契約内容の画面が表示され、これを自宅のプリンターで印刷して控えを取っておきます。この、お問い合わせ番号をはじめとする印刷用画面の内容は、お店のシステムが自動で作成します。
  5. あとは商品の到着を待ちます。

もう少し説明を加えます。

  • 一般に、お店のシステムは、お店で独自に開発した物ではなく、ICT業者のシステムを利用している。そのシステムが入っているPCは、お店にはありません。普通にインターネット接続された市販のPCがあるだけで、顧客管理、注文状況が確認できます。万が一、天変地異によってPCが、お店ごと壊滅的被害を受けても、別なPCをネットに繋ぐだけでOK!、データは全てICT業者のサーバー側に有るので今までどおりの仕事が継続可能である。
  • 実はこのお店のシステムは、複数のお店が共同利用し割り勘効果でコスト削減している。
  • お客さんのPCは必ず家庭の同じPCである必要が無く、友人宅のPCからでも、自分のお買い物が出来るし、今まで買った商品の一覧も確認出来る。

以上は、ネット通販の一般的流れです。これが理解出来れば、自治体へのクラウド導入を理解できます。例えば次のような感じでしょうか?

  1. 町ではAさんに税金を賦課することとなりました。担当職員はAさんの個人番号を入力します。氏名住所などが表示されます。Aさんの基本情報は既に町で把握しています。
  2. 税額(金額)を入力します。納期毎の納付額が自動で計算され表示されます。
  3. Aさんは銀行口座からの自動引き落としを利用していないので、次へ進みます。
  4. 内容を確認して良ければ、印刷します。そうすると手元のプリンターから通知書と納付書が印刷されます。
  5. あとは書類一式をAさんへ送れば終了です。

 何となく似ていませんか?では少し説明を加えます。

  • 税金のシステムをICT業者等のデータセンター(庁舎外)に構築する。つまり手元にデータを保管しないので、セキュリティやデータバックアップの心配が要らない。庁舎のサーバ管理要員も不要になる。
  • 同じデータセンターを利用する複数町村は、システムを共同利用する。割り勘効果によりコスト削減が期待できる。
  • 担当職員は業務専用の端末機ではなく、ネット接続された普通のPCが使える。市販の安価なPCの利用が可能であり、専用ソフトは不要(使うのはブラウザのみ)なので故障対応も簡単になる。

 全くもってその通りなのです。クラウドは自治体にとってバラ色のような話です。なので、財政状況が厳しい現在、総務省ではクラウドを全国の自治体へ展開し、経費の削減を図るように指導していく事としています。特にクラウドでは、住民の個人情報の管理・保存を民間のICT業者に委託する事になるので、この辺の具体的なガイドラインを総務省でまとめるとしています。

でも、本当にそうなのか?上手い話には裏が・・・つづく?

総務省主催の自治体クラウド説明会
総務省高度通信網振興課長から檄が飛びました?

(投稿者:92)

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空港のWi-Fi事情

ども。
そば屋に行ったのに、うっかりうどんを注文しそうになった担当ちゅんです。それはそれでアリだったかも。

さて、本日は所用があり東京へ行っておりました。北海道から東京へ行く場合は、ほとんどか飛行機に乗ることになり、そうなると必ず訪れる場所は空港なわけで、日常生活では味わうことのできない洗練された都会らしさにちょっとだけテンションがあがります。私はもともと乗り物好きですが、飛行機の場合は機体よりも空港施設の方に興味があります。

平日に空港を利用すると、やはり目に付くのがノートパソコンを開いたビジネスマンの姿です。今はメールであったり文書ファイルであったり、ほとんどがインターネット上で済ませられる時代です。ネット環境さえあればどこでも仕事ができちゃいます。いいようで悪いのかも知れませんが。

そんなわけで、愛用しているiPhoneで無線LANの電波がどのくらい出ているのか調べてみました。最近はフリースポットも多く設置されていますが、やはり契約者だけが利用できる電波が主流です。スマートフォンなどの人気もあって、どこでもネットに繋がる環境というのは、ますます需要が高まっています。

では、早速スイッチオン!おお~っ、出るわ出るわ。1ページでは表示できないほどの数が表示されました。ただし、利用契約をしないとつかえない電波ばかりです。まあ、逆にこんなとこにフリースポットがあったら、有料のサービスは商売あがったりでしょうけど。中には空港関係者が使っている電波もありそうですが、とにかくそこらじゅうに電波が張り巡らされています。

当町においても、現在「どこでもWi-Fi事業」として、町内の主要施設にフリースポットを設置することを計画中です。まだ実現できるかは不透明ではありますが、これが実現すれば町内どこからでもインターネットの世界と繋がる画期的な取り組みとなります。

