化石いっぱいな八雲の自然

やふー!しげちゃんです。
満員御礼な化石採集体験学習が今週末に迫る今!だからこそ書かねばならない、その下見風景をレポートしますー。

いやはや…今日は奉職し始めて一番忙しい日でございました。隣のあついべや祭りもよーやく落ち着いてきた感じのする資料館よりお送りします。


盛り上がり始めた頃のあついべや祭りの流しソーメン

 さて、今週末に開催される化石採集体験学習の場所と、その近くのジオ的なポイントを、おなじみジョー門氏・しんちゃんと、FMさんとWRさんを加えて巡ってきました。

 まずはノジュールが見えるポイント。

比較対象物=私

 ほぼ垂直な硬質頁岩の崖(八雲層)に、時々球状の岩石が混じってます。これがノジュールで、実は砂粒や化石を核にして、ケイ酸分や石灰分が集まって出来たものです。大きいものだと直径2mのものもあるそうです。このあたりでは大きくて1mぐらいでしょうか。このノジュールや八雲層からも化石でます。

 続いて、化石採集ポイントへ。

 ここは砂やレキからできている地層が露出していて、風雨でぼろぼろ崩れてきてます。ぶっちゃけ、崖を掘らなくても足下に積もった土の中を探すだけでも結構化石拾えたり…。

 地層をよく見ると、平行な層と傾斜する層が数10cmごとに繰り返しています。これをクロスラミナと呼び、堆積の仕方がその時代の水流の方向を表しています。この上八雲一帯は120万年前は浅い海で、あちこちから粗い砂やレキとともに貝などの化石が流されてきてました。

 そのあと、珪質頁岩が拾えるトワルベツ川へ。化石採集のコースではありませんが。
珪質頁岩は、石器の材料になる石で、旧石器時代から利用されていました。

 熊も歩いているという(ジョー門氏談)川の中をザブザブ歩いて、水切りに挑戦したり、石拾ったり、水中の写真撮ったりと遊んでいました。

 最後に、立岩を登山。
あっさり登れるんだけども、頂上は狭いので、当日はどう人員捌こうかなーと思案中。

途中には石碑もありました。
木漏れ日が良い感じに当たってました。

 と、いろいろ寄り道しながらの下見でした。
当日は化石採集して立岩登ってというコースですが、楽しんでいただけるよう鋭意準備中でございます。
小川を越える必要があるので、今から土曜日まで雨降らないといいなーと思いつつ。

おっと、書き忘れるとこでした。
下見でリアル化石ホ○ダーした化石達です。

選んで持ってきてこんな感じです。もっと選別してみると


左上から、フジツボ類、イトカケガイ、サンゴ類、ナミナガシワガイモドキ
左下から、ダイシャカニシキガイ、ホタテ類の上(右殻)、ホタテ類の下(左殻)
です。サンゴ類も出土しますよー。ひょっとしたら、海獣類の骨も出るかも!?サメの歯とか!?

それでは化石採集体験学習をお楽しみに!私の話はつまんないかもですけど、化石ガッツリ掘れますよん。

よろしくどうぞー。

(参考文献 地学団体研究会道南班2008『道南の自然を歩く 改訂版』

全部書き終わってレイアウト終わって送信ポチリしたらエラーでレイアウトからやり直しになってがっくりきてる 投稿者:しげちゃん)


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