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経営方針

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2020年4月6日更新

令和2年度 八雲町立熊石中学校経営方針の要点

  

1 重点教育目標

「生徒が来たい学校の創造」 ~生徒指導の3機能の追求を通して~

【設定の理由】

 本校の教育目標にある、知・徳・体のバランスのとれた生徒の育成は、学校教育における永遠の課題である。自ら学びに向かい、自他を尊重し自らの未来を拓き、健やかでたくましい身体・活力をもって生活する、そのような生徒を育成するために、私たち教職員は知恵を結集し、組織として取り組まなければならない。仮に生徒が地域や家庭における所属や愛着に欠乏感があったり、発達段階における滞りがあったり、適切な躾に基づく日常生活が不安定であれば、自ら学びたい成長したいという欲求をもって、学校で受ける教育を自分事として前向きに受け、努力し、自らの成長の喜びを感じて、さらなる成長へと向かう、そのようなプラスのサイクルは生まれづらい。その意味で、学校は、地域・保護者と良い関係性をもちながら、時には助言し、面倒を見、生徒の安全・安心が育まれる生活を援助したい。そして、その先生徒が、集団や仲間、教職員を含む大人から認められ、大切にされることで、身近な人や他人の立場や気持ちを想像・理解し思いやりの心をもち、自己有用感と学級や部活動等の集団の効力感へとつながっていくことを大切にしたい。そのような学校こそが、生徒にとっては「来たい学校」であり、地域・保護者にとっては「通わせたい学校」、職員にとっては、「働きたい・働き甲斐のある学校」である。「来たい学校」を想像することによって、生徒が主体的により良い自己を目指し、学力の向上をはじめとする様々な教育活動もその効果を発揮することができると考える。

 私たちは、基本に立ち返り、生徒指導の3機能、すなわち「自己存在感」「共感的理解」「自己決定」を意識した教育活動を展開することにより、生徒が自己実現の欲求をもち、自ら意志で成長へと向かうことのできる学校、「来たい学校」を目指したい。そのような基盤に立ってこそ、知・徳・体のバランスのとれた生徒を育てるための諸教育活動は効果的に機能すると考える。

 「生徒が来たい学校を創造する」という目標は、「生徒の健全育成」、「目指す子ども像の具現」という目的のための方策、方法でもある。今年度は、「生徒が来たい学校の創造」という重点教育目標のもと、学校教育目標の実現という目的に迫りたい。

 以上の理由から学校教育目標達成のため、上記の重点教育目標を設定した。

 

2 学校経営方針

 (1)厳しさ、温かさ、強さ、優しさ、明るさのある生徒指導の展開・自己指導力の育成

 (2)新学習指導要領の視点に則った不断の授業改善

 (3)教育的使命感をもち、組織的で、粘り強い対応をする教職員集団

 (4)最悪を想定した危機管理意識をもち、生徒の生命(いのち)を守りきる体制

 (5)学校・家庭・地域の理解・協力・支援・協働で展開する教育活動

 

3 5つの具体的方策

(1)厳しさ、温かさ、強さ、優しさ、明るさのある生徒指導の展開・自己指導力の育成

 自分をさらけ出しても安心して受け止め、受け止めてもらえる、生徒どうしや教師との豊かな人間関係を求める。分かりたい、成長したい、伸びたいという人が本来持っている欲求を生徒一人一人がもつことができる、厳しさ、温かさ、強さ、優しさ、明るさのある生徒指導を展開する。そのことによって、生徒が自己指導能力を磨き、自己実現を目指す態度を養う。

 

