熊石福祉センター解体

ども。
過去に自分が構築したWebサイトの構造が理解できずに苦労している担当ちゅんです。

現在、「熊石福祉センター」は建て替えのため、建物の解体作業の真っ最中。この解体の様子は、1月22日の熊石ブログ「熊石冬景色」でも伝えられているところです。旧熊石町出身の私からすれば、この福祉センターには幼いころからの数々の思い出があり、実際に取り壊しているところを目の当たりにしたときは「うわぁ…」と声がでました。
ですが、施設の老朽化は否めませんでしたし、次に建つ予定の「新センター(仮)」は町民の方からの意見もとりいれられて、様々なニーズに対応できる施設となるようです。

当室では、そんな施設内のネットワーク回線などの構築のお手伝いもしています。
いまどきの公共施設ではインターネットが使えることが当たり前です。会議などで使うことができる回線があるのはもちろんのこと、お客さんも自由に使える回線(FreeSpot等)があればベストです。しかし、普段は無人となるセンターに、常時使うことができる通信回線を用意するのは、ランニングコストを考えるとなかなか厳しいという実態があります。

そこで、当室では「新センター」に向けて無線LANによる通信回線の提供(ビル間通信)を模索すべく、先日、現調に赴きました。もしかしたら、熊石総合支所と「新センター」との間に見通しがあるのでは…?と目論んだのですが、結果としては「う~ん…、大丈夫…だよな?」という感じ。今は建物を取り壊すための足場が組まれているので何ともいえないのですが、建物自体は目視できそうです。しかし、建物周辺の木に葉っぱがしげる季節になればどうなのかといえば、少々自信がありません。

この「葉っぱ」には、無線LANでの通信をする際に幾度も痛い思いをさせられています。冬に調査をしたときは全く正常だったはずが、夏になるとどうも通信が不安定という場合は、このパターンであることが多いのです。
ひとまず、今回の調査では「構築可能」という判断をしつつ、木々の成長を見ながら再度調査をすることにして、現場を後にしたのでした。

熊石福祉センター解体中の風景
熊石総合支所の屋上からは、このように見えます。手前の木が微妙ですよね。

(投稿者:ちゅん)

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線名札

HUBやルーターには、何本ものLANケーブルが集まってきます。それらのケーブルを見栄え良く、分かり易く捌く(引き回す)ことが重要です。駄々草な仕事をすれば、後で泣きを見ます。そんな訳で、休日出勤の現場で使う、「線名札」を予め作っておくことにしました。

我々は単に「名札」と呼ぶことが多いのですが、正しくは・・・「線名札」「線銘札」「ケーブルタグ」「ネームタグ」と諸説ありますが、ここでは「線名札」で、話を進めたいと思います。普段は全く適当で、LANケーブルの外被に油性マジックで書いたり、ガムテープに書いて巻きつけたりしていました。カッコ悪です。それで今回は「線名札」をキチンと付けて、2年後に予定されている、再移設時に困らない仕様にすることにしました。

線名札は、極力小さい小判型(10×20mm)を調達。ベーシックな紐で縛るタイプです。文字は手書きでも良いのですが、今回は6mmのテプラで名前を貼り付けます。LANケーブルの回線上位側には「To 何処どこ」、下位側には「From 何処どこ」と名前を付けます。線名札が小さいので、2段書きでも書ける文字数に限界があります。本当は「To ○棟○階EPS、○○HUB」って書きたいのですが・・・。理解できる範囲で、省略省略です。完成品は、リムカで台紙に貼り付けました。これで完璧?

線名札
作った線名札は、約50枚。紐の巻き付け方も勉強済みでイイ感じです!

(投稿者:92)

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いってこい

ども。
外勤中のホワイトアウトに思わず笑ってしまった担当ちゅんです。実際には笑いごとではなく、普通に身の危険を感じましたが。

どこに外勤していたかというと、本日は終日、熊石方面へ。本年5月に予定しているネット回線切替(FTTH化)の予備調査のため、電話屋さんに動向しており、猛吹雪に見舞われる中でひたすら電話屋さんの作業を見守るという業務でございました。

役場の出先機関や小中学校の回線を切り替えるにあたり、実際に現場に赴いて、建物に引き込まれている電話回線の位置を確認し、建物の中の配線ルートを確保していきます。各施設には完成時の図面がありますから、事前に配管のルートはわかっています。その管の中にあらかじめ「呼び線」を通しておけば、本番の工事がスムーズに進むというわけです。

ですが、どうにもこうにも、図面どおりにいかないのです。特に学校は、ここ数日で10校ほどを訪問したのですが、すんなりと調査が終了したのはなんと1校のみ。その他は、既存の電話ルートが使えませんでした。具体的には地下埋設の管が腐食or凍結により通らない、管が細すぎて通線用スチールが通らないなどなど。最初のうちはがっかりもしていましたが、最後の方になってくると「通らないのがデフォルト」な気分になりました。

