目には見えない残り回数

ども。
寒いよりも暑い方が断然好きな担当ちゅんです。

先日、某所にある特定業務目的の端末が頻繁にフリーズするとの連絡を受けました。そうです、また保守案件です。

一般的な業務に利用している情報系PCであればそんな状態の端末はすぐに交換し、回収したあとはシステムをリカバリーするか程度によってはHDDを交換してしまうのですが、今回はそうもいきません。特定業務に使っていて、システムのセットアップを行うためには数々の設定が必要。しかもIPアドレスなど通信の設定も我々ではない別な組織が管理していて、単純にはいきません。なにより、過去のデータがローカルディスク内に保存されているので、それをバックアップして元に戻すのが大変です。

ひとまず、フリーズの原因を探ってみます。PCを起動し、まずは何から調べようかとマウスを操作しだしたところ、さっそくフリーズ。何の操作も受け付けずにがっちりと固まってしまいました。「これ、もはやダメなのでは?」と思いましたが、電源ボタン長押し=強制終了し、もう一回だけチャレンジ。今度は無事にイベントビューアーの実行まで行き着きました。すぐにWindowsのシステムログを確認すると、やはり。出るわ出るわ「DISK」のエラー。ある意味では原因が明確でホッとする瞬間です。

ですが、いつまでもホッとしてもいられません。いつ完全に止まってしまうかわからないので、急ぎ端末を回収。別なHDDにディスクのクローンを作成します。HDDが物理的に故障してしまった場合、私は「目には見えない残り起動回数」が設定されていると思うようにしています。つまり、「今回の起動が最後かもしれない」と常に想定しなければ、その目には見えない残り回数がゼロになり、二度と起動しなくなる、と。過去の経験上、それで泣かされたことが何度もあります。

今回はギリギリセーフ。無事にディスクのクローンが出来上がり、最後の仕上げでスキャンディスクをかけて保守案件終了となりました。特定業務目的の端末では、未だにローカルディスク内にデータを保存する仕様が残っていますが、それを保守する立場からすればご勘弁願いたいと思うのでした。

DISKのエラーここまで派手に壊れるのも珍しいです

(投稿者:ちゅん)


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