秘密の小部屋

ども。
本日は節分ですが、早く私にも「福」が来ないかと待ちくたびれている担当ちゅんです。

さて、当室は庁舎内外のネットワークの保守を一手に引き受けていますが、職員が利用しているインターネットも、いまやこれが無くては仕事にならない電子メールも、さらに言うとパソコンを起動してログオンするためにも、実は全て「サーバー」という機器を介して行われています。台数を数えるとその数20台弱。サーバーにはそれぞれ固有の役割があり、1台でも欠けると何らかの業務に支障が出るといった具合です。

そんなサーバーですが、じゃあどこにあるのかといえば、実は職員でもほとんど足を踏み入れることのない「秘密の小部屋」に設置してあります。セキュリティ上、場所などの詳細はお知らせできないのですが、そこはもともとサーバーを設置するために用意された部屋ではなかったため、電源を新たに引きなおしたり、周辺機器を置く棚を設置したり、さらに他の部署が置いていた書類などを別部屋に移したりと、今の姿になるまでには相当の苦労がありました。

さらに、一番重大な問題が「熱対策」です。一般的に「パソコン」と呼ばれる機器は、熱対策をきちんとしないと正常に動かなくなってしまいます。デスクトップでもノートでも、本体内部には必ずファンが搭載されていて(一部ファンレスのパソコンもあります)、内部に滞留しないよう工夫されています。ですが、ひとつの大きなラックの中にぎっしり詰め込まれているサーバーは、排出される熱量が多く、熱が部屋にこもってしまうので、根本的に部屋を冷やす仕組みを用意しないといけません。

なので、「秘密の小部屋」には八雲町役場庁舎唯一、クーラーが設置されています!しかも2台も!!ですが、一般的にサーバー室に使用される業務用のクーラーではなく、家庭用クーラー。これをフル稼働させ、夏場の暑さをしのいでいます。逆に冬はサーバーから出る熱で部屋中がほんわかと暖かくて環境がいい?です。「じゃあそこで仕事をすればいいじゃないか」とお思いでしょうが、そうもいきません。サーバーが出すものは何も熱だけではないから。部屋中「ガーッ!!」という爆音で電話もまともにできない、そんな部屋なんです。トラブルがあると真っ先に駆けつける部屋なので、なるべく入ることがないのが望ましいです。

クーラー
役場で唯一のクーラーなんです。

(投稿者:ちゅん)

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キーボードを二個一

 パソコンって何故か日焼けをします。一般に日焼けすると黄色みがかって変色します。特に白色(アイボリー)系のプラスチック部分にその症状は顕著です。例えば、デスクトップの正面パネル、CDのベゼルやキーボードなどです。
 以前から手元にビックリするぐらい黄色く変色したキーボードが有りました。勿論全く正常でしてキーボードとしての役目は100%果たせています。でも、見た目が悪すぎです。綺麗に掃除して、除菌クリーナーで拭いても、誰も使ってくれません。このキーボードを付けると古くて遅いPCに見えてしまうから困ったモンです。そこで、二個一大作戦です。不良キーボードをストックしてある箱の中に、同型の物がありました。これは数個のキーが押しても反応せずNGと仕分けされていました。そこで、全キートップを移植することとしました。このメーカーのキートップは、中のプラスチック製パンタグラフに小さな爪でパッチンと填っているものです。このキートップ裏に付いている小さな爪を折ってしまうと、その部品は使えなくなります。繊細な注意と外すときの力加減で決まります。ここで下準備をします。両方のキーボードを、暖房用の温風ヒーターの上に置き十分加熱させます。勿論、直火のストーブじゃ燃えてしまうのでNGです。暖めてプラスチックの”しなり”を復活させるためです。プラスチックは冷えていると、弱い力でも割れてしまいますが、暖めると割れずに曲がるため失敗が少なくなります。こうして無事に全キートップの移植が終了しました。これでまたキーボード不良のPCが入院してきても、交換するだけで修理完了となります。ここまでの話を真似される方は、あくまで自己責任でお願いします。爪を折っても責任は一切持ちません。念のため!
 このキーボードってメーカーによっては結構高額な部品だったりします。たまにはキートップを拭くなどして大事に使ってくださいね。

