DXで加速する管理者負担

ども。
年度末の業務に着手した担当ちゅんです。

この数年で職場のシステム環境は大きく様変わりしました。決裁は電子で行われるようになり、職員間のコミュニケーションはTeams、電話連絡はスマホ。さらにファイルサーバはBoxが利用できるようになり、外部とのコラボレーションも開始。会議では紙は用いられずPCのみで進行。自分たちで企画したものとはいえ、こうして振り返ると「よくできたな」と思うところもあります。そして、これは言うまでもなく、職員の協力があってこそ実現したものです。

ですが、そんな中で大きな「課題」が潜んでいました。年度末を迎え、例年同様に職員のアカウント作成や変更の業務の準備をしていたのですが、「あれ?なんかこれヤバくないか?」と。
職場に新しいシステムが増えるということは、その裏側で管理者としての業務も増えるということ。昔は年度末の業務と言えばActiveDirectoryにユーザー情報を登録して電子メールを発給、グループウェアなど細々としたシステムにアカウントを登録するだけ(といっても苦労の歴史しかないわけですが)だったものが、今ではざっと計算して当時の倍以上の工数となっています。

それだけではなく、学校のICT環境も進化しています。大規模な自治体では学校の案件は教育委員会が処理していると思いますが、小規模な自治体では町長部局の情報担当(つまり我々)がお手伝いしている例が多いのではないでしょうか。こちらについてもGoogle Work Spaceへのアカウント登録、進級処理、卒業の処理。先生方の転入出の処理、権限の設定などなど、山のような作業量です。

何が言いたいかといえば、つまり「DXを進めることへの限界は、もしかしたら管理者負担増のところに隠れている」のではないかと。利用する側はどんどん便利になり効率化が図られるけど、その代償として裏方の管理工数が激増している。こういう話をすると「全部自分たちでやろうとするからだ。適切に業者さんに委託すればいいだろう」という意見も聞きますが、残念ながら「取り組んでいることに前例がなさ過ぎて地場の業者さんにも知見が少ない」という状況。今はまだ「俺らが汗をかけばいいんだ」でなんとかなっていますが、確実に「限界」が近づいてきている、そんな気持ちになった年度末です。

プランナー年度末・年度初めのタスクはMSプランナーで管理しています(職員2人なのに)

(投稿者:ちゅん)

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故障して進展する

てんちょです。実は最近、スマホの画面が見えにくくなってきていて、老眼の気配に怯えています。

今年度はペーパーレス化や公用スマートフォンへの移行を進めている中で、たびたび話題になっていたのが「FAXをどうするのか」という課題です。これまでも職場内でFAXの用途について調査したり、スマホ導入に合わせて廃止を検討してみたりと、できることならFAXの利用を縮小していきたいとは思っていました。

そんな中、とある部署から「FAXが使えない」という問い合わせがありました。そもそもFAXの担当は本当にこちらなのか?という疑問もありましたが、困っている様子だったので現地を見に行くことに。
確認してみると、FAX本体に回線を認識できていないようなエラーメッセージが表示されています。モジュラーケーブルが途中でスプリッタによって分岐されていたので、スプリッタを取り外して直接接続してみましたが、それでも改善しません。

こうなると、本体の故障なのか、それとも床下に消えているモジュラーケーブルがどこかで断線しているのか…。いずれにしてもすぐに判断できるものではありませんし、FAXを買い替えるにしても断線箇所を特定するにしても、即対応というわけにはいきません。
そこでいっそのこと、この機会にFAXを廃止してBoxでのやり取りにしてみてはどうでしょうか、と提案してみました。今回のBox導入によって、特定の外部ユーザーとのデータ共有ができるようになったので、FAXと同じような使い方ができるのでは?という考えです。

