パイプ・シャフト

鉄筋コンクリート造りの高層建築物には、各階を縦に繋ぐ各種配管が納められているパイプ・シャフト(Pipe Shaft)という、空間があります。私はこれを「縦シャフト」と呼び、仕事柄良く出入りしています。それは、自営でLANケーブルを引き回すためです。この縦シャフトは、昔から色々な業者さんが出入りし、様々な配管や配線を増設する「とおり道」として有効に使われています。もっとも、この為の空間ですから。

この度どうしても、新たなネットワーク配線が必要となり、2施設で各々100m弱のケーブル敷設をする事になりました。似たような工事は何度も行っているのですが、段取り良く1日で2施設を完了させたい事と、今までケーブルを出した事の無い部屋への引き込みもあったので、一応現調する事になりました。

パイプ・シャフトに入り、既設のCD管(PF管?)を利用できないかと、色々と調べましたが欲しいところに「ジョイントBOX」がありません。困りました。既設のケーブルをそのままに、ジョイントBOXを付ける方法を・・・。こんな事は、昔から誰かが悩んでいるはずです。まず、素人が思いついたキーワード「縦割り2分割」で、早速ググリました。考えが無謀(邪道)なのか、ちょうど良い製品を見つけられません。電気工事屋さんにも相談しました。「既設の配線を一度切って、BOX内で繋げば?」正論なのですが、それをやりたくないのです。やはり無理なようです。

それでも何とか、ケーブルラインを見つけ、週末にパイプ・シャフトで工事の予定です。今回のネットワークを識別するために、新色?の緑色LANケーブルも発注しました。バッチリです?!

ちなみに業界では、パイプ・シャフトのうち、電気や通信などの配線を通す専用のスペースを、特にEPS(Electric Pipe Shaft)と呼ぶそうです。

縦シャフト内のCD管
使えそうなCD管はあるのですが、ジョイントBOXがありません。残念!

(投稿者:92)


カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です