キーボードを掃除するときのポイント

  1. 固く絞った布を用意する(パイル地はキートップの角に引っかかりやすいので注意)
  2. パソコンの電源を切り、キーボード(ノートPC)を裏返しにする
  3. 布でキーボードを下側から拭く(水分やゴミが中に入らなくするため)
  4. 乾いた布で、水分を良く拭き取る

 
PCを綺麗にすれば、愛着も湧き大事に使うようになり、結果パソコンは長持ちします。

黄ばんだキーボード
キートップの移植作業(上から下へ)

(投稿者:92)

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無線LANのセキュリティ対策は大丈夫ですか?

ども。
早いもので2月になりました。2月と言えば私の誕生月ですが、関係ないですね。

さて、本日は無線LANのセキュリティ対策のお話です。
最近では、デスクトップ1台のみを使っている方でも無線LAN環境を整備する方が増えました。事情を尋ねると「息子が帰省するとき使う」とか「子どもの携帯ゲーム機をネットに繋ぐ」とか様々です。環境の構築自体は非常に簡単で、無線対応のルータをモデムやONUと接続してマニュアルどおり設定するだけ。普通は標準状態でDHCPがオンになってるので、これだけでネットに出て行くことが可能となる点も普及に拍車をかけているのかもしれません。

ですが、ここにひとつ注意すべき点があります。それが「セキュリティ対策」です。無線LANを搭載したPCで電波を検索すると、自分の電波以外にもいくつかネットワークを検出することがあります。これは、ご近所さんが設置している機器から漏れてきている電波を拾ってしまうために見えてしまうのです。仮にPCに表示されたとしても、きちんとパスワードをかけておけば勝手に使われることはありませんが、私の経験上、住宅街などで10個くらいネットワークを拾うと、1つくらいはパスワードがかかっていない無防備なネットワークが見つかることが多いです(特に某Y社のネットワークが無防備なケースが多いような気がします)。

「ご近所とは数メートル離れているし大丈夫だろう」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような考えに落とし穴があります。無線LANの電波って予想以上に遠くまで飛んでいるものです。自宅の居間と二階の部屋などは余裕で通ることが多いですし、もっと言えば10メートル以上離れた屋外でも強度「高」で接続できるケースも珍しくありません。そこで、セキュリティ対策が求められるのです。最も普及しているパスワードとしてはWEP(ウェップ)という暗号があります。64ビット(5文字)か128ビット(13文字)のどちらかで、それぞれ任意の文字列で暗号化します。こうしておくことで電波を勝手に使われる危険性はぐっと少なくなりますし、それ以外にも通信中のデータも暗号化されるので、通信途中で傍受される危険性も減ります。逆に言うと、無防備なネットワーク通信では、通信中のデータを解析される危険性があるということです。

※さらに、最近ではWEPですら危険であるという報告(関連記事:BB Watch)もあり、WEPより強力な暗号であるWPAやWPA2を推奨する流れが強くなっています。ですが、困ったことに無線LANを使う理由の上位にランクインする「携帯ゲーム機の接続」にはWPAは利用できない可能性があるので注意が必要です。

まずは今一度ご自分の電波にはきちんとパスワードがかかっているか確認し、最低限5文字のWEPを設定するのが安全への第一歩です。ちなみに私、自宅では13文字のWEPを設定しています。

無線ネットワークの検索
こんな状態なら大丈夫です。

(投稿者:ちゅん)

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トラブルDAYでした

今日は一日トラブルDAYでした。

 朝席に着くと、既に机の上にパソコンが置かれていました。それも年代物のセレ700のデスクトップ型で、もう勘弁してよって感じですが、ここでは現役バリバリPCなのです。症状は「正常に起動せず」ですって。BIOSは出ますが、HDDの動作が怪しげです。あきらめて、別なHDDでOS再セットアップです。所定のアプリを入れて、個人設定(ユーザプロファイル)の復元に挑みますが全くNG!全くの新ピン状態でご勘弁願いました。こんな作業中さらに、ノートPCが立て続けに3台も入院です。何とか2台は修理・納品しましたが、残り1台は残念にもこれまたHDD不良でOS再セットアップと相成りました。これは、月曜の朝一番で納品となります。(あくまで予定ですが)

