骨までしゃぶる

ども。
週末留守にして帰宅してみると、駐車場に信じられない量の雪が。だから冬って嫌い!担当ちゅんです。

本日は朝からSOS電話の多い1日でした。
特に重症だったのは「レーザープリンタのスイッチを入れたらガーッと大きな音がして止まってしまう」という某K育委員会からの連絡。担当者の方いわく「先週末、最後に使ったときには何の問題もなかったんだけど、今朝出勤したらこんな状態です」とのこと。なんとも不思議な話ですが、こういう事例は実は少なくありません。週末事務所が冷え込んだときに油でも切れたんでしょうかね。

ということで、原因を調査すべく「レーザープリンタばらし」を開始。基本的にはドライバー1本で分解できます。初めてこの作業をしたときはドキドキしましたが、今では何のことなくどんどんネジを外していきます。ケースを取り外して駆動部を露出させ、ギアを手で回してみます。

ガリッ…、あぁ、これだ…。

そこには見事に磨り減ったギアが。紙が詰まった状態で無理に力がかかって壊れてしまったと想定されます。さあ、そしたらどうするか。ふと、先日庁舎内で廃棄に上がってきたプリンタのことを思い出しました。修理に来たプリンタと同型なのですが、別な場所が故障したために仕方がなく廃棄扱いにしたものです。ここまで来たらもう予想つきますよね?そうです、2個1作戦決行です!

そんなこんなで、組みあがったプリンタのスイッチを恐る恐るオンにして、ウィーンという正常な動作音にホッと胸を撫で下ろし、修理完了です。普通は壊れたらもうそれでおしまいとなるプリンタも、当室では部品取りとして「骨までしゃぶります」。ここまできっちり使い倒される機器は、ある意味幸せなんじゃないかなあ。

2台のプリンタ
毎度のことですが、どこのメーカーか分かりますか?

(投稿者:ちゅん)

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聖夜とアンドロイド

アンドロイド(Android)って最近よく聞いたり、見たりしていませんか?

携帯電話がいつの間にか「スマートフォン」と呼ばれる携帯型PCの電話機能付きに置き換わろうとしています。全ては林檎のiPhoneから始まりました。"d"や"a"の付く通信事業者も、多種多様な「スマートフォン」を"s"に負けじと発売しています。CMでは、Lady Gagaが一歩リードと言ったところでしょうか。さて、スマートフォン=電話機能付き携帯型PC と書いたのは、もうその機能は携帯電話ではなく紛れもなく「パソコン」そのものなんです。PCと言うからには、オペレーティングシステム(Operating System)が存在するわけです。要は、Windows、Mac OS、MS-DOSとか聞いたことありますよね。そう「基本ソフト」と呼ばれる物なんです。(今日のブログは難しくなりそうな予感?)

ゲイ○氏率いるマイク○ソフトのWindowsと、アッ○ルコンピューターのMac OSが、PC界では大手とされています。では、スマートフォン用のOSは、何なんでしょうか?iPhoneは、アッ○ルの製品なので、iOS(iPhone OS)が組み込まれていますが、後発の"d"や"a"の製品には「アンドロイド」が採用されています。このOSは、検索エンジンでお馴染みの米国Google社が、スマートフォンやタブレット端末専用として無料で各社に提供しています。無料なので国内外の多数のメーカーが採用しており、スマートフォン用OSとして世界でトップクラスのシュアを獲得している物なんです。このアンドロイドの種はLinuxなのですが、様々な技術の複合体と化し「Dalvik VM」なるGoogle社オリジナルの仮想マシン上でアプリケーションが動作しているのです。(一体、何のこっちゃ?)

