パソコンの電源が勝手に?(最終話)

ども。
本日で6月が終わってしまいます。下半期もよろしくお願いいたします、担当ちゅんです。

過去2回に渡り、パソコンの電源が勝手に入ってしまう「怪奇現象」の話題を書いてきましたが、本日が最終話、つまり「解決編」となります。お待たせいたしました!

前回までの記事にあるとおり、原因がはっきりつかめないまま、手あたり次第それらしい設定項目を弄って「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦」を決行した結果、学校から「1台だけ起動しないPCがありました!」という朗報がもたらされました。やりました!我々からすれば「網にかかった」という思いです。

しかし、どのPCなのかを確認して驚きました。そのPCに施した設定は、ネットワークアダプタのドライバ設定で「Wake on Magic Packet」と「Wake on Pattern Match」を無効にするというものでした。
なぜ驚くかといえば、PCというのは電源オフからオンにすると、まずはBIOSという基本となるシステムが起動し、そのBIOSが起動ディスクを認識した後にブート可能なOSが起動、今回の場合はWindowsが起動して、そのOS上でドライバが読み込まれて周辺機器などが利用可能になるという流れを辿るはずなのです(というか、少なくとも私はそう思っています)。今回の設定は、Windowsのデバイスマネージャから行ったドライバの設定であり、電源オフの状態からオンの状態に持っていく部分とは無関係ではないかと思っていたからです(実際、Wake on Lanの設定はBIOSにも存在する場合があります)。

しかし、事実この設定が効いたということで、無事に解決の運びとなりそうです。再び学校に出向き、全てのPCのドライバ設定を変更。これで勝手に電源が入る「怪奇現象」は終息するはずです。なんとか解決までたどり着けて、まずは一安心です。

ちなみに、その後色々と調べておりましたが、どうやら諸悪の根源は「Wake on pattern match」ではないかと思い始めました。通信用語の基礎知識では本機能の特徴として「この機能はなぜか誤作動することが多い。主因はLANカードのデバイスドライバーとされているが、このため不評であり、Wake on Pattern Matchで発生する最も多い質問は、残念ながら「無効にする方法」となっている」と書かれてしまっている始末・・・。それならそれでいいのですが、こんな設定は普通の人は使わないのだから、規定値で無効にしておいてもらいたいなと、しみじみ思うのでした。おしまい(であってほしい)。

Wake on Pattern Match
どうも釈然としません。本物のSEの方の降臨をお待ちしております。

(投稿者:ちゅん)


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