朝日新聞朝刊の文化の扉で木彫り熊が特集されました

やっほー!しげちゃんです。
本日11月5日の朝日新聞朝刊の文化の扉にて、木彫り熊が特集されました。
全国各地から、木彫り熊を売っているのかという問い合わせ(資料館では販売しておりません)や、「ウチにも旅行で買ったのがあるよ、がんばってね」といった励ましのお電話を5件いただきました。ありがとうございます。

紙面については、デジタル版を読んでいただくか、町内であれば朝日新聞の販売店で購入するか、図書館のブラウジングコーナーで読めます。資料館でも閲覧は可能です。
デジタル版はこちらから
(朝日新聞の該当記事に飛びます。全文を読むには無料の会員登録か、有料会員登録が必要です)

記事では様々な方がコメントをされていますが、人類学者の中沢さんは、木彫り熊資料館に来た時に柴崎熊を見て気に入り、自身がディレクターを務めた東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTでの企画展「野生展」で、ぜひ木彫り熊を展示したいということで、お貸ししたことがあります。
せっかくなので、他のみなさんのコメントをもっと長くというか、むしろノーカットで紹介してほしいなぁというのが正直な感想です。

 

さて、今回取材に来た記者から、新しいタイプの木彫り熊を紹介してもらいました。

題して、「新聞をくわえる羆」。

新聞を咥える木彫り熊
新聞も木を彫っています

朝日新聞北海道支社にあるそうです。
これは、1979(昭和53)年、販売担当員の方が異動で北海道を離れる際に、新聞販売店組織から餞別(?)として販売員の方に寄贈されたものだそうです。
それが支社に寄贈されるわけですが、そのきっかけは、「1960年代後半に、雪深い地域で四つん這いになって新聞を口にくわえて配達した」という逸話を2011年に聞き、この木彫り熊のことを思い出して寄贈したとのこと。

気にしてみれば、いろんなところに潜んでいる(潜まず堂々と飾られてるけど、意識しないとスルーしてしまう)木彫り熊。
私が知る限りでも、昨年は昭和新山で彫っていた阿野洋二郎さん、最近は阿寒湖の藤戸竹喜さんと、素晴らしい作者がお亡くなりになり、残念でなりません。
「衰退の歴史を乗り越え、魅力が再評価」と記事にありますが、これからどう作り手を育てていくのかは大きな課題だと思っています。
また、
明確な裏付けがある八雲での発祥からすると、木彫り熊は来年で発祥から95周年。
まず自分ができること…もっと調査研究をして、魅力を伝えられるよう、精進します。

…といいながらも、今月は急に埋蔵文化財関係のアレコレが立て続き、雪が降るまでが勝負な感じに。
よく勘違いされますが、木彫り熊だけやってるわけではありませんし、尾張徳川のことや、考古学だけやってるわけでもありません。能力不足で手が届かないところが多いのは自覚しておりますが、少しずついろいろ進めていきます。

よろしくどーぞ。

(投稿者:しげちゃん)


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