図面を書くのは勝手だけど・・・

ども。
タマネギのみじん切りをしていて、あやまって商売道具の手を切ってしまった担当ちゅんです。ぴえん。

本日もGIGAスクールネットワーク工事の現調です。図面と現地を照らし合わせながら具体的な機器の設置場所、LANの敷設ルートを決めていきます。
今日の学校は、事前に「難しいんじゃないか」と想定していました。校舎が非常に凝った造りをしていて、これまで我々が自営でLANを引いてきても苦戦を強いられてきた現場だったからです。先週までの別な学校の現調で、業者さんは(我々には困難な)コンクリート壁の貫通ができるとは知りつつも、不安を残しつつ現場に向かいました。

現場に到着、そして早々に一同ため息。やはり、私の不安は的中してしまいました。業者さんから「発注図面のとおりLANケーブルを引くのは無理です」と。我々の目の前には2階までの吹き抜けになったロビー。私の図面ではその吹き抜けの箇所を横断するようにLANを通すことになっていました。確かに、どうやっても無理っぽいです。
それでも「なんとかなりませんか?」と食い下がり、しばし現場で検討会議。ああでもない、こうでもないと知恵を出し合い、最終的に見えた結論は「ここに点検口を設置しましょう」。

天井裏のわずかな隙間を敷設ルートとして利用するため、天井に点検口をつくり、そこから作業員の方が天井裏に侵入することで工事可能となる方法を見つけました。粘り強く検討いただいた業者さんには感謝ですし、私としても簡単にあきらめないでよかったと思いました。
本当に、学校の現場は工事が困難なことが多いです。コンクリート造りで梁が多く、目の前の部屋にケーブルを通すことさえ一苦労。工事発注の図面を描いた私からすれば「ここからここにケーブルを通します」と書くのは勝手だけど、それを実現させる業者さんの苦労は痛いほどよくわかります。
本番の工事はこれからですが、無事に何事もなくスムーズに作業が進むことを祈っています。

吹き抜けのロビー何もない場所にLANを引く図面を描いてしまいました

(投稿者:ちゅん)


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