「からっぽのやみ」って「空っぽの闇」!?

 みなさん、こんにちは。 豆クマです🐻

 今日の熊石は、青空です。 風は冷たいですが、お日さまの当たるところは 暖かいです。 春の陽気です☺ 

 先日、「フキノトウをてんぷらにして食べたよ! 美味しかったよー。」と言う話を聞きました。 熊石のおうちでは 食卓に山菜の料理が 少しずつ並ぶようになってきました。 春がやってきています。 嬉しいです!

 ところで みなさん、「からっぽのやみ」って知っていますか? 

 私は、この言葉を聞いて なんかの本や映画のタイトルかな?と思いました。

 「からっぽのやみ!?」「空っぽの闇!?」

 「からっぽのやみって何ですか?どういう意味なんですか?」と聞くと、
 「これは、熊石では よく使う言葉だよ。怠け者。面倒くさがり とか ぼんやりする とか… そういう意味かな」 と、教えてもらいました。

 私は早速、「北国くまいし おもしろ言葉 (方言集)」で調べました。

 『からっぽねやみ(カラッポネヤミ)…怠け者。仕事をしない人。
                  うちの父さんはからっぽねやみで困る。』
 と、書いてありました。

 「からっぽやみ」ではなく、「からっぽやみ」で記載されていました。

 その他に調べてみると、「からぽねやみ」と言うこともあるようです。

 この言葉は、北海道や青森、秋田の一部地域で使われている方言で 基本となる語形は、「からほねやみ」だそうです。「からほね(涸ら骨)」は、ただ単に「骨」「白骨」「骸骨」と言う意味です。怠けることを「骨惜しみする」と言い、そこから来ているそうです。更に、「やみ」は、「闇」ではなく、「病み」でした。

 「空っぽの闇」ではなく、「から骨の病み」でした…。

 なるほど。ちゃんと意味が分かって納得です。 

 私は、まだ実際に会話の中で 聞いたことがありません。 これからきっとどこかのタイミングで 出会う「からっぽのやみ」…。 楽しみです☺

 

  
昨日は、夕日がとってもきれいでした。 今朝は、サクラマスを釣る人たちが海岸に…。


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