情報担当者の釘袋

ども。
私にとって平成23年度最後の投稿となります。担当ちゅんです。

突然ですが、大工さんが腰からぶら下げている「釘袋」って憧れませんか(特に男性は)。金槌やニッパなどの工具や、釘などが入っていて、必要があるとスッと取り出せる便利な袋。仕事柄必要な道具は全て持ち運べる画期的な物です。

それと同じように、私たち情報担当者にとっての釘袋がUSBメモリです。
それぞれが自分の使いやすいようデータを入れています。私の場合、まずプリンタドライバがざっと40種類分くらい。どこかでダウンロードするたびにこのフォルダに入れていったのですが、今やどこに行っても「あ、それ僕持ってます」と言えるくらいのコレクションになってしまいました。
そのほか、各種ビューア(○太郎、P○werPointなど)や圧縮解凍ソフトなどアプリケーション類、無線LANカードなどのドライバ関係、Webへのショートカットなどを保存しています。
特に、PCの移動が多いこの時期は大活躍なのです。

しかし、USBメモリの弱点は「紛失」と「故障」です。なので、USBメモリを使う時の心得として「もし失っても業務が継続できること」と「情報を漏えいしないこと」が大切だと思います。便利だからといってユーザーIDやパスワードを入れて持ち運ぶなど言語道断、欲を言えば暗号化などもほしいところです。よって、USBメモリを使うときは「これは明日壊れる」と思って使うのが私流です。

ちなみに、当町では来年度から業務でのUSBメモリの使用に一定の制限を設けていく予定です。いくら個人で注意していても、ウイルスなど意図しないトラブルは起こりえますし、多くの企業・自治体などでトラブルの原因となるのは大体USBメモリ絡みですから。それにしてもセキュリティと便利さは相反するもので、バランスが本当に難しいですね。

プリンタドライバ
このくらい持ち歩いていれば、大体は対応できます。

(投稿者:ちゅん)

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1本を2本に

新年度が目前となり、急にあわただしくなってきました。パソコンの移動に合わせて、LAN配線の延長などの作業も出始めました。今回一番の難題は、とある銀の施設でのケーブル敷設となりました。

さて、今回の人事異動により正職員が配置される部屋は、職員事務室から見て中庭を挟んだ対角の場所なんです。そこまで廊下なりの距離は、約90mです。なんとかHUB無し、一本で曳けるようです。実は、この部屋には業務(情報)系ではなく、FREESPOTから強引に伸ばしたインターネットが見られる回線が既にあります。これは、職員事務室から自販機コーナーにあるFREESPOTまで約110m!+この部屋まで約20mのケーブルを伸ばしてやっと、引き込んだものです。この配線工事は、FREESPOT設置時に、防火壁の関係からプロにお願いしたものです。結構、難工事でした。

ここで、この既設のLANケーブルを使えないかと考えました。それは勿論、現在のネットワークも残したままでです。以前、ある小学校用に作ったスペシャル部品を思い出しました。ここからマニアックな内容へ・・・。ネットワークに使うLANケーブルって、8芯の銅線のうち2本づつを撚って4対として外皮チューブが被せられています。しかし、10BASE-Tや100BASE-TXなどでは、この8芯の銅線のうち4芯(2対)しか実際には使っていないのです。そう言えば、おまけで付いてくる安っぽいLANケーブルって、4芯ですよね。・・・気づきました?つまり、1本LANケーブルをあたかも2本のLANケーブルとして使う事が出来るんです!ただし、100BASEでの構築だから可能だという話ですのでご注意くださいね。自作したパーツはこれを2個です。今更、LANケーブルをもう一本曳けない、今回のような場面で使えます。

ここまで書いておきながら、今後1000BASEでのネットワーク構築の構想もあるので、4芯ではダメ!結局、距離が短い方の90mをプロにお願いすることになりました。めでたし、めでたし!?

秘密兵器?
1本のLANケーブルを2本化するスペシャル部品?

