緑色の消火器

先日、南方のとある学校へ上司ちゅん氏と外勤をしました。パソコン教室のパソコンにプリンタードライバをインストールして、使用できるようにするためでした。
インストールは、上司ちゅん氏が管理ソフトウェアを使用して、教室全部のパソコンを一度に操作して行われました。自分は指示通りに作業が進んでいるかを教室の後方から、二十数台並んでいるパソコンの画面を見ながら確認を行いました。授業支援のソフトウェアは、このようなことも可能なのだと、勉強になりました。

インストール作業も無事に終わり帰社しようとした際、壁際の「消火器」が目にとまりました。「この学校のパソコン教室に消火器が置いてあるんだなぁー。」と思っていたところ、何かの「違和感」が生じました。あらためてよく見ると、消火器の上部が「緑色」でした。しかも、表面に表示されている丸印が二つしかなく、しかも色が黄色と青色でした。
貼られているラベルをよく見ると「二酸化炭素消火器」と記載されていました。

「二酸化炭素消火器」。調べてみますと、二酸化炭素を使用して「窒息消火」を行う消火器とのことでした。
一般の消火器は、「粉末消火器」と呼ばれ、普通火災(白色の丸印)油火災(黄色の丸印)電気火災(青色の丸印)に適用できる消火器なそうです。ほとんどの火災に対して使用が可能です。今回の消火器は「黄色と青色の丸印」、つまり、油火災と電気火災に特化した消火器でした。
粉末消火器は、化学薬品の粉末を噴射して消火するため、後に粉末だらけになってしまいます。しかし、二酸化炭素消火器は二酸化炭素が噴射されるため、電気設備やパソコンが粉末だらけになることはありません。

発生が予想される火災の種類によって、配置する消火器を選定する必要があることを学んだ出来事でした。

二酸化炭素消火器の写真
ノズルが太くなっているのは、二酸化炭素の気化熱による凍傷を防ぐためなそうです。

(投稿者:ふろんと)


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