アンドロイドの何が凄いのかと言うのは、この無料な事に尽きます。ソフト開発用ツール「Android SDK」やランタイムとライブラリーの開発用「Android NDK」までご丁寧に無償提供されているんです。そして肝心要のソースコードも全て公開され、改変も一切自由とされています。何とも太っ腹のGoogleである。(ん・・・影で何を企んでいるかは全く不明です)

アンドロイドの開発コード名の面白い話を一つ

国内初のAndroid OSであったver1.5を改良したver1.6の開発名は「ドーナッツ」 、ハードウェア速度を最適化して、実用域に達したと言われるver2.1は「エクレア」 、そしてAdobe Flashも使える最新版のver2.2は「フローズンヨーグルト」 と呼ばれていた。まあ、何と甘党な開発者集団なのでしょう!

ともあれ、我が家にもサンタが「アンドロイド」もって来ないかしら?でもFFストーブなので無理かな?

Android Goodies
Androidの公式キャラには名前が無く「Android Goodies」と呼ぶらしい。

(投稿者:92)

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次長仕分け

ども。
N○FSのみなさま、ご覧頂いてますか?業界内で密かな話題となっているブログ執筆者、担当ちゅんです。

今年、一番印象に残ったことは?的な話題が連日テレビを賑わす師走の暮れ。流行語大賞も決定して、今年は「ゲゲゲの」だそうです。私の周囲では一切聞きませんが、流行っていたのでしょうか。にわかSE的に選ぶならもちろん「3D(テレビ)」といきたいところですが、私は個人的に「2位じゃダメなんですか」です。事業仕分けというネーミングもナイスでしたが、その象徴とも言える一言でした。実はこの発言自体は2009年11月と「去年」のできごとなのですが、流行語大賞的には2010年にリストアップされていました。

そんな「事業仕分け」ですが、実は当室でも現在進行中の仕分けがあります。
業務に使用するアプリケーションを整理して、年の瀬に一斉棚卸しを行おうというこの計画、名づけて「次長仕分け」。当室で基本とするアプリケーション以外のものを業務で使っている場合、用途を申告していただいて、その可否を含めて仕分けします。

その中で特に喧々諤々としているのが、ワープロソフトの関係。当町では標準アプリケーションとして某M社のワープロソフト「W○rd」を使用することと内規で定めています。しかし、根強い人気なのが某国産ワープロソフトの「I太郎」(両方とも伏字の意味ない?)。特に、自分だけなら使用を我慢できても、メールなどでI太郎の文書が添付されてきたりすると、その変換に大変苦労するとのこと。さらに厄介なのが、I太郎を入れると一緒にインストールされるAt○k。こちらは言わずとも知れた「頭の良いIME」で、I太郎以上に依存度が高いアプリケーションです。I太郎を削除する=At○kも一緒に削除されるということが、結構大きな影響を及ぼします。

担当としてはいっそ、表計算ソフトは「E×cel」、ワープロソフトは「I太郎」としてしまいたい気持ちもあるのですが、如何せんPCはそんな買い方ができないわけで。このご時世、最初からW○rdという世界標準のワープロソフトがインストールされているのに、同種のソフトを追加で買うような予算は認められるハズもなく。泣く泣く、仕分けているというのが実態です。どこかで悪者にならなければ、仕分けなどできるハズもないという意味からすると「2位じゃダメなんですか」と発言した蓮舫議員の気持ちも少しは理解できるな、と感じます。

違いが分かる?
全く同じことができるハズなのですが。慣れるまで時間がかかります。

(投稿者:ちゅん)

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2つの画面

先日、にわかSEのブログ一周年を書いたところ、一部のマニアから質問がありました。それは、私とちゅんが使っているPC環境についてです。「2人ともノートPCとデスクトップPCの2台を使っているの?」と言うものでした。

先日の2人の棲息状況を公開した画像には、黒い天板のノートPCと白い背中の液晶モニタが映っていたためだからのようです。私もちゅんも他の職員と同様にノートPCが一台しかあたっていません。では「あの白い背中の液晶モニタは何んなの?」ですよね。実はノートPCに繋いで、マルチモニタ(W画面)で使っています。

