地デジのチャンネルキーID

何故か地デジ放送に関して、技術的問題の交渉窓口となっている情報政策室です。最初に、お約束で、来年7月24日をもって地上波のテレビ放送は全てデジタル放送へ移行します。今、お使いのアナログ放送用のテレビ設備ではテレビ放送が見られなくなりますので、お早めの対応をお願いいたします。(詳しくはこちらをご覧下さい

さて昔から「昨日のTV見た?8時からの11チャン見た?」と言う会話が成り立っています。この11チャンネルと言うのは、八雲地区(室蘭放送局)ではHBCを指し、熊石地区(江差放送局)ではSTVを意味しています。それは、受信している放送局が室蘭局、江差局と違っているので、単に11チャンネルと言っても地域で番組が違うって理解できますよね。なので札幌や函館放送局には、11チャンなんて無いのでこの会話が成立しません。このチャンネル数字を、専門用語では周波数に割り付けられた「物理チャンネル」と言うそうです。今まではTVリモコンで、地元放送局の物理チャンネルを選局して番組を見ていました。(詳しい話はWikipediaをご覧下さい)

そこで、今回の地デジ放送なんですが「リモコンキーID」が凄いんです。TVのCMで「デジタル7チャンTV○~♪」って宣伝していますよね。そうなんです!北海道内で地デジで見るTV○は、何処でも7チャンネルなんです。札幌・函館・旭川等々何処でもリモコン7で見られるんです。(ただし、TV○は稚内・帯広・釧路・根室・網走・北見地方では放送していませんので、リモコン7を押しても見られません。あしからず)何と!もっと凄いのは、NHK教育って、日本全国何処でも地デジはリモコン2です!!NHK総合も、日本全国、原則的にリモコン1なのです。わかりやすい!でも”原則的に”なので・・・、北海道では3なのです。それは、既設のアナログTV放送局が「物理チャンネル1」を使用していた場合は、その放送局が地デジのリモコン1をもらえる決まりがあるからです。ちなみに北海道では、HBCが札幌地区でアナログ1チャンネルだったので、地デジに移行する今回も「リモコン1チャン」となったようです。

話は見えたでしょうか?この「リモコン何チャンネル」というのが、専門用語でいう「リモコンキーID」の事なんです。地デジ放送の「リモコンキーID」、「放送局」、「物理チャンネル」との関係は次のようになります。(関係分だけ抜粋)

リモコンキーID 1 2 3 5 6 7 8
放送局 HBC NHK教育 NHK総合 STV HTB TVh uhb
函館 函館 17 14 18 15 23 19 25
江差 29 13 31 16 20 33 37
奥尻大成 17 14 18 15 41 19 47
室蘭 室蘭 22 16 24 31 20 26 33
実際の設定では、何の心配もいりません。地デジTVをセットするときに、あなたの住所の郵便番号を入力しているはずです。郵便番号からTVが勝手にリモコンキーIDと物理チャンネルを結び付けてくれます。さすが、高性能家電の地デジTVですね。
 
(投稿者:92)

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廃棄処分に一苦労

ども。
「安いから」という理由だけでついパソコンを買ってしまった担当ちゅんです。

8月、小中学校の夏休み期間を狙ってPC教室の整備を行いましたが、本日はそのときに取り外した機器の廃棄処分のため、一日中熊石に行っておりました。

通常、廃棄処分といえばトラックか何かで処分場へ運んで産廃業者に引き取ってもらえばそれで終了というイメージがあるかと思いますが、この分野はそれではいけません。PC本体に収まっている内蔵ハードディスクを取り出し、ボール盤(ドリルで穴を開ける器具)でハードディスクの円盤に穴を開け、データを「物理的に」読み込めない状態にして業者に引き渡す必要があります。情報漏えいを未然に防ぐため、私たち情報担当者は皆さんの目に触れないところでこんな作業もしているのです。