 ○生徒同士、教師と生徒との豊かな人間関係づくりを目指し、組織的な実践に結びついた校内研修

 ○教室に居場所がある。この空間は安心できる。ともに頑張っていきたいと思える学級

 ○カウンセリングマインドによる共感的で専門性のある定期的教育相談、教師の感性を研ぎ澄ました日常的なチャンス相談

 ○本気で聞いてくれるから一生懸命自ら考え、自分の考えを伝えたいと思える、話し合い活動がある授業。考え、議論する道徳

 ○挨拶、時間、身なりがきちんとしていて、まじめに努力することが報われる規範意識の高い集団

 ○いじめは絶対にしてはいけないと堂々と言える学校の風土

 ○生徒同士が互いを励まし、教え合い、競い合い、刺激し合って成長する行事、ボランティア活動

 

 これらの活動を基に、重点として、集団における規範意識、授業規律、マナー、挨拶など、質の高い集団作りを追及する。そのような集団性を背景に、厳しく、温かく、強く、優しく、明るい生徒指導を展開し、生徒個々の自己指導力の向上を図る。そのことによって、「生徒が来たい学校」の創造を追及する。

 

 到達目標1「挨拶などの基本的な生活習慣、ルールやマナーが身についているという自他の評価が70%以上」

 到達目標2「自分の生き方を自分で切り開いていく、意欲や具体的な方法のイメージをもてる生徒が70%以上」

 

 

(2)新学習指導要領の趣旨に沿った不断の授業改善

 生徒の学力向上を具現することは、教師の責任である。新学習指導要領の趣旨を確実に理解し、育成すべき「資質・能力」を的確に捉えることが肝要である。教師が「生徒が分かる・成長する姿をみることが喜び」であり、「授業が楽しみ・好き」であり、生徒に「学び合える楽しさ」、「分かることの喜び」がある授業を目指して、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの不断の授業改善をしていく。授業で勝負する教師であり続けたい。

 

 ○課題の提示・学び合い・まとめ・振り返りの学習過程の徹底

 ○総合的な学習全体、教科の単元、大きな行事における習得・活用・探求のバランスの追求

 ○あいさつ・姿勢・聞く態度などの授業規律の徹底

 ○互いの実践から学ぶ謙虚な姿勢と豊かな同僚性

 ○習熟度別学習・放課後学習・長期休業中の学習サポート等、個に応じた指導の充実

 ○授業と家庭学習の学習がリンクし、生徒自身がマネジメントする家庭学習の定着

○見通しをもち主体的に学びたいと思う、分かるまで教えてもらえる授業や補習

 

 互いに刺激し、支え合う教師集団であることを求め、このような実践の具現化を推進するとともに、重点として、教科の「見方・考え方」を生かして主体的・対話的で深い学びを実現し、生徒が分かる、できる授業の構築を図る。そのことによって、「生徒が来たい学校」の創造を追及する。

 

 到達目標3「落ち着いた授業や個に応じた学習など、勉強面で努力できる時間が保証されていると考える生徒が70%以上」

 到達目標4「授業を通して、主体的に向き合い対話的に学び深い理解ができると感じている生徒が70%以上」

 

 

(3)教育的使命感をもち、組織的で、粘り強い対応をする教職員集団

 教育は人である。率先垂範。爽やかなあいさつを交わし、教え合い、学び合い、支え合い、職員室には生徒の話題があふれる。教職員の前向きで、挑戦する姿勢、職員室の明るく、穏やかでかつ凛とした空気が、学校全体の「学校風土」を創り出す。熊石中学校の職員は、誰一人取り残さない、粘り強い対応をすることを信条とする。

 

 ○働き方改革を意識した、効果的・効率的な打ち合わせ、諸会議の運用

 ○学校改善プランを活用した組織的な教育活動の展開

 ○ルールや常識・マナーを指導する言葉の説得力、実践的指導力

 ○学校運営委員会を中心とした適切な校務運営とリーダーシップの発揮

 ○全員がリーダーシップを発揮する組織マネジメントの充実

 ○生徒の見本となる爽やかなあいさつやボランティア精神、社会性

 ○生徒との豊富なコミュニケーションスキルと優れた社会的見識と教育的識見

 

