調達仕様に悩む

ども。
困ったことが多くて困ってばかりの担当ちゅんです。

先日から、特定の業務目的に調達するPCの仕様のことで頭を悩ませていました。
ひとつは仕様だけが示されていて、調達は町として個別に行わなければならないもの。要求されているスペックのうち、難しい点が「OSはWindows 10 LTSB2016に限定」とされている点です。仕様書を作成している先方に詳細を尋ねてみると、PCで動作させるシステムがLTSB2016しかサポートをしていないとのことで、これは必須要件になると言われました。

ご存じの方も多いと思いますが、名前は同じWindows 10でもProとLTSBは全くの別物。ドライバーの提供など、LTSBをサポートしているモデルを選定する必要があります。また、今となっては最新のOS「LTSC2019」がリリースされてしまっているので、プリインストールでLTSB2016を選ぶことがもう不可能。加えて、これは調べを進めていて知ったのですが、どうやらLTSB2016はIntelの第7世代CPUまでしかサポートしていない、と。つまり、新規導入するPCであるにも関わらず、あえて型落ちしたモデルを調達しなければLTSB2016のインストールがままならない、という状況。第7世代CPUが世界的に品薄になっていることもあって、頭を悩ませています。

また、もうひとつの案件では、先のものとは違い「OSはWindows 10 LTSC2019に限る」ということで最新のPCには対応しておりましたが、驚くことにCPUの要件が「Intelの第7世代 Core i7以上」とされていました。システム的にそこまでのスペックが必要とは思えず、華美にハイスペックではないかと感じます。
「以上」という表記があるのでスペック的には第8世代i5でもいいのかなと思い、こちらも先方に確認。すると「あくまでi7というところは変わりません」との返答。少し食い下がって「ですが、第7世代のi7よりも第8世代のi5の方がスペックは高いですよ」と質問するも「あくまでi7でしか動作保証しない」というとんでもない回答。これ、真剣に問題とすべきではないでしょうか。

どちらにも共通しているのが、OSとしてLTSB(LTSC)を指定されていることなのですが、案件的に前者の端末は要件に該当しそうですが、後者の端末はProで十分ではないかとも感じます。確かに「特定目的のデバイス」という意味では長期サービスチャネルを適用することに筋は通っているのですが、単純に半期チャネルを回避する(その方が保守がしやすいから)ためだけにLTSCを仕様とされることが横行しているのだとしたら、これも問題ではないかと思うのです。

スペックこれです。すごいですよね。

(投稿者:ちゅん)


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