ども。
抗アレルギー薬の効き目が抜群すぎて、睡魔とのたたかいが激しさを増している担当ちゅんです。
某所に外勤中の出来事。「使えそうなものがあったら持って帰って部品取りにでもしてください」ということで、廃棄寸前の機器を物色する機会がありました。
思わず「おしい!」と声が出るようなスペックのPC(Celeron D 搭載のWindows XP デスクとか)や、外見は綺麗でも、うっかり持ち帰ると後々大変な苦労をしそうなインクジェット複合機などなど、総じて言えば「そりゃ廃棄するよね」という廃品の数々。さすがに我々も手出しはできないな・・・と、あきらめかけた時、気になる機器を発見。上司92氏の「それ持って帰ってどうすんの?」という視線を受け流しながら、とりあえずお持ち帰りしてみました。
その機器とは、懐かしの「ハンディターミナル」です。
カシオ計算機製の「Pocket PC CASSIOPEIA E-3000」という機種。カシオペアという言葉の響きが、鉄道ファンにはたまらないものがありますが、こっちのカシオペアもなかなかです。見るからに「お宝」っぽさがあります。
2003年に発売されたモデルで、OSには「Microsoft Pocket PC 2002日本語版」を搭載、Intel PXA255プロセッサ(400MHz)でRAMは64MB。当時としては珍しいと思われる、TFTカラー液晶でタッチパネルという仕様です。
さっそく、起動させてみました。バッテリーが完全放電しており、起動後は初期設定画面からスタート。チュートリアルなどを経て、無事に画面がでました。アプリケーションとしてはPocket Excel、Pocket Wordと、さすがMSのOSです(ゲームにもソリティアがインストールされていました)。
Internet Explorer とWindows Mediaプレーヤーもインストールされているので、もしかすると色々と遊べるかもしれないと思いきや、有線・無線ともにLANが非搭載!NTTドコモが昔サービスしていた「Q in Free 1S」というカードが入っていましたが、調べてみるとこのカードではWi-Fi接続不可(後継の2PWLだとWi-Fi接続可能らしい)ということで、ネットワーク接続は絶望的ということが判明、現在に至ります。
さて、このゴミ・・・ではなく、一応「お宝」、どうしましょう。何かに使えないかと思いましたが、コイツで出来ることは、100%スマホで出来ます。さらに、バッテリーが完全に死んでいるので、外で使うことも叶いません。
こうなれば仕方ありません。クレードルに挿して起動したまま「時計」を表示して、レトロな卓上時計(アラーム付き)として利用するくらい?の用途で、使いたければどうぞといった感じでしょうかね。ちなみに、ネットで用途を検索してみると、2003年当時のレビュー記事などが結構残っています。でも、多くの人が「衝動買いしたけど、用途が見つからず机の引き出しの中に・・・」と発言していて、思わず笑ってしまいました。
せめて「音声通話」ができれば・・・って、それはスマホか。全く用途が思い浮かびません。
(投稿者:ちゅん)