台風の日に

ども。
先週末は北海道マラソンの応援に出かけていた担当ちゅんです。

しかし、一時はどうなることかと思いました。台風19号と20号がダブルで、しかも中心付近が当町の真上を通過する予報図となっており、町では緊急で自主避難所を開設。これでは週末のマラソンどころではないなと思っていたのですが、幸いなことに温帯低気圧に変わって以降は大きな天候の崩れはなく、事なきを得ました。

そんな状況の中、あろうことか消防署からSOSの電話。聞くと「無線LANの調子が悪いようで、通信が不安定。有線LANは問題がない」とのこと。もう少し詳しく聞きたかったのですが、状況が状況だけにこちらとしてできる限りの情報を掴んでみる努力をすることにしました。

対象のアクセスポイントに対してPINGを打ってみます。すると、ほぼ半数のPINGがNGとなります。次にその上位にあるルータにPINGを打ちます。電話での連絡どおりルータまでは正常に通信が通るようです。
次にアクセスポイントの管理画面からログを見てみます。すると、どうやら上位のルータが接続されているLANポートが頻繁にダウン→再起動を繰り返している様子。機器の再起動を試してみても状況に変化はなく、最悪の事態である「故障」が濃厚な状況と判断しました。

「どうしてこんな日に・・・」と思いましたが、これは現実。急ぎ対策を協議します。
案としては2つ考えられました。1つは現場に協力をお願いし、有線LANをHUBに接続してもらう方法。ただし、この場合はHUBのポート数に限りがあるので全ての端末は接続できません。必要な端末を選定したうえで部分的な仮復旧となります。
もう1つは故障したアクセスポイントと全く同じ設定をした代替機を用意して現地にて付け替える方法。こちらは確実な方法ですが、悪天候の中で現地作業が伴います。

どちらを選択すべきか・・・。悩みましたが、結論は「後者」です。ネットワークの不具合のせいで災害対応に支障を来すようなことはあってはならないという、ちっぽけな矜持。臨席の相棒に簡単なネットワーク構成図と無線のESSIDを伝え、現場に向かってもらいました(私は災害対応で職場待機)。結果は大成功で、ひとまずネットワークを復旧させることができました。日頃、災害への備えとしてできうる限りの対策は取っているつもりでも、「まさか」は起きます。そういう時に一番大切なのはやはり「人的リソース」なのだということを再認識しました。

故障したAP
個人的には信頼性が高いと思っていた某猛牛AP。なぜこんな時に壊れたのか。

(投稿者:ちゅん)


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