AI時代の属人化問題

てんちょです。ちゅん氏出張で不在のため連投です。

先日のPDFツール、普段からPDFを多用していそうな一部の職員にテスト配布したところ、次々と改善要望とバグ報告が上がってきました。
ファイルを回転して出力すると意図せず180°回転してしまう、スキャナ取り込みデータの一部が欠ける、追記した文字の配置がプレビューとずれる…などなど。細かい不具合も、現場が「しっかり使ってくれている」証拠だと思えば、むしろありがたい限りです。

そんな不具合も、生成AIにコードを読ませれば今のところ即座に修正案が返ってきます。コードを修正し、再コンパイルして差し替え、また報告を待つ、という高速な開発サイクルが確立しました。この手軽さがあれば、テスト配布の範囲を広げていくのもそれほど苦にはなりません。

今回の「自前アプリの配布」をやってみて、ふと一つの疑問が浮かびました。
「もし、プログラミングに興味がある他の職員にも、このAI開発環境を開放したらどうなるんだろうか?」と。

かつてExcelマクロが全盛だった頃、よく問題視されていたのが「属人化」。作った本人が異動や退職でいなくなると、誰も中身が分からない“謎のプログラム”だけが残り、結局トラブルの元になる。そんなリスクから、マクロを禁止したり、パスワードでロックをかけたりする組織も多かったはずです。

しかし、生成AIがここまで進化し、コードを読み解く力を持った今、その前提は覆るのかもしれません。

「マクロやコードにはパスワードを絶対に設定しない」
「コードは共有サーバーの決まった場所に必ず配置する」
「生成AIにコードの内容を解説させるドキュメントをセットで置く」

こういった最低限のルールで運用を縛ってしまえば、万が一作った本人がいなくなっても、生成AIがコードを読み解き、引き継いでくれる。もしや属人化という言葉が、過去のものになってしまうのではないでしょうか。

もちろん、管理する側のリスクはゼロではありませんが、現場の職員が自分たちの手で業務改善ツールを生み出せる環境は、魅力があります。すでに「自分でも作ってみたい」という職員も出てきています。思い付きで始めたツール作成ですが、これは案外面白いことになるかも。


機能追加でボタンが増えていく

(投稿者:てんちょ)

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