ども。
眼精疲労がひどいですが、画面を見ないわけにもいかず。職業病?の担当ちゅんです。
本日は年に1回の大切な機会である「新規採用職員向け情報セキュリティ研修」を行いました。人事担当が行っている新採用研修の中で、今年も50分のコマを割り当ててもらい、情報システムの概要やセキュリティポリシーなどについてじっくりとお話をさせていただきました。
その研修の中で、毎年の「お約束」になっている質問があります。冒頭である画像を見てもらって「この中で使ったことのないものはありませんか?」というものなのですが、今年に関しては少し聞き方を変えて「この職場で働く前までは」というのを付け加えてみることにしました。
その画像。実物は文末画像のとおりなのですが、左から「固定電話・電卓・郵便ポスト」が並んでいます。これらは今では「スマホ・表計算・電子メール」に代わってきたという趣旨で話をしており、昨年の研修時には3人もの職員が「固定電話を使ったことがなかった」ということで、本年、当町が実施中の職員へのスマートフォン貸与事業のきっかけの一つにもなったというエピソードがあります。
そして今年に関しても2人の職員の手があがりました。「具体的に何を使ったことがありませんでしたか?」と聞くと、なんと「電卓」と「郵便ポスト」。ついにこの日が来てしまいました・・・。
まず電卓に関して言えば、学校の授業(試験?)で「使用してもいい」としている例があるといったことをかなり前に聞いたことがある気がするのですが、それも今や昔。GIGAスクール構想の実現により、電卓を通り越してChromebookを自由に使える時代です。Appとして電卓機能を使うことはあっても、電卓そのものに触れる機会が無くても全く驚きません。
むしろ驚いたのは郵便ポストでした。自分が子どもだった頃を思い出してみると、決して機会は多くはありませんでしたが、例えば年賀状だったり、雑誌の懸賞に応募する時だったりにポストにハガキを投函する場面はあったものですが、今ではそれも時代ではないのでしょう。年賀状をやり取りする文化が少なくなっていますし、懸賞の応募もインターネットのフォームから申し込む形がほとんどです。だからといって「仕事をするようになるまで使ったことがなかった」というのはかなりショック。また、自分の中でひとつ「常識」が崩れていった瞬間でした。
このように、新規採用職員向けの研修では、自分たちの職場のルールなどを覚えていただくという目的がある反面、我々にとっては「世間の常識とずれていないか」を確認する貴重な場面となっています。昨年の「固定電話は使ったことがない」を事業に結び付けたように、これからは「電卓」と「郵便ポスト」についても、具体的な対策が必要になっているということなのでしょう。たいへん勉強になりました!
我々の方が教わることの多い研修といえるかもしれません
(投稿者:ちゅん)