 パソコン修理では、出来る限り個人設定も元通りにして返したいのですが、クラッシュして覗けないHDDは打つ手が有りません。深入りしても良いことがないので、最近は早々に見切りを付けるようにしています。それと、パソコン修理後にどうしても現場で動作確認が必要な場合もこともあります。そんな訳で、やっぱり今日も熊石まで外勤となってしまいました。

 あれこれ忙しくしていると、携帯電話まで鳴ります。Air5G(例の無線BB)が不通らしい?札幌で回線を監視している通信事業者からの一報です。どうも、野田生方面に電波を出している総合病院屋上の無線が安定しません。月初めにも同じように不安定になり、原因不明?で直った経緯があります。一応その時は”着雪”が原因とかたづけましたが・・・。今回は高速を飛ばして来てもらい、ガリッと原因の調査となりました。結果、屋外設備の一部不良が判明しました。急遽、無線機・アンテナ等一式全てを交換することとなりました。これで大丈夫だと思われます。ブログを書いている今もサービスをご利用いただけない状態かと思います。大変申し訳ありませんが今暫くお待ち願います。障害の詳細は、ワイコム(株)のメンテナンス・障害情報をご覧下さい。

FWA突貫工事
夜でも突貫工事でメンテナンス中です

 ふーっ!これで、やっと私は帰られそうです。では皆様、良い週末を!?

(投稿者:92)

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ドコモのFOMAで高速データ通信

ども。
この時間になると若干小腹が空いてくる食いしん坊の担当ちゅんです。

さて、今日はNTTドコモがサービス中の「データ通信端末」の話です。

みなさんは出先でインターネットが必要になった経験はありませんか?必要とまではいかなくても「あればいいな」的な。そんなときに便利なのが携帯電話の電波を利用してインターネットに接続することができるデータ通信端末です。最近ではイーモバイル(八雲町は残念ながら圏外…)などが話題ですが、本日、お昼休みを利用して個人的にドコモのデータ通信端末「L-05A」の契約をしてきました。

L-05Aは「FOMAハイスピード」と呼ばれる次世代通信規格(3.5G)に対応しており、理論値では受信7.2Mbps、送信5.7Mbpsというパケット通信としては「驚異的」な速度が得られる仕様。ただし、それはあくまで使用している電波の基地局が対応していればの話であり、ドコモのサイト「ご利用可能エリア」によると受信7.2Mbpsの方は人口カバー率100%となっていますが、送信5.7Mbpsは現在のところ東京23区内の主要駅周辺のみでのサービスとなっているようです(実はこの人口カバー率に落とし穴があるのですが、その話はまたにします)。

早速テストしてみました。う~ん、得られた数字はなかなか厳しいです。当室で通信速度を測定するときによく利用している「Gooスピードテスト」での数値は平均で0.5Mbps~1.0Mbps程度。おそらく基地局がFOMAハイスピードに完全対応していないことが原因と思われます。でも、こうした通信速度は時間帯などの条件にも大きく左右されますし、一概に「遅い」とは言い切れません。いずれにしても、1Mbpsというのはウェブサイト閲覧やメール送受信には十分耐えられる速度であり、これで私も正真正銘の「モバイラー」の仲間入りができたかな?

私はプライベートでAppleのiPhoneを使用しており、自宅はBフレッツ(光回線)契約。正直なところ、今回のデータ通信端末は家計にはちょっと厳しいです。でも、最先端の技術に触れたい衝動と「どこでもインターネットに繋がる」という利便性には勝てなかったですね。

ドコモのデータ通信端末
USB接続で見た目もすっきりしてます

(投稿者:ちゅん)

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