超ウルトラCの入線口

ども。
みんなで同じものを食べても私だけが食あたりしてしまう担当ちゅんです。

とある学校にて大規模な改修が行われることになりました。とはいえ、工事の内容を確認すると弱電設備の工事は予定されていないということで、我々には直接関係ないかなと思っていた・・・のですが。やはりそうもいかないみたいです。

工事担当の職員から「光回線のケーブルについて協議したい」と連絡がありました。外壁の補修・塗装が予定されているとはいえ、あくまで電柱から引き込まれている光ケーブルです。基本的には何ら問題になるものではないと思うのですが、実は私には覚えがありました。「おそらくあの件だな」と予想しながら、協議の場につきました。

その予想は的中しました。実はその学校の光ケーブル、既存の地下埋設管などの正規ルートが水没・沈没等でことごとく利用できず、やむなく校舎の壁面に露出配線となったもの。それだけではなく、コンクリート造りの校舎内にケーブルを通す入線口が無かったため、やむなく「アルミサッシ」の端をドリルで削り、その穴を使って入線させるという「超ウルトラC」な現場だったのです。今回、改修工事の中には建具の入れ替えが含まれており、我々が開けた入線口も利用できなくなるとのことでした。

さあ大変です。言わずもがな電柱から建物までの間の光ケーブルは通信事業者さんの所有物。これを一度撤去して、再度別なルートで引き直すとなると通信事業者さんの工事が必要となります。また、そもそも「どこにも穴がない問題」をクリアしなければ再工事も手配できません。
工事業者さんとともに現場に出向き、どこかに入線口を作れないか調べます。できれば1階よりも2階にあった方がケーブルの地上高を確保できて工事が楽そうです。図面を見て、現場を見てを繰り返し、ようやく「ここ!」という場所を見つけました。工事業者さんも「ここならなんとかなるかな」とのことで、ひとまず新たなルートは確保できる見込みとなりました。

しかし、これで終わりではありません。これから通信事業者さんに工事の手配をかけ、現調に立ち合い、そして工事。既存の光ケーブルから切り替えを行い、その後ケーブルの撤去。この工事スケジュールと、改修工事の建具入れ替えのタイミングを合わせて・・・と、調整しなければならないことが多いです。多くの方のご協力を得ながら、何とか無事に乗り切りたいと思います。

図面通信事業者さんからもらった資料。「お客様施工」の穴あけ。

(投稿者:ちゅん)


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