災害への備え

ども。
首都圏に台風が直撃し、昨年のブラックアウトを思い出した担当ちゅんです。

そのブラックアウトを引き起こした北海道胆振東部地震から1年が経ちました。1年という節目にあたり、テレビ・新聞等の報道では改めて「防災」が特集されるなど意識の高まりがみられます。言わずもがな災害はいつ起こるかわかりません。「まさか」が通用しませんから、日頃からの意識や対策がすごく大切です。

そんなタイミングで、サーバ室で稼働している無停電電源装置(UPS)のバッテリーが要交換となったため、本日は接続機器の状況把握も兼ねてサーバ室にて仕事をしました。
サーバやスイッチが増える都度、必要に応じてUPSも増やしてきましたが、台数が増えるとその分だけバッテリー交換のコストが発生します。今回、要交換となったバッテリーは前回の交換日が「平成26年3月28日」と記載されており、5年半くらい使うことができたことになります。このバッテリー、メーカーによると使用条件にもよりますが概ね4年半くらいで交換とされています。それからすると1年ほど「延長」して利用できたことになり、コストの面ではとても助かりました。

今回、バッテリーを交換するにあたり、UPSに接続している機器の取り付け状況などを見直すことで1台減らしても運用できるということがわかり、この部分は後日機器停止を周知しつつ組み換えを行うこととしました。前述したとおり、UPSは台数が多ければいいというわけではなく、必要最低限とすることでコストを抑えられますし、UPSそのものの故障リスクも下げることができます。正しく効率的に運用するためにも「どのUPSに何の機械をつないでいるのか」「バッテリーの交換はいつ行ったものなのか」といったUPS周りのドキュメントを整備しておく必要性を強く感じました。

さて、そんなUPSですがメーカーサイトにドキッとする注意書きを見つけました。「なお、UPS本体の耐用年数は日本電機工業会の指針より5~6年となります」とのこと・・・。つまり、バッテリーを交換して使うのはせいぜいライフサイクル上1回で、2回もバッテリー交換して使うものではない、というのがメーカーの考え方のようです。UPSに関しては「動いているのだから廃棄はもったいない」と考えるのが正しいのか、はたまた「万が一壊れたら大変だから年数で取り換える」と考えるのが正しいのか。難しいところです。

UPSレトロなUPS。これは確かに交換が必要かもしれません・・・。

(投稿者:ちゅん)


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コメント

  1. 加藤歩 のコメント:

    札幌の経済団体で情シスをしています。
    今回10月からサーバー5年リースを1年延長したのですが、
    UPSは保証対象外とされました。
    UPSが故障したとき、それなりのお金がとられそうです。
    UPSのバッテリー切れはどこをみたらわかるのでしょうか。

    • ちゅん のコメント:

      加藤 様

      コメントありがとうございます。
      UPSのバッテリーについては、劣化して交換が必要になると本体のインジケーター(LEDランプ等)が点灯し、うるさいくらいにビービー音が鳴ると思います。
      メーカーによってどのようなお知らせ方法になるのかは異なると思いますが、基本的にはすぐに気がつくレベルでなんらか通知されることになっていると思います。
      UPSは延長保証の対象外ですか・・・。そのように改めて告げられるとドキドキしてしまいますね。

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