校長挨拶

　今年度の重点教育目標は「自らを学び鍛え、良さを伸長し合える生徒」の育成です。生徒、保護者・教職員の思いを融合させ、自ら学力・体力の向上に励み、人とのコミュニケーションを大切にし、思いやりの心を育むとともに、学校や地域、ふるさと八雲町に貢献できる生徒の育成を目指し、教育活動を進めてまいります。保護者・地域と連携し、学校の組織力の向上に努め、実効性のある教育活動の展開を図っていきます。生徒にとって「通いがいのある学校」、保護者・地域にとって「信頼できる学校」、そして教職員にとって「存在感を実感できる学校」となるよう努めていきます。

　さらに、学校経営の重点として「授業改善（読解力・Ict活用）の八雲中」を掲げ、校内研修の中心に位置づけ、各教科等の中で読解力の向上を目指した授業を積極的に展開、全教職員が「間違い」や「誤読」に気付かせる学習指導を行うことを通して、生徒の言語能力の向上を図ってまいります。昨年は、その成果を町内の各学校へ還元、生徒一人一台端末を効果的に活用し、授業改善を意欲的に進めるとともに、コロナ禍における学びの保証の実現に向けてオンライン授業を展開するなどの取組が高く評価されたことから北海道教育実践表彰を受賞しました。

　急激に変化する現代社会において、現状維持にとらわれず新しい学校文化を築くこと、伝統と先進性を融合した教育活動を進めるとともに、本校生徒が充実した有意義な毎日を過ごすことができるよう、生徒一人ひとりを大切に教職員が一丸となって支援してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校　長　　柴　野　貴　史