すると、こちらが思っていた以上に前向きに検討してもらえることに。このFAXは過去の調査で「相手からFAXでの送信を指定されている」という理由で廃止できないことになっていたものでしたが、その日のうちに送信相手へ連絡し、Boxでのデータ共有を含めたFAX以外の方法を検討してもらえることになりました。
もしかすると「廃止は困難」とされていたものも、何かきっかけさえあれば解決できるのかもしれません。


私はできることならFAXを駆逐したい派

(投稿者:てんちょ)

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「5W1H」が何一つ判明しない管理者登録

ども。
先週末に参加した会議での登壇者スライドが全て英語だったことに衝撃を受けた担当ちゅんです。

さて、新しいクラウドサービスを利用する際、まず最初に行うのは「管理者アカウントの登録」です。ドメイン認証を経てユーザーを追加していく・・・という一連の流れは、我々IT担当者にとってはお馴染みのルーチンワーク。ですが、今回その「当たり前」の工程で、前代未聞の壁にぶつかりました。

ドメインの認証自体は受けられたようなのですが、エラーが表示され、内容としては「このドメインを別な組織がすでに利用している」というもので、これ以上設定を進行させることができなくなったのです。どの企業の何のサービスなのかは書きませんが、少なくとも20年前にはすでにあったであろう「誰もが知る超メジャーなサービス」。その20年の間にどこかの部署の誰かがそのシステムに管理者として登録していても不思議ではありません。しかし、その設定が今も「有効」である以上、我々は「2番目の申請者」扱い。正当な管理者になりたいのならば最初に登録したアカウントから権限を移行してもらうか、不要なら廃止してもらう必要があるというのです。

途方に暮れました。今回の件、いわゆる「5W1H」が何一つ判明しません。想像するに、その仕組みを使う可能性という意味では教育委員会・・・かもしれない。そう思いましたが、問い合わせしても皆目見当がつかない様子。最後の手段と思い、サービスのヘルプデスクに電話のうえで起きている事象を説明。しかし、案内としては「別な方が登録されているのは事実であるが、お客様の情報なので第三者には開示できない」と。ごもっともです。ヘルプデスクの対応としては完全に正しいですが、これはもう詰んでいると言えるのでは。サービスに登録した職員はもう人事異動でその部署にいないかもしれないし、もしかしたら退職している可能性すらあります。

それでも粘り強くヘルプデスクと交渉し、「もしかしたらこのアドレスではないでしょうか」と3つほどあげてみたところ、その中に対象のアカウントがあると。「これは奇跡が起きた!」「一筋の光が見えた!」と思いましたが、次に言われたのは「そのアカウントにログインして操作が必要」と。アカウントは分かったけれど、パスワードが不明。管理者がリセットできるようですが、その管理者としてログインが不可能・・・。もうどうしたらいいんでしょう。

昨今のクラウド全盛時代、数年前に「ちょっと試してみた」程度の放置アカウントが、後になって大きな障害となるケースは今後も増えていくでしょう。そうなったとき、5W1Hが一切不明なままで管理者登録が不可能という状況は当然あり得るよなと思ったところです。ちなみに、この課題はまだ解決できていませんが、生成AIに聞いたところ「異議申し立て」という手続きができる可能性があるとかなんとか。もう正直、疲れてしまいましたがあきらめずにもう少し頑張ってみます。

エラー画面問題の画面。Entra IDでのサインインも有効にできません。

(投稿者:ちゅん)

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突然消えたネットワークアダプタ

てんちょです。相変わらずの忙しさで、中途半端に手を付けた仕事がいくつか残っています…。どうしたものか。

今朝のこと。「学校のファイルサーバーにアクセスできない」という連絡がありました。保守用端末を立ち上げて確認してみましたがアクセスできず、Pingも応答なし。当然リモート接続もできません。これは現地に行くしかなさそうです。

