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金子 博美さんを紹介します

 平成23年に奈良県奈良市から八雲町へ移住された金子博美さんを紹介します。金子さんは八雲町郊外でミツバチを飼育されています。ご夫婦はログハウスにお住まいですが、大工さんたちと一緒になって工事に携わるなど、楽しい経験をお持ちです。

八雲町へ移住したきっかけを教えてください


 八雲町を選んだのは北海道の南側で、他所と比べたら暖かいし、雪も少ないと思ったからです。道内は他にも出掛けてみましたが、八雲町には大きな病院もあって、安心かなと思いました。いくら田舎暮らしがしたいとはいえ、基本的なインフラが整備されていることは大切だと考えています。
 八雲町のホームページで目を引いたのは、移住希望者向けの「土地の無償分譲」でした。あいにくミツバチの飼育場所には向いていなかったので、分けて頂くことはありませんでしたが、インパクトはありましたね。
 町のホームページで移住体験ツアーを知り、秋・冬2回参加しました。秋(10月)のツアーに参加した際、ログハウスの宿に宿泊したのですが、宿のご主人に養蜂のことや住居のことを相談したところ、土地を貸して頂けることになりました。振返れば、この出来事が移住へと背中を押してくれたと思っています。ツアーをきっかけに本格的に移住計画がスタートしました。
 移住を決意する前から、北海道に住むならログハウスを建てよう!これは都会で働くお父さんなら一度は描く夢ではないかな。私も例外ではありませんでした (笑)。
 通常ログハウスはログハウスメーカーにお任せして、設計から材料の発注、施工までやって貰いますが、私の場合、ログハウスメーカーが軽井沢の業者さんで、北海道での工事ができませんでした。結果、施工は八雲の業者さんにお願いすることになり、ツアーでお世話になった宿のご主人が、建築会社を探すなど、全面的に協力してくださいました。ご主人はログハウスの宿を営まれていて、ログハウス建設には非常に明るい方でしたから、準備は万全でした。
 設計から材料の手配まで半年くらいで、家の工事にかかったのは二か月半くらいです。工事には私も参加しました。この工事をしてくれた大工さんや電気屋さんは八雲町で初めて得た友人となりました。とても素晴らしいスタートを切ることができたと感謝しています。

八雲町での生活を教えてください


 夢だったログハウスに住んで、ミツバチたちを観察したり、町の菜園を借りて野菜を作ったり、蜜を採るための木を庭に植えたり、暖房用の薪を割ったり・・・やれることは極力自分たちでやってしまおう、これが基本的なスタンスですね。見よう見真似で薪小屋も自作してしまいました。自分たちの手作り生活ですから、日々新しい知識は得られるし、使ったこともなかった斧やらチェーンソーやら道具の使い方を覚えたり、山菜や山葡萄を採りに出かけたり、渓流釣りをしたり・・・これは進化ですね。
 こうした日々の暮らしぶりはブログに書いています。両親や友人たちへのささやかな近況報告です。この頃では、ブログに登場する友人たちの息子さんや娘さんも読んでくれているようです。都会に住む彼らがお父さんやお母さんの近況を知る、なんて効果も上げているようで、少しは役に立っているのかな。

 

金子さんご夫婦。

 

             
八雲町郊外の金子さんのログハウス。こちらでミツバチの飼育をしています。夏の景色もいいですが、冬も幻想的な雰囲気です。

 

八雲町に住んでみた感想は?


 八雲町に移住して感じるのは、人に恵まれているな、ということです。北海道の人たちの「来る者拒まず」の気質は私たちには幸いだったと思います。ログハウス建築の時もそうでした。工事に携わっていただいた方たちとは今も友達付き合いをして貰っています。
 町内会にも入りました。ご近所様から町のことや地域のことなど、色々教えていただいています。地域に根差した暮らしをしていく上で、大切なステップだと思います。
 八雲町に関しては、自然環境は期待した以上に素晴らしく、生活環境は周辺の町村より利便性が良く、中核を担っている町だと思います。また、函館市にもアクセスしやすいというのも良いですね。
  気になるのは八雲町の将来についてです。町のコンセプトがはっきり見えないのが残念です。どうすれば町民が幸せになれるのか、何をすれば町が発展していけるのかという具体的なビジョンが提示できていないように感じます。人によって感じ方に違いはあるでしょうが、行政と町民の意思疎通がうまくできていないような気がします。八雲町が町民と共有している、もしくは共有しようとしている価値観を明確にしないといけませんね。

 移住を考えた時、不安に思ったこと、知りたかったことがあれば教えてください。

 個人的な話で恐縮ですが、退職時期を一月早まってしまいました。55歳に2週間不足して、企業年金の支給開始が5年先になってしまったのです。貯金を切り崩すだけの生活は不安なものです。そこで多少でも生活の支えになればと思い、職業訓練校でスキルアップを図ったり、アルバイトをしたりしました。現在も有期で働いています。生活の為ではありますけど、人の輪が広がるきっかけとなっていて、結果的には良かったと思っています。
 知りたいと思ったのは、町の財政や、町の将来性でした。先ほどお話した通り、町のコンセプトが見えずらいなと思いました。せっかく移住を考えても、町の将来像をつかめないようでは、移住を検討しづらい。もっとわかり易く、詳細に町の行政上の情報を入手できると安心感がありますね。町勢を正しく判断するために、同規模の市町村と比較したデータなどを用いて、わかり易く八雲町の実情を知らせる工夫をすることは、移住者のみならず、町民の方たちにとっても良いと思います。

  ミツバチとラベンダー

 

      ミツバチの飼育箱

 

  金子さん作成の薪小屋

 

移住を考えている方へのアドバイスをお願いします


 ご自身が考えている、移住後の生活を想像してみてください。都会で暮らしている今と、八雲町へ移住してからでは、得られるものが大きく異なるはずです。今の暮らしから何を捨てようとしているのか、または何が捨てられるのか。何を求めて八雲町へ移住をするのか。望むものは八雲町にありますか?移住後の自分の暮らしぶりを想像して、書き出してみてはどうでしょう。移住後の自分の姿が見えてきたら、そこが移住への入り口だと思います。前に出るのも、止まるのも、それはあなた次第ですよ。そのためにも、春夏秋冬できる限り長い期間、八雲町に滞在してみてください。八雲町で生活体験してみて、町の人達の話を聞いてみるのもいい、自然に触れるのもいい。あなただけの「八雲町」を感じてみてほしい。そして・・・冬の八雲町は必ず見てください。これが移住への試金石です。

 

ありがとうございました。

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