厳しい寒さの中で…

  みなさん、こんにちは。 豆クマです🐻

  突然ですが・・・ 熊石にある この建物を知っていますか?
   この建物は…熊石漁港の近くにあります

   これは、熊石にある 八雲町の水産研究所の施設です。
   今日は、ここで行われている 主な水産の研究を 2つ紹介したいと思います。
   ここでの研究は、八雲町と北海道大学水産学部・水産科学研究院が共同で
  行っています。

   1つ目は、ダルスの陸上養殖の研究です。
   ダルスは、北海道沿岸に自生している紅い海藻です。冬に成熟して 春になると
  枯れる特徴があります。そこで、熊石の海洋深層水(安定した低温性と栄養塩の
  豊富さ)を生かして 通年の収穫ができる 完全陸上養殖を 目指しています。
  この研究が成功すると 全国初の快挙になるそうです!

   ダルス…。 私は この海藻のことを初めて知りました。ヨウ素などミネラル・
  ビタミン・抗酸化物質・タンパク質などが豊富に含まれ 「海のパセリ」と呼ばれ
  ています。 近年では 「スーパーフード」として注目されているそうです。
   ダルス陸上養殖の取り組みについて、今年8月31日にはNHK「ほっとニュース北
  海道」で生中継されました。

   2つ目は、クロソイとマゾイ(キツネメバル)をかけ合わせたハイブリットの
  陸上養殖です。
   北海道では、日本海側はマゾイが多く 太平洋側ではクロソイが多く 漁獲されて
  います。 どちらの魚も 首都圏では 高級魚として 流通しています。 しかし、
  北海道内では クロイソの値段は安く、成長が早いです。 マゾイは味がよくて
  漁獲量が少ないので 高価ではあるものの 成長が非常に遅いです。
   そこで、「値段は安いけれど、成長の早いクロイソと 高価だけど、とても成長の
  遅いマゾイをかけ合わせて 味や肉質はマゾイ 成長スピードはクロイソ という魚
  を作ろう!」ということで 誕生した魚です。

   この魚の研究も すごいです…!

   この2つの他にも ウニやアワビの研究も 行われています!

   生き物と向き合うので 毎日 様子を観察しながら取り組んだり データを
  集めたりする地道な作業が続きます。 特に、冬の研究所の中も寒く…
  厳しい環境の中で 活動していくことになります。 とても大変だと思います。

   でも、いつか ここのでの努力が 結果を結び、次への世界に つながって
  いくのはないか… と期待しています。 そして… 応援しています!

   これからも ここでの活動を 時々紹介していきたいと思います。


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