そしてその数40台弱。空き家となっている某所にあらかじめ運んでおいてもらい、一気に作業開始です。ドリルでネジを「雑に」外し、ケースを「雑に」放り投げて、ハードディスクに繋がっている線は「雑に」引っ張って外します。さらにハードディスクの穴開けが終わって元の状態に組み直す作業はまさに「雑の極み」とも言える有様で、ネジが足りなかろうがプラスチック部品が折れようがお構いなし!なんだかストレス解消になりました。

廃棄前処理が終わったPCはとりあえず綺麗に陳列し、台数を数えて本日の業務は完了となりました。ちなみに、同行していた某事務所のA主幹が作業終了後にひとこと「情報の仕事ってイメージと違ってこんな肉体労働もあるんだな」とおっしゃっていました。情報職場は現場に出てしまうと意外と体力勝負なんですよ!

作業中の風景
一台一台手作業でハードディスクを取り出します。

(投稿者:ちゅん)

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鍵盤のトレンド

最近のノートPCを見ていて気がついたことがあります。鍵盤(キーボード)の形状と言うか作りと言うか、今までとは明らかに異なった物が現れました。それは、「アイソレーション型」と言われる物です。

アイソレーション(isolation)とは分離、孤立の意味で、隣り合ったボタン(キートップって言います)とボタンの間に枠を作って独立させて配置させているのでこう呼ばれるようです。呼び名は他に「キャラメルキーボード」とか「チクレット(ガムの意)キーボード」とも呼ばれたりしています。この手の鍵盤はPC黎明期からあったのですが、操作性や機能的にイマイチだったようです。しかし2006年に林檎がM○cBookで採用したことから、再び認知され始めました。最近では有名どころのV○IOやDy○abookの一部機種でもアイソレーション型鍵盤で販売されはじめました。

この鍵盤の利点としては、

  • デザイン上の目新しさ、格好良さ。
  • 各キーと枠のすき間が小さいことから内部にゴミなどが入りにくい。
  • 格子状の枠を上面パネルと一体化させ、パネルの強度を高めやすい。
  • 小さなキートップが離れているため、爪を伸ばした女性でも使える。

実際の使用感を私見で言うなら・・・可もなく不可もなく普通?かな。

でも、トレンドな鍵盤としてこれから沢山の商品が出てくると思います。なお、鍵盤を指さし「アイソレーション型」と自慢げに知ったかしても、一部のマニアにしか受けませんのでご注意下さい。

鍵盤の比較写真
鍵盤のトレンド「アイソレーション型」(左)と普通型?

(投稿者:92)

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Windowsの自動更新でPCを再起動させない方法

ども。
暑い→涼しいを通り越して、朝晩などはすでに「寒い」になりつつある担当ちゅんです。

みなさんはこんな経験はないでしょうか。
文書などを途中まで作成し、保存せずに途中で他の用を足して戻ってくると、なぜか綺麗さっぱり消えてなくなってしまっていた、なんてこと。私はこれでたびたび頭を抱えてきました。原因はWindowsの自動更新で、再起動が必要なために「5分間」という猶予とともに、勝手に再起動されてしまったということのようなのですが、「保存しますか」という確認も無くずっぱり再起動がかかる仕様はWindowsにしては珍しく不親切だなと感じます。

========余談=====================================
その昔、Windows98の時代などは、定期的に上書き保存するのが鉄則中の鉄則でした。まだまだOSそのものが不安定で、極端な話をすれば月に数回は真っ青な画面(=ブルースクリーン)を拝見するというような具合でした。それに比べてXP以降のPCは安定感抜群です。フリーズするのが珍しいほどですし、ブルースクリーンが出たものなら即故障を疑うといった具合。まあ、だから上書き保存しないんですという理由にはならないでしょうけど。
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これの対処法としては、自動更新の設定で「自動(推奨)」を選ばずに「更新を自動的にダウンロードするが、インストールは手動で実行する」を選んでおくことで回避できます。タスクトレイにびっくりマークのついた黄色い盾?みたいなのが出てきて、それをクリックしてインストールする方法に変更できます。

