昭南博物館のスタンプ

 毎日新聞8月7日(水)配信の記事に、第二次世界大戦中のビルマ(現ミャンマー)とシンガポールで働いていた朝鮮人男性の日記が発見されたという記事があった。日記の写真には、昭南博物館のスタンプが押されていた。
 昭南島とは、現在のシンガポールのことで、1942(昭和17)年2月15日に日本が軍政を敷いてから「昭南」と呼ぶようになった。意味は「昭和時代に得た南の島」とのことだ。
 徳川義親侯が、自ら進んで軍最高顧問としてシンガポールに赴任したのも同じ年である。イギリスから接収したラッフルズ・ミュージアムなどを、博物館長として戦火や略奪から守り抜いたことは、『思い出の昭南博物館 占領下シンガポールと徳川侯』(E・J・H・コナー著)に詳しく記述されている。シンガポールで博物館長として在任していた時期に、知人に宛てたハガキにも同様のスタンプが押されていた。

昭南博物館のスタンプ

昭南博物館のスタンプ

投稿者:しんちゃん
 


カテゴリー: 八雲の歴史 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です