現地に到着してファイルサーバーを確認すると、とりあえず電源は入っています。KVMから確認しようとしましたが接続されておらず、キーボードとモニタを直接接続して状況を確認することにしました。ネットワーク接続の状態を見てみると、なんとネットワークアダプタが見つかりません。
デバイスマネージャーを確認すると、ネットワークアダプタに警告マークが…。どうやらドライバの読み込みに失敗したのか、アダプタが正常に動作していない状態のようです。いったんデバイスをアンインストールし、ハードウェアスキャンを実行。するとすぐにアダプタとドライバが再認識され、ネットワークに接続されました。さらにIPアドレスなどの設定を元に戻し、無事に接続できるようになりました。

とはいえ、そもそもなぜ突然こんな状態になったのか。原因を探るためイベントビューアーを確認してみると、午前1時に再起動された形跡がありました。もしかして定期的に再起動がかかっているのでは?と思い、タスクスケジューラも確認。確かに再起動の履歴はありましたが、定期的に実行される設定ではなさそうです。単発のWindowsアップデートの際に追加されたものなんでしょうか。

定期的な再起動スケジュールを設定しているわけではないので、どのくらいの頻度で再起動がかかっているのかもよく分かりません。もし再起動が原因でドライバの読み込みに失敗しているのだとすると、なかなか厄介です。ファイルサーバーだし、いっそWindowsアップデートを止めてしまってもいいのでは…とも思いましたが、とりあえず今回はこのまま様子を見ることにしました。


とはいえ気になるので、しばらくは定期的に確認しようと思います

(投稿者:てんちょ)

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公用スマホのOSアップデートどうする問題

ども。
3月になっちゃいました。今の時点でまだ事業に追われており、なかなかにスリリングな年度末を迎えている担当ちゅんです。

順調に運用している公用スマホですが、導入時からの課題がひとつ残っていました。それはOSのアップデートをどうするのか問題。
iOSのアップデートって信じられないくらいファイル容量大きいですよね。今、公用スマホにはiOS 26.3が配信されてきていますが、この容量が6.46GB。一般的なスマホのパケット上限(いわゆるギガ数)は7GB/月とかが多いですから、もしこのアップデートをモバイルデータ通信で行ってしまえばそれだけでほぼ上限に達してしまう、そんな感じです。

そこで、以前から準備を進めていたのですが、満を持してWi-Fiへの接続を試すことになりました。業務とは関係のないインターネット回線を用意し、それに接続できるSSIDを作成。スマホ側にはMDMで構成プロファイルを設定することで指定の電波を自動的に掴むことができます。こういう管理は驚くほど便利で、しかも簡単です。「もしかしたらちゃんと動かないかも・・・」といった不安はあったものの、やってみないことには始まりません。職員にはあくまで「試行的に実施してみます」と案内のうえで、いざ決行!

さて。次に何が起きたのかはご想像のとおりです。およそ300台の管理スマホが一斉にWi-Fiに接続され、これまで保留されていたアプリのアップデートやら何やらが殺到した結果、Wi-Fiの速度が下りで0.1Mbps(ISDN時代か!)まで落ち込み、ネットワークがほぼ即死する危機的な状況が発生。想定内といえば想定内でしたが、一晩経っても改善せず。音声通話についてはVoLTEなので特に問題はないのが救いではありましたが、電話をかける際に利用しているクラウドの電話アプリを開くことができません。それでも1時間ほど粘ってみたものの、業務への支障が大きすぎると判断し、やむなくWi-Fiの設定を消去。現在に至ります。

iOSのアップデート問題、考えてみればGIGAスクール構想でiPadを導入された大規模校ではどのように解決しているのか。従業員数が1000人を超えるような大企業ではどう対応しているのか。大規模組織には必ずこの壁を乗り越えた先人がいるはず。対応が後手後手になるのはツラいところではありますが、事例などを調査して良い方法を見つけたいと思っています。
※ちなみに、現段階ではMacを利用する「コンテンツキャッシュ機能」を利用するのが定石なのかなとは思っています。

アップデートちなみに、私物のスマホは容量が不足しておりアップデート自体が不可能です。

(投稿者:ちゅん)

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