 重点として、適切な勤務の仕方によりゆとりある生活を基にして、教職員が自己の人間性・感性・指導力を高める。そして、教育者としての使命感をもって、教育に求められる高い資質・能力を追求する。そのような、生徒を愛し、生徒から信頼される教師集団であることを目指す。そのことによって、「生徒が来たい学校」の創造を追及する。

 

 到達目標5「適切な職場環境の中で、自己の資質・能力を高めている時間があると思う教職員が70%以上」

 到達目標6「教員の授業等の指導力、人間性や人間関係等が魅力的で、尊敬できると感じている生徒が70%以上」

 

 

(4)最悪を想定した危機管理意識をもち、生徒の生命(いのち)を守りきる体制

 教育活動の中での事故や問題行動に起因する事件・事故、登下校中の事故、火災や異常気象による災害、不審者の出没、食中毒やアレルギー、感染症、心停止などの救急救命措置等々、学校では危機管理対応が迫られる場面はいつ起こるか分からない。それに加えて、職員による情報漏えいや交通事故・違反などの不祥事。一度あると他にかける迷惑の大きさと信頼の失墜は避け得ない。様々な緊急事案に適切に対応するには、職員の日常からの情報収集や危機予測、有事における対応の研修、生徒が自らの命を守る行動力・危険を予知し回避する力の育成等が重要である。

 

 ○生徒が自ら危険を察知・回避し、自らの身を守る意識・行動力の向上

 ○危険を想定・予知した生活や教育の環境整備

 ○最悪を想定し、計画時の安全の確認の徹底

 ○実効性のある危機管理マニュアルの全職員による理解・共有

 ○授業や行事でのタイムリーな場面をいかした防災教育

 ○様々な専門家を活用した安全教育

 ○教育公務員として高いコンプライアンス意識の保持と服務規律の徹底

 

 重点として、高い危機管理意識をもった報告・連絡・相談の実施、リスクマネジメント・クライシスマネジメントの遂行を図る。そのような、生徒の命を守りきり、地域・保護者が安心して送り出すことのできる学校を目指す。そのことによって、「生徒が来たい学校」の創造を追及する。

 

 到達目標7「学校は、有事に備え様々な準備や指導・教育が行われていると感じている生徒・保護者が70%以上」

 到達目標8「様々な事故・事件があっても、とっさに適切な行動がとれると考える生徒が70%以上」

 

 

(5)学校・家庭・地域の理解・協力・支援・協働で展開する教育活動

 子どもの教育は、学校だけでは完結しない。「社会に開かれた教育課程」の理念の下、地域総ぐるみで生徒を育む時代となっている。教職員は、職員同士、保護者・関係機関と意図的につながり生徒と向き合う必要がある。熊石小中学校の一貫型コミュニティ・スクール(学校運営協議会)は、4年目を迎え、さらなる活動内容の充実が求められる。

 

 ○授業・行事の教育活動の公開、通信、HP等を生かした生徒の頑張り・努力の成果の発信

 ○コミュニティスクールの推進と地域や保護者との連携・協働

 ○小中連携の活性化と義務教育9年間を見通した教育課程の構築

 ○地域の専門家の教育力・教育資源の教育活動における活用

 ○授業や行事の参観や様々な教育活動へのサポートの積極的な依頼

 ○保護者・地域・関係者へのアカウンタビリティ(説明責任・実行責任)の遂行

 ○地域の行事等への参加による健康・体力の増進や地域への愛着の育成

 

 このような活動を充実する中で、重点として、生徒の規則正しい活力のある生活習慣づくりを、学校・家庭・地域が一体になって推進する。そのようにして家庭に地域から応援され、支援され、愛され、ともにある学校を目指す。そのことによって、「生徒が来たい学校」の創造を追及する。

 

 到達目標9「教育活動の公開や連携‣協働により学校の様子がよくわかり安心できるとする保護者が70%以上」

 到達目標10「CSや小中連携により、9年間を通した効果的な教育が行われていると考える教職員が70%以上」