リモートネットワークでモデム通信

ども。
最近デスクワークが続いている担当ちゅんです。

複数の部署でモデムを使ったインターネット伝送を行うことになりました。昨今、インターネットにはLANケーブルを利用して常時接続するのが当たり前になっていますが、一昔前はモデムを介して電話回線で接続するスタイルが主流でした。今でも、システムでデータをやり取りするときなどにモデムによる伝送という方法が若干残っていて、今回の案件もそれに当たります。

さて、ここで問題になるのが電話回線です。LANケーブルとは違い、物理的にアナログ回線が無ければモデムを接続することができません。だからといって、ISDNを新規契約して各部署まで回線を引くというのはかなり不経済な話です。
それであれば、アナログ回線がある場所に共用の端末を設置して、必要な都度その場所でシステムを利用してもらう方法はどうかと思ったのですが、庁舎外の部署はわざわざ役場まで来てシステムを利用しなければならず、これはこれで不便です。

それであれば、いっそシステム端末をサーバー室に設置して、利用する時にはリモートデスクトップ接続してもらってはどうかと考えました。これなら、回線を新たに引く必要はないし、わざわざ役場に来る必要もありません。設置する端末がサーバーOSではないので、一度にリモートできるユーザー数には制限はありますが、そもそもシステムの利用頻度はそんなに高くないということで、システム利用順番の整理さえちゃんとできれば、この方法が一番適していると判断しました。

さっそくサーバーラックの棚板の上に端末を設置しました。いまどきのPCにはアナログモデムは搭載されておらず、別途USB接続のアナログモデムを調達しなければなりませんでしたが、設定自体は順調です。
構築が完了し、いざ庁舎外の部署から接続してみたのですが、ここで問題発生。モデムでダイヤルアップが確立されたタイミングでリモート画面がフリーズしてしまうようです。でも、伝送データ自体は相手にきちんと届いているようで、一度リモートデスクトップを終了して再度接続してみると、伝送は正常終了となっています。
この動き、実はモデムの設定の中に「リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う」という設定項目があって、これが有効になっているとダイヤルアップが確立された時点でデフォルトゲートウェイがモデム側を向いてしまい、リモート接続が不可能になってしまうことに起因していました。この設定をオフにして、今では順調に稼働しています。

スクリーンショット
これにチェックが入っていると、フリーズしてしまうということがわかりました。

(投稿者:ちゅん)


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