(投稿者:92)

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自治体のシステム担当者は大忙し

ども。
今年度も残すところ1週間をきりました。時が経つのは早いものですね。担当ちゅんです。

この時期、各自治体の情報担当はどこも大忙しかと思います。3月末で退職する職員、4月から採用される職員がいることはもちろん、それ以外に職員の異動が多い時期だからです。昨日の上司92氏の記事にもあるとおり、当室においてはパソコンの配置換え作業が既に始まっています。

本年度末の当室のスローガンは「残業しない」です。毎年決まった時期に決まった仕事をしているのだから、準備さえしっかりやれば普通に乗り切れるだろう、と。果たして本当にそうなるのかは別として、そうした気構えで望んでいます(どうしても勤務終了後じゃないと弄れない設定もありますし)。

そんなわけで、今日はあらかじめ準備が可能な新採用職員のPCをセットアップしていました。Active Directoryにユーザーを作り、メールアドレスを用意。各種システムのログイン情報を編集し、PCの最終キッティングを。結果、今日からでもすぐに仕事が始められる環境となりました。数日後にはこのPCを使って新採用の職員の方が期待と不安を胸に仕事をするんだと想像すると、なんだか私まで胸がギューッとなりました。

さて、今後一番大変なのはAさんがBさんのPCを使い、BさんはCさんのPCを使い…という「玉突き」なのですが、それも事前の綿密な計画により最小限の負担で済むよう画策中です。また、軽微な設定変更は「空」を使ってリモートでやってしまおうと考えています。残業はしないとはいえ、勤務時間内は大忙しに間違いありません。自治体のシステム担当者のみなさん、頑張りましょう!

新人用PC
新採用のみなさん、数日後にはこのパソコンで業務ですよ!

(投稿者:ちゅん)

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パソコンも移動

先週の金曜日、4月1日付人事異動の内示がありました。残念?ながら、情報政策室には全く関係無い異動となりました。と、書いては見たものの別な意味で、大いに関係ありありです。そうです!パソコンも人事異動に合わせて移動するのです。春の風物詩的なお仕事でして、いかに効率よくPCを移動させるか・・・。これがパズルみたいで結構楽しかったりします。個人差はあると思いますが、私的には好きみたいです。

さて、情報系のPCですが、出来る限り異動者と共に移動してもらうのを基本としていますが、そうも行かない場合もあります。それは、特定業務のアプリが入っているものとか、事業予算で導入されたもの等、人に付かないで、場所に付くPCもあるからです。それと、あまりに悲しげな(怪しげな?)PCには、出来る限り退職辞令を出したいなと思っていますが・・・やはり、再雇用?になったりします。

近年は、新採用の職員には期待を込めまくって!新しいPCを配置するように企んではいますが、どうしても場所に付く少し悲しいPCが当たってしまう場合もあります。致し方ありません。悲しいPCは、言い換えると百戦錬磨のベテランPCなので、新人君の助っ人に・・・苦しい言い訳?

明日には、50台規模の移動内示を行う予定ですが、移動先でも健康第一で活躍してほしいものです。

パソコンも移動のシーズンです
毎年、こんな感じでPCの移動予定表を作成しています。

(投稿者:92)

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J-ALERTが配備されました

ども。
年度末が近づいてきました。情報政策室はこれから1年で一番忙しい時期を迎えます。担当ちゅんです。

さて、東日本大震災以降、このブログで防災のことを書くことが多くなっていますが、今日も防災の話題です。
本日、八雲町消防本部に「J-ALERT」が配備されるとのことで、その説明を聞きに行ってきました。

J-ALERTとは全国瞬時警報システムの通称で、有事の際に国から市町村(住民)へ瞬時に情報が提供されるというシステムです。非常時にトラブル無く動作しなければならない機器なので、回線は電話回線ではなく衛星回線で整備されています。情報を受信すると、すぐに警報装置が作動し、音声と回転灯が作動します。

「有事」とひとことで言っても色々です。例えば「弾道ミサイルが発射された」などの情報は間違いなくこれにあたります。身近なところでは大きな地震が来る前に警報が発せられる「緊急地震速報」も含まれます。そのほかにも、テロ攻撃であったり、火山の噴火であったり、大雨、洪水、大雪などなど、私たちの身の周りには大小さまざまな脅威があります。
こうした脅威から私たちを安全に守ってくれているのが消防です。24時間体制で火災や救急などにあたる組織ではありますが、「近年は防災も消防の任務と考えられることが多くなりつつある(Wikipediaより)」とのことで、今回のシステム導入もその一環なのでしょうか。

私たちの知らないところで、実はこうしたシステムが動いていて、安全や安心が確保されているのですね。素晴らしいシステムではありますが、これが「使われない」ことが一番望ましい状態であるのは言うまでもありません。

J-ALERT
なんだか規模が大きすぎてゲームのタイトル画面みたいですね

(投稿者:ちゅん)

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