で、前置きがずいぶんと長くなったのですが、本題。そんな難航した現場調査の中で、とある学校にて作業中の電話屋さんのやり取りが面白かったのです。
聞くと「どうする?スチールは通らないんだべ?じゃあ『いってこい』するしかねーべさ」、「『いってこい』すれってか!?ほんとに大丈夫か?」と、なにやら『いってこい』という単語がたびたび登場するのです。

実は『いってこい』というのは、いわゆる「業界用語」なのです。通常、配管の中に線を通すには、前述のとおり呼び線を通して、それにケーブルを結び付け、呼び線を引っ張るのですが、どうしても作業が難しい場合、やむなく「既存のケーブルに新しいケーブルを結んで、既存ケーブルを引っ張る」という手法が取られます。要するに、新しい線を追加するのではなく、置き換えてしまうのです。これを、電話屋さんは『いってこい』と呼んでいたのです。古い線が「行って」、代わりに新しい線が「来い」というわけですね。

私たちもこの手法はよく使いますが、まさか業界用語があるとは思いませんでした。今度からは職場でも『いってこい』という言葉を使おうと思います。

作業中の風景
オレンジの線が「スチール(ワイヤー)」。これが通らないので、グレーの線で『いってこい』しました。

(投稿者:ちゅん)

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16TBのNAS

先日来、悩まされ続けているNAS障害ですが、抜本的な解決に向け動き始めました。10数か所の施設に、それぞれ1TBのNASを設置していたのですが、もう降参です。

元々、そんな匂いがしていたので?新年度でガリッと整備予定だったのですが、待ちきれなくなりました。大切なデータを消失させる訳にはいきません。責任取れませんもの!!急きょ一部前倒しで、新システムを構築することになりました。今後は各施設に分散していたNASを、一個に集約してデータを管理するのですが、とりあえずNAS1台だけを調達し、仕組みづくりをします。どうしようもなくなっている3施設分で近々仮運用の予定です。NASは、窓のストレージサーバ2012R2SEで、容量は16TB、RAID5で使うので12TB位の実容量でしょうか。

さて猛吹雪の今日は、室内でサーバの取り付けです。我々が関与しているサーバ室の中で、一番環境の良い某所での作業となりました。先客に同形状の4TBのNASが付いていましたので、その下に・・・。ん?何だか4TBのマウント方法が変です!!前面にスライドして出ては来ますが、ハンドルも無ければロックもされていません!これじゃダメじゃん!!誰が付けたのかはさておき、直すことにしました。でもロックするネジが付くハンドル等がありません。仕方がないので2台とも、左の片方仕様で・・・お茶を濁すことに。まあ、問題ないでしょう。

作業終了後、余った部材や説明書類を片づけていたら出てきました。4TBのハンドルやロックネジ取り付け金具と数種類のネジ類が。なんと!未開封です。しばし困惑しましたが、やはり左右両側にハンドルを正規に付けることにしました。2度手間になりましたが、納得の仕上がりとなりました。でも残念ながら諸般の事情で、設定は来週になりそうです。それまで今のNASが逝かないのを祈るばかりです。頑張れよって!?

片側ハンドル仕様
左片側ハンドル仕様。この後、ハンドルを見つけたので両ハンドル仕様に直しました。

(投稿者:92)

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懐かしいチョコレート

ども。
やらなければならないことが次から次と現れます。ゴールが見えない中で、もがき続けている担当ちゅんです。

いよいよ、八雲総合病院の建て替え関係の業務が具体的に動き始めました。現在、当室では病院内のネットワーク回線の切り替えの業務にあたっています。
実は、既存建物の取り壊しとなる部分に電話の主装置やら我が社のルータなど重要な機器があったので、これらを全て撤去し、どこかの部屋に移設しなければならなくなったわけです。この辺の話は、先日上司92氏が「お引越し準備」として記事にしていました。

この「お引越し」ですが、あくまで新しい建物が建つまでの間の「仮設」です。とりあえず工事期間中にネットワークを使える状態にさえすれば良い(といっても2年間ですが)ので、がっちりしたボックスがあるわけではなく、引っ越し予定地には無造作に「コンパネ」が配置されています。ここに、ルータやハブなどを固定していきます。

ルータやハブを固定する方法にはいろいろあります。例えば取付場所が金属の場合は磁石で固定したり、機器の裏側の溝にネジをはめ込んで固定したりと様々です。棚板があれば、転落防止のバンドなどをして棚置きというパターンもあります。
しかし、今回の相手は「コンパネ」です。機器にはネジ止めする穴などありませんから、どうにか工夫をしなければ固定ができません。

そこで登場したのが、文末写真のような金物です。まるで懐かしい「メガネ型のマーブルチョコレート」のようですが、こんな部材があるんです。これを適当な長さで切り、ペンチを使って曲げ、機器に固定。するとあら不思議!壁面に取り付けるためのネジ穴が登場するではありませんか。あとはコンパネにネジで固定するだけで綺麗に機器を配置できる予定です。
現場では極めてスマートに施工できるよう、頑張っていきます。

マーブルチョコレート
説明よりも写真を見てもらえればよくお分かりになるかと思われます。

(投稿者:ちゅん)

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