キーボードを二個一

 パソコンって何故か日焼けをします。一般に日焼けすると黄色みがかって変色します。特に白色(アイボリー)系のプラスチック部分にその症状は顕著です。例えば、デスクトップの正面パネル、CDのベゼルやキーボードなどです。
 以前から手元にビックリするぐらい黄色く変色したキーボードが有りました。勿論全く正常でしてキーボードとしての役目は100%果たせています。でも、見た目が悪すぎです。綺麗に掃除して、除菌クリーナーで拭いても、誰も使ってくれません。このキーボードを付けると古くて遅いPCに見えてしまうから困ったモンです。そこで、二個一大作戦です。不良キーボードをストックしてある箱の中に、同型の物がありました。これは数個のキーが押しても反応せずNGと仕分けされていました。そこで、全キートップを移植することとしました。このメーカーのキートップは、中のプラスチック製パンタグラフに小さな爪でパッチンと填っているものです。このキートップ裏に付いている小さな爪を折ってしまうと、その部品は使えなくなります。繊細な注意と外すときの力加減で決まります。ここで下準備をします。両方のキーボードを、暖房用の温風ヒーターの上に置き十分加熱させます。勿論、直火のストーブじゃ燃えてしまうのでNGです。暖めてプラスチックの”しなり”を復活させるためです。プラスチックは冷えていると、弱い力でも割れてしまいますが、暖めると割れずに曲がるため失敗が少なくなります。こうして無事に全キートップの移植が終了しました。これでまたキーボード不良のPCが入院してきても、交換するだけで修理完了となります。ここまでの話を真似される方は、あくまで自己責任でお願いします。爪を折っても責任は一切持ちません。念のため!
 このキーボードってメーカーによっては結構高額な部品だったりします。たまにはキートップを拭くなどして大事に使ってくださいね。

キーボードを掃除するときのポイント

  1. 固く絞った布を用意する(パイル地はキートップの角に引っかかりやすいので注意)
  2. パソコンの電源を切り、キーボード(ノートPC)を裏返しにする
  3. 布でキーボードを下側から拭く(水分やゴミが中に入らなくするため)
  4. 乾いた布で、水分を良く拭き取る

 
PCを綺麗にすれば、愛着も湧き大事に使うようになり、結果パソコンは長持ちします。

黄ばんだキーボード
キートップの移植作業(上から下へ)

(投稿者:92)


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