いつも感じますが、ホント凄い時代になったものです。

スクリーンショット
このとおり、全て11文字のWEPでセキュリティが守られていました。

(投稿者:ちゅん)

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中学校駅伝のお手伝い

今年最後?のご奉仕で、中学校駅伝のお手伝いをしてきました。いつものように記録集計と表彰状一式の印刷を今回もお引き受けました。

大会の正式名称は「第28回北部・渡島檜山地区中学校対抗駅伝競走大会」といいます。今年は、男子5校から8チーム、女子は3校から4チームが参加しました。一区間2.2~3.0kmの距離があり、6区間6名で襷を繋ぎます。例年、総合体育館前発着となっているのですが、今年は体育館がリニューアル工事中のため隣の温水プール前からの発着となりました。そんな関係で、我々の作業場所も温水プール2階の研修室となりました。普段は、PCやプリンターの設定に追われてスタートシーンは見られませんが、今回は2階なので窓からばっちり見ることができました。

この中学校駅伝も昔は、熊石漁港をスタートして雲石峠を越え総合体育館までの、17区間30kmを超える壮大な大会でしたが、いつの間にか八雲町郊外を一周りする小じんまりした大会となってしまいました。参加チームももっともっと多かったと記憶しています。

さて実は今回、所属するPC同好会では、大会に合わせ新しいレーザープリンターを購入しました。長年使っていたプリンターのトナーの乗りが悪く、黒色が剥離するようになってしまい、思い切って先行投資することにしたのです。用意したプリンターは、C社のLBP3100型なのですが、いまいち綺麗ではない刷り上がり?プロパティからあちらこちらのパラメータを、色々調整しましたが???です。まあ、楽観論者のメンバーばかりなので、次回までに研究しておくことになりました。いまいちと言っても普通に綺麗ですからご安心ください。

ちなみに優勝は、男女とも八雲中学校Aチームでした。おめでとう!!

中学校駅伝
作業部屋が2階だったのでスタートとゴールシーンが見られました。

(投稿者:92)

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BTOが安い件について

ども。
冷たい飲み物より暖かい飲み物のほうが、出番が多くなってきた担当ちゅんです。

昨晩、とある方から「自宅で使っているPCを譲ってくれないか?」という電話がありました。私が自宅で使っているのは、勝手に「エヴ○ンゲ○オン初号機」と命名した自身初の自作PCです。組んだのはかれこれ4年前くらいですが、UPUはCore2Duo 2.66GHzと今でも用途によってはまだ十分現役と呼べるスペック。当時はどんなゲームもストレス無く動くようなPCでした。

しかし、そんなハイスペックPCも移り変わる時代には勝てず。ちょうど、そろそろ別なPCを「組みたい」と思っていた(「使いたい」ではないあたりがにわか的です)ので渡りに船とばかりに「現状渡しでよければ」の条件で即答してしまいました。

そんなことで、早速ですが次なる相棒(そうですね仮に「弐号機」とでも呼びますか)を見つけなければならなくなりました。

この仕事をしているとよくプライベートでパソコン購入の相談を受けることが多いです。「予算はどのくらいですか?ノート?デスクトップ?用途は?」などザーッと聞き取って、「これがいいんじゃないですか」とアドバイス。悪い意味ではなく、現実として「他人事」なので気が楽です。しかし、これが自分のPCともなれば話は別。ああでもない、こうでもないと検討していると、いつの間にか予算額を大幅にオーバーしていたり。柄にも無くなかなかの優柔不断さを発揮しています。

そんなとき、ふと思いついたのがメーカー製のPCではなく、ショップオリジナルPC(BTO)。これをベースにしてはどうかと思ってちょっと興味本位でウェブサイトを覗いてみたところ、これが安いのなんの。自分でパーツを買い揃えて同じ構成になるように仕様を考え、電卓を叩いてみても同価格かそれより安いくらい。う~ん、これには困りました。

長期的な見方をすれば自作PCの方が絶対に安いですが、短期的に見れば逆に高上がりになるようですね。PCの値段って本当に安くなりました。パーツごとの値段を知っている人間からすれば、正直あり得ないような値段のPCもあります。古くなったパーツを新しいものに付け替えることができるというのが自作PCの魅力だと思っていますが、いっそ古くなったら買い換えるというのが賢い買い物なのかもしれません。まあ、懲りずに自作するとは思いますが。

最後の勇士
これが初号機。我が子を送り出す親のような気持ちです。

(投稿者:ちゅん)

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