あなたは何時まで紙なの?

ども。
出張などが続き、職場にほとんどいない「非常勤」状態が続いていた担当ちゅんです。ようやく落ち着きました。

先般、最新技術である「AI-OCR」について、とある情報担当者(同業者)と意見交換する場面がありました。AIを活用してRPAなどを今後進めていくにあたり、どうしても元になるデータが必要であり、そのためには「まずOCRで文字をデータ化しなければならない」と。それに対してその担当者からは「っていうか、あなたは何時まで『紙』なの?」という確信をつく回答を頂き、面喰いました。ですが、現状では自治体は「紙文化」であり、中長期的に見ればペーパーレスに向かっていく流れは間違いないとしても、今すぐに紙を排除することは難しい問題です。

さて、前置きが長くなりましたが、そんな紙文化のなかで重要な機器がプリンターです。本日は某所から「すみませんが、プリンターに紙が詰まってしまったので見てほしいのですが」と連絡がありました。
現場に出向いてプリンターの内部を確認するも、詰まっている紙らしきものは発見できません。紙詰まりを起こした後、担当者が紙を引っ張ってある程度取り出したようなのですが、どうやらその時に破れてしまい、紙の破片が本体内部に残ってしまったようです。

こうなるとプリンターを分解して取り出すしか方法はありません。プリンターを職場に引き上げてきて、あらゆる部分のネジを外して少しずつバラしていきます。分解が進んだところで、ようやく紙の破片を発見。千枚通しを使って紙をずらしながら、ある程度紙がフリーに動くようになったところでエアーコンプレッサーにより摘出開始。シューシュー続けること5分、ようやく紙を取り出すことに成功しました。

現場に戻り、プリンターを返却。その際に「出てきた紙はこれでしたよ」と破片を見てもらうと、詰まった紙の破れた部分にパズルのようにぴったりはまりました。これで内部に残っていた紙はこれだけだと確信し、案件終了となりました。
こんな仕事をしていると、やはり脳裏には「あなたは何時まで『紙』なの?」が浮かんできます。紙がある以上、プリンターは絶対に必要な機器。逆に紙がなくなればプリンターも不要なのですよね。私も、もっと大きな視点を持ちながら仕事をしていかなければならないですね。

ちぎれた紙パズルのピース

(投稿者:ちゅん)


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