ども。
最近、ブログの内容が難しすぎるとご意見を頂いた担当ちゅんです。ごめんなさい。
この夏、熊石国保病院が新築移転することになっています。その話題については時期が来たらブログに書くことになると思いますが、本日はそれに関係する業務。実は、現病院から近傍の公共施設へ屋外無線のネットワークを構築していて、病院が移転する前にルート変更が必要となっていました。その現場、過去に私も関わっていたとはいえ、設計は元上司92氏が行ったもの。結構トリッキーな構成で読み解くだけで一苦労。ネットワーク構成図を見ながら思案し、ようやく変更後の構成が固まり、現地での作業となりました。
あらかじめ施設の図面を手に入れて配線ルートは確認済み。その施設はまだ新しいので、LANケーブルを通す前提での設計がされていて、天井裏には配管があると。それであれば、我々はその配管を利用させてもらい、新たにLANケーブルを数本、天井裏に通す作戦を立てました。
現地に到着し、すぐに天井の点検口を開けて確認、そして、すぐに絶望です。天井裏にあると図面に記されていた配管はどこにも存在せず、なんと電気のケーブル類は全部ケーブルフックに吊るしで敷設されていました。それだけではありません。部屋と廊下の間の防火壁には貫通のための配管が通っているはずだったのに、それさえ見あたりません。
「一体どうなっているんだ!」と憤りを覚えましたが、実はこういうことってよくあることなんです。これまで数々の現場で同じようなことを体験し、憤りこそあれ驚きはありませんでした。でも、どうしましょう。LANケーブルの天井転がしはなんとかするとして、貫通穴がないとなれば、当初予定していたルートでの作業は不可能。あれこれ現場で考えますが時間だけが過ぎていき、嫌な汗が額を流れます。
結果、その日は作業を断念。帰りの車の中で「ああでもない、こうでもない」と独り言を連発し、ギリギリではありますがようやく「これならいけるか?」くらいの薄っすらとした代案らしきものを思いつきます。そして本日、その代案にて作業を行うため再び現地へ。前回、どうしても解決できなかった部分もなんとかクリア、でも、今度はそれとは別な個所に問題が発生・・・という「現場あるある」が凝縮されたような一日となり、私もてんちょもぐったりです。でも、最終的には思い描いた構成でのルート変更が完了し、苦労は報われました。もし、今日の作業も失敗で終わっていたら、しばらく立ち直れなかったかもな~と思うような痺れる現場となりました。
配管なんてどこにも見当たらずに絶望した天井裏
(投稿者:ちゅん)