2024 4月6日 白水岳手前の白泉岳まで(1043.7m)

4月6日に白水岳登山に行ってきました。
計画では、朝5時半登山開始の予定でしたが、朝早すぎて二度寝をしてしまい、登山開始が7時になってしまいました。
登山はまず眠気との闘いです。

25000/1の地図に記載されている平田内温泉(熊の湯)から出ている登山道を利用して登って行きました。

登山中「4合目」などの看板はありましたが、今回ピンクテープはおそらく風化してなくなっており、ルートも雪の下に隠れてしまっており、尾根も特徴がほとんどないので、ルート選定はかなり難しかったです。

今回は幸いにも、先行者の方が残してくれたトレース(雪の足跡)があったため、かなり助かりました。
地形と地図、コンパスでおおよその現在地を把握しながら、だだっ広くて現在地を把握するのが特に難しい場所はスマホのGPSを何度か使いました。

ただ、スマホのGPSは起動しなかったりすることが多々あり、冬期は電池の消耗もかなり早いので、注意が必要です。
あくまでも地図とコンパスで現在位置を把握する補助として使う程度にするべきですね。

登山開始前の見立てでは、雪が少なくて標高が高い場所は雪が締まっていてクラストしていると思ったのでかんじきは持って行かずアルミ製10本爪軽量アイゼンのみを持って行きましたが、雪の量が思ったよりも多く、かんじきはあった方が良かったと感じました。

今回のルートはやんか山や冷水岳のルートより傾斜が緩い反面、特徴的な地形が少ないので、地形を見て現在位置を把握するのが難しいと感じました。

以下はコースタイムと装備です。

コースタイム
7時00分 平田内温泉(熊の湯)  駐車場発
8時10分 3合目 看板
8時45分 4合目 看板
9時00分 5合目 看板
10時40分 929mのピーク
11時10分 929mのピーク東の広場
12時00分 1043.7m白泉岳のピーク 着
13時20分 下山開始
14時50分 下山完了 平田内温泉(熊の湯) 駐車場着

登り5時間 (休憩含む)
休憩1時間20分 
下山1時間半

装備
バーナー 寒冷地用ガス1個 メタルマッチ ツエルト(非常用テント) アルミ製10本爪アイゼン ピッケル コンパス 地図×2 非常食1食(アルファ米) 菓子パン5個 棒状の栄養スナック2本 スティックコーヒー2本 テルモス(魔法瓶) 笛 熊撃退スプレー ナイフ2本 スマホ予備バッテリー スマホ 予備 手袋 目出帽

 

朝7時。熊の湯の駐車場に車を停めて登山を開始した。眠すぎて遅い出だしとなってしまった。

 

登山開始5分。登山道が露出している。登山道はそれほど荒れている印象は受けない。

 

看板があり、3合目からは雪がかなり残る。

 

4合目地点。70センチの長さのピッケルはかなり深く刺さり、雪の多さがわかる。

 

5合目地点。特徴の少ない尾根なので、ルート上の現在位置を把握するのが難しい。

 

5合目の上はかなりだだっ広い場所に出た。先行者のつけたトレース(足跡)がある。

 

この辺から夏の登山道のルートから外れて進む。北西方面にルートをとり進んでいった。

 

 

 

25000分の1の地形図で929m付近と思われる。かなり広く、泊りで来た時にはここでテントを張る事ができる。

 

少しずつ高度を上げていくと、徐々に海が見え始める。

 

標高が上がるほど、海が一望できる。

 

白泉岳山頂直下から日本海を望む。シンプルに続く尾根と、海が美しい。

 

白水岳と思われる山が姿を現した。美しすぎて感無量だった。

 

ほぼ12時ちょうど。白泉岳山頂で休憩をした。あまりにも天気が良く気持ちがいい日だったので、気が付くと1時間20分も経過していた。白泉岳山頂から南側の斜面は傾斜もあり、転倒したら止まらないので、アイゼンは必須。アルミ製の10本爪アイゼンは軽くてお気に入り。

 

白水岳山頂から海を一望する。道南の海側の山は特に冬は気象条件が厳しいので、低山でありながら木が少なくて眺めがとても良い。

 

白泉岳山頂から冷水岳を望む。白水岳はこの写真の左方面。

 

山頂の雪でお決まりのコーヒーを沸かすため、雪面を掘ってきれいな雪を掘り出す。

 

掘り出したきれいな雪を鍋に入れる。

 

バーナーで雪を溶かす。

 

白泉岳山頂の雪でコーヒーを作った。何の変哲もないインスタントコーヒーがとてもうまく感じる瞬間でした!

 

白泉岳山頂から奥尻島が見えた。

 

白泉岳山頂からここを20mくらいまっすぐ行き、左に曲がると白水岳方面。

部分的に木が埋まっている場所の下は落とし穴の様に空洞になっている場所が多く、気が抜けない。

この時、ここで腰くらいまで一気に埋まったので、要注意です。

来た道を戻る。特に標高が低くなると熊に遭遇する可能性が高いので、定期的に笛を吹く。

本州の山で曲がり角を曲がった先に熊に遭遇したことがあったので、見通しの悪いカーブや、先の見通せない場所は過剰なくらい笛を吹いて通過することにしている。

斜度が強い場所を通過する。

 

登るときには気がつかなかった看板があった。「白泉の滝」と書かれている。

 

白泉の滝。雪解けの水が流れる。

 

沢を渡る。

 

熊の湯の駐車場に到着。登りは5時間もかかったが、下りは1時間半だった。

あまりにも天気が良く心地よい日だったので、靴を脱いで昼寝をしてしまった。


熊べえ について

登山等、野山でひたすら遊ぶ事が好きです。狩猟、自家栽培農業、釣りなどをやって行きたいと思います!
カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です