自治体情シスとChatGPT

ども。
お久しぶりです。3ヶ月ばかり不在にしておりましたが、本日からまた元気に復帰します。担当ちゅんです。

しばらくぶりに職場に戻ったのですが、最初はなかなかリズムに乗れず苦戦しました(隣席びっく氏もいないし・・・)。それでも多くの「同業者」様や関係企業の営業さんが「待ってました」とばかりに色々と連絡を下さり、今はすっかり元通りです。というか、すでに業務に追われそうな勢いで、本当にどうもありがとうございます。

この間、ICTを取り巻く状況は相変わらずダイナミックに変革し続けており、私としてはやはり今注目のChatGPTに触れない訳にはいかないということで、先日デビューしました。
しかしChatGPTはすごいですね。試しに、今私が取り掛かっている業務のことを聞いてみようと思って「自治体DX推進全体方針を教えてください」と聞いてみたら、まあ見事にそれっぽいものが出力されます。しかも、最後の方には「以上が自治体DX推進全体方針の一例です。自治体は、地域の特性やニーズに合わせて、より具体的な方針を策定し、DX推進に取り組むことが重要です。」というアドバイス付き。これには思わず「あ、はい。」と返事をしそうになりました。

ということで、「きちんとルールができるまで禁止してはどうか」といった論議まで巻き起こっているのは、ある意味では当たり前だなと感じた次第。そのくらい「ヤバい」感じです。ですが、我々のような自治体情報部門の人間からすれば、これを活用しない手はありません。
日々、多くの部署から「これが動かない」「変なエラーが出ている」といったトラブルが寄せられますが、そうしたときに自分も分からなければ当然ネットで検索して情報を集めたりします。このときのツールの一つとしてChatGPTを活用。仮に「Windowsのイベントビューア―にDISKのアラートが出ています」と入れると、その要因とあわせて解決策まで示してくれます。

・・・と、ここまで書いてきて思うことは「あれ?もしかしてこれ、俺ら要らなくなるやつじゃないか?」と。今までは「人間にしかできないことは人間が、機械にもできることは積極的に機械が」というのが自治体DXを進めるときの肝だと思っていたのですが、いよいよ「人間にできることはほとんど機械もできる」という時代に突入しつつあるのかもしれませんね。ネットリテラシーの中には「何が正しい情報なのかを見極める」というのがあるのですが、ChatGPTの登場によりそれはますます困難なことになりつつあります。

ChatGPTGoogle検索して時間をかけて探すのが馬鹿らしくなるほどの精度です

(投稿者:ちゅん)


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コメント

  1. 杉山 由朗 のコメント:

    ChatGPTなどは正しいかのように「ウソ」が入ったり、参考文献が無いので、こういった課題がクリアされるまで使えなさそうですが、そういった点も遠くないうちに解消されそうな気がしています。

    今は役場さんでIT関係を支援させていただいてますが、私も要らなくなりそうです。

    • ちゅん のコメント:

      いつもコメントありがとうございます。
      今の時点ではChatGPTを活用することに向いている業務とそうではない業務があるように感じていて、その向いていることに活用するだけでも十分効果が感じられると思っています。いよいよ「人間にしかできないことは何か」を考えてしまう時代になったように思います。

  2. たかし のコメント:

    chatgpt+webpilotにて
    chatgptについて記載のある都道府県市町村オフィシャルなドメインのurlリスト生成を依頼したところこちらのページに到着しました。
    (現在chatgpt+町のキーワードで上位8位のようです)
    ノーコードで情報収集やスクレイピング要約を素人が行えてしまえる時代になったのは便利な反面、気が付かず著作権をはじめ法令違反してしまう事は確かに怖いことと思います。
    車が登場した時代に例えると、馬車を使っている人から見れば車は怖いですよね。
    産業革命に近い革新が開始しているのかもしれません。
    乗らない選択、理由を考えるより、乗りこなす工夫を考えていきたいですね。

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