普通ノートPCにも外部モニタの端子(ミニD-Sub 15ピン)が用意されています。分かりやすい用途は、プロジェクターを繋ぎ、PC画面と同じ物を大きく投射したりして使う方法です。見たことありますよね。でも私たちは、それとは違うもう一つの方法で使っています。それが「マルチモニタ」です。単に同じ画面を2箇所に表示するのではありません。ノートPCの画面を「主」として繋いだ外部液晶モニタを「副」として、表示出来るエリアを2倍にしてしまうのです。画面のプロパティの設定タブから、このディスプレイ設定が出来ます。(PC、正しくはGPUの性能によりこの機能が使えない場合があります)設定の勘所は、副側で「Windowsデスクトップをこのモニタ上で移動できるようにする」を有効にすることです。そうするとマウスポインターも2つの画面を自由に往来出来るようになります。当然、開いているウィンドウも移動させられます。凄く便利です。インターネットで見つけた解説を、副画面で表示させておきながら、主画面で作業をする等に使えます。画面の解像度が違っていても問題無く表示可能です。

最近のデスクトップPCには、外部モニタ端子が予め2個(双頭)仕様となっている高性能型も売られています。また、マニアックなビデオカード(A○D社製RA○EONのHD5千番台とか)では"Eyefinity"という特殊な機能が使え、3画面から最大6画面の表示が出来るそうです。オタッキーなデイトレーダーやゲーマーなんかが、これで沢山のモニタを使っているようですね。

1台のPCにモニタが6枚なんで、凄い話ですね!でもキーボードとマウスは1組だけ?・・・実はあるんです1台のPCから複数のキーボードとマウスそしてモニタを繋ぎ、バラバラに動作する蛸の様なPCが!ただ今当室では「デモPC」を依頼中です。これは、小規模な学校PC教室にと考えています。

マルチモニタは便利の図
このようにアクティブなウィンドウが移動できます。超便利です。

(投稿者:92)

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恐怖の停電作業

ども。
このところ一日おきにラーメンを食べる生活が続いている担当ちゅんです。

先週土曜日、庁舎が電気保安検査のために停電となりました。時間にして10分くらいでしょうか。停電になるということはサーバー室の電気も落ちるということで、情報担当者は停電30分以上前に出勤して、一台ずつ手作業でシャットダウンする業務となります。UPS(無停電装置)は設置してありますが、あれは数十分単位での電源補助を想定しているものではなく、あくまで「停電時に安全にシャットダウンするための機器」だと私は思っています。

そんなことで作業開始。次々サーバーにログオンし、シャットダウンを行います。WindowsベースのサーバーからLinuxベースのサーバーまで様々。さらにサーバーの仕様によってはシャットダウン前にデータベースを停止させなければならなかったりと、ただでさえオツムの弱い担当ちゅんは軽いパニックに陥りながらの作業。当初の停電予定時間に少し食い込みながらも何とか全台のシャットダウンが終了し、いよいよ停電!

…と、思ったら落ちません!電気が。
何と、今回対象となっていたブレーカーはサーバー室とは関係のない系統だったらしい。がっくり。

まあ、そういうこともあります。気を取り直して今度はサーバーの起動に取りかかります。次々と起動していくサーバー群を眺めていると、まるで子供のころに憧れた「メカのある秘密基地」のようです。いつもうるさいサーバー室に静寂が訪れたのも一瞬のこと、再び「ウィィィィン」という爆音に包まれていきます。そんなとき…

「ピーッピーッピーッ…」と聞きたくないビープ音が。

やっちゃいました。RAIDを組んでいるストレージサーバーのハード障害。シャットダウン作業のパニックの中、きちんとシャットダウンされているのか確認しなかったことも原因かも…。不幸中の幸いなのはRAIDを組んでいるのでデータに影響は無いということ。再構築作業を行い、事なきを得ました。

サーバーというのは常時起動する前提で作られているので、普通のPCよりも丈夫に作られていますが、どういうわけか電源のオン・オフの際に故障してしまうことが多いように思います。走っているときは異常の無かった車が、一度エンジンを切ったらかからなくなってしまったようなものです。担当者としては停電作業はちょっとした「恐怖」なのです。

やっちまいました
左側のやつ。エラーが出てますね。わかりますか?

(投稿者:ちゅん)

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