ども。
この3連休は自宅で体調の回復を期す覚悟の担当ちゅんです。
先日、外勤先(というより正規の勤務先?)の病院にて、「あっ!ちょうどいいところに!」というノリで声をかけられました。
話を聞くと、どうやら「ネットワーク接続していたプリンタが動かない」とのこと。すぐに現場を確認し、対応することになりました。この辺の仕事は、場所を問わず突発的に発生します。
状況を確認して、まずは「唖然」としました。
それまでは確かに有線LANで接続していたプリンタが、なぜかUSB接続に。しかも、いかにも動作が安定しなそうな2分配機越しに接続されていたのです。有線LANをたどると、とある業務システムに接続されています。情報系とは別のネットワークです。
この辺の話をすると、最終的には「犯人は誰だ!」というところに行ってしまうのでほどほどにしますが、つまり誰かが勝手に上位スイッチの接続先を変更し、我々からLANを奪ったということです。これって、この業界ではタブー中のタブーです。ほんと、がっかりしちゃいます。
でも、めげません。想定の範囲内というやつです。そのプリンタには無線LANも搭載されていたので、情報系のAPと接続してやれば、これまでどおりLANで接続できます。APからは5GHz「802.11a/n」の電波しか出ておらず、プリンタと接続するためには2.4GHz「802.11b/g/n」が必要なので、PCから設定を変更。プリンタ側でSSIDを指定して通信が確立。我ながらスピーディに解決ができて、ひとまず一件落着でその場を後にしました。
――翌日。その部署から「なぜか印刷すると別な部署のプリンタからも出てくるんですが」との連絡が。「えっ!マジですか?」と言葉を発するのが精いっぱいです。なぜなら、その症状はIPアドレスのバッティング。2つの異なるプリンタに同じIPアドレスを振ってしまったときの動きなのです。それは正真正銘、この「にわかSE」のミスです。なぜ今までこれが明るみに出なかったのか、それはきっとUSB接続で使っていたからというオチまでついてしまいました。
とりあえずその問題のIPアドレスをブラウザに打ち込んでみます。すると、やはり別な部署のプリンタのステータス画面が開きました。で、困ったのはここからで、どうやっても今使っているプリンタにアクセスできません。現場にいって操作パネルから変更すればよいのですが、こちらの予定もぎっちりで身動きも取れません。
一か八か、メーカーのウェブサイトでツールを確認。すると、何やら怪しげな「ネットワーク設定ツール」なるものを発見。これってもしかしてアレですよね?と、対象のPCをリモート操作し、そのツールを実行してみるとこれがビンゴ。IPアドレスは重複していますが、MACアドレスでちゃんと別々にプリンタを見つけてくれました。
あとはそのツール上でIPアドレスを変更、PCのプリンタポートを変更して作業完了となりました。
簡単に済ませられるだろうと思っていたプリンタの設定ですが、結構なスキルを要する業務に様変わりしてしまいました。これもそれも、有線LANを泥棒されたせいなのですけどね・・・。
IPアドレスの管理ってほんと大変ですよね。どうすれば確実に管理できるのでしょうか。
(投稿者:ちゅん)