それでも、この方法ではインストールをしなければ更新プログラムがそのままどんどん溜まっていき、うっかり更新を忘れている隙にウィルスの餌食に…なんてこともあって、私からすれば「芸が無い」と感じます。そこで、お勧めなのが次の方法。例によってマニア向けです。

条件として各OSのHomeエディションでは利用できないという制約こそありますが、ローカルグループポリシーを使えば「更新プログラムのインストールは行うが、再起動はしない」という設定ができます。具体的には次のとおりです。

  1. [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックし、[名前] ボックスに gpedit.msc と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [コンピュータの構成] を展開します。
  3. [管理用テンプレート] を展開します。
  4. [Windows コンポーネント] を展開します。
  5. [Windows Update] を選択します。
  6. 詳細ペインで [スケジュールされた自動更新インストールに対しては自動再起動しない] を右クリックしプロパティを選択します。
  7. プロパティ ダイアログの設定タブで、[有効] を選択します。

こうすることで、私の望んでいた設定になるわけです。最初からこのオプションが機能として搭載されていない意味がわかりませんが、ひとまず一件落着です。結局は「普段からこまめに上書き保存をしておけばいいじゃないか」ということになりそうですが。そもそも、席を立つときに作成途中の文書をそのままにしておくということ自体がセキュリティの観点からもよろしくないとも。はい、反省しています。

更新プログラム
それにしてもWindowsはアップデートが多いですよね。

(投稿者:ちゅん)

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ガソリンスタンドへ行こう

以前から、調子が良くないと連絡を受けていたノートPCが入院しました。症状は、エクセルを起動すると、電源が落ちて再起動するらしい?でも今回は、電源も切れたまま停止するようです。

預かったPCを見て最初に思ったことは、随分と埃っぽいPCだと言うこと。汚いとも一寸違うニュアンスです。一応、電源を入れてみます。お~っ!ちゃんと起動するし、エクセルも使えます。よ~く耳を澄ませば、CPUファンから異音が・・・。CPUファンのベアリングがへたっている音ではなく、風通しが悪そうな音です。鼻づまりの呼吸音的な感じでしょうか?早速CPUファン周りを分解します。案の定、排気系が綿ぼこりで目詰まりしていました。外した無線LANカードの埃具合、有線LANポートの詰まり具合、お見事としか言えませんね。

こういう場合、高圧のエアーでの吹き掃除となるのですが、情報政策室では市販のスプレー缶型のエアーは、高額な割に威力も弱いので使わない(買わない)ことにしています。そこで、公用車の車庫にPCを持ち込み、自動車のタイヤに空気を入れるコンプレッサーを借りて掃除しています。これだと強力なので気持ちの良いくらい綿ぼこりが飛んでいきます。でも、ここで注意です。CPUファンには必ず順回転する向きでエアーを吹きかけます。特に素人は、排気側から逆吹きをしてはいけません。それは、埃の塊が引っかかってFANを完全にロックする場合があるからです。(他にも、モーターは順回転で最適化設計されていて、外力で逆転させると不具合が発生しやすい等々)今回の様にCPUファンを露出させてやるか、コンプレッサーの高圧を適量吹き付けるならまだしも、分解もせず缶スプレーでの逆吹きは、御法度です。

と、言う訳で入院したノートPCは、単なる熱暴走だったのであっさり完治しました。エクセルも当然無実でした。

以上の話を教訓にして、一度自宅のPCを行きつけのガソリンスタンド等へ持って行きませんか?そこでコンプレッサーを借りてゴミ掃除をしましょう。(出来れば、デスクトップPCの場合、外ケースは外した方が良いです)これでPCの寿命は確実に延びると思います。くれぐれも、吸気側の方向からエアーを吹き付けるのがポイントです。一応念のため?ですが、誤った操作でPCを壊しても我々は責任は持ちません。あくまで自己責任でお願いします。

熱暴走したPC
LANのポートまでビッシリと・・・。こうなる前にGSへ行こう?!

(投稿者:92)

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