GIGAスクール工事を懐かしむ

ども。
大型連休前に処理しなければならない仕事が立て込んできた担当ちゅんです。

とある学校に新しいネットワーク機器が導入されることになりました。各学校、昨年度(正確には一昨年度から)行われたGIGAスクールネットワーク整備でスイッチやLAN配線はしっかりと出来上がっており、「完成図書」として受領した図面も完璧な状態ですので、新たに機器を増やす際はすごく便利になりました。(それと比べて役場は・・・)

が、実際に現場で作業する段階になって、すでに弱腰です。図面を見ればどこに何の機械があって、どのルートでLANケーブルが引かれているかは分かるのですが、いざ天井の点検口を開けてみて「えっ・・・」と絶句してしまうケースが多発。

なぜ絶句するのか、それはどの学校も「超絶な技術」によりLANケーブルが引かれているから。間違いなく図面通りのルートを通っているのですが、かなり狭いところを通っていたり、管のスペースに余裕がなかったり。または天井裏に入り込んでしまわないとケーブルを取りまわすことが出来ない(つまり、工事の時には人間が入って作業したと思われる)ケースだったり。「業者さんがこのルートを使った」ということと「にわかSEがそこを使ってもう1本ケーブルを引く」ということがイコールにはならないという現実をまざまざと見せつけられています。

ですがやるしかありません。辛うじてこういう風にすればケーブルを通せるのではないかという視点で現調し、後日、工事の実施となりました。正直、業者さんと同じような工事は難しいかもしれませんが、せっかく綺麗に配線してもらったものを汚さぬように配慮しながらの作業。GIGAスクールの監督をしているときは「そこからそこまでケーブルを通してください」とだけ伝えれば綺麗に配線されていたものが、今は自分でやるしかありません。「あの頃はよかったな・・・」とボヤいてしまいました。

天井裏の配線この狭いところにケーブルを追加できるのか・・・。至難の業。

(投稿者:ちゅん)


カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメント

  1. アレックス のコメント:

    こんばんは。某電力会社で社内ネットワークの保守を担当しております。記事の内容に共感してしまいコメントさせていただきました。弊社も古い事務所や変電所が多く、暗くて狭い天井裏に大量のLANケーブルを布設してもらっている施工業者には頭が上がりません。多種類の工具が必要なこともそうですが、やはり作業員の経験や行動力に助けてもらっていることが多いです。たまに自前でLANケーブル布設するときはいつも汗だらだらです(笑)
    公立小中学校でもギガビットネットワークが整備されているとはすごい時代になったものですね。子供たちが健やかに成長して、将来我々の仕事を助けてくれると嬉しいです。
    長文失礼しました。

    • ちゅん のコメント:

      コメントありがとうございます。
      働いている部門は違いますが、やはり同じような状況というのはあるのですね!

      > やはり作業員の経験や行動力に助けてもらっていることが多いです

      本当にそうですね。今日などは「スイッチの設定をPCでポチポチやるのなんて簡単な仕事、一番大変なのは実際にケーブルを引いている作業員の方だよ」と口に出ました。
      感謝の気持ちと最大限のリスペクトを忘れてはいけないなと思います。

      > 公立小中学校でもギガビットネットワークが整備されているとはすごい時代になったものですね。

      すごい時代になりました。
      先日は某小学校にお邪魔した際に校内放送で「LTEでは接続せずWi-Fiに切り替えてください」とアナウンスされ、「これが小学校の放送なのか!?」と驚愕してしまいました。

      今後とも交流させていただければ幸いです。そして困っている時にはお力をお貸しください。
      ありがとうございました。

  2. 匿名 のコメント:

    うわーぎっちぎち。。。

    要求仕様として、「穴の直径はLANケーブルを数本あとから追加できる太さとする」と書くべきだったのかもしれませんw

    • ちゅん のコメント:

      コメントありがとうございます。

      「フロアスイッチの空きポート分のCAT6Aケーブルを通すことのできる貫通穴を用意すること」と書けばよかったと、割と真剣に思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です