ども。
あっという間に「お盆前」が終わります。色々と間に合っていない気がしている担当ちゅんです。
一昨日、てんちょが「八雲町は広い」と記事を書いていますが、当たり前の話。我が八雲町は全国の1741市区町村の中で35番目に面積が広い自治体なのです。その広大な八雲町内の隅から隅まで回るには2日間あっても足りないくらい。我々はそういう環境で日々仕事をしています。
そして、私はてんちょとは別動で、北海道の北部にあるとある自治体さん(ヒントは文末写真のとおり)を行政視察のためご訪問しておりました。
具体的な案件などは伏せますが、職場内で「〇〇さんを視察に行きたい」と提案したところ、周りの職員は明らかに「また何を言い出すのか・・・」といった反応。こちらとしては至って真剣に話をしているのですが、あまりにも遠い自治体なので、恐らく最初は冗談で言っていると思われたのでしょう。私としては常に真剣、大まじめです。
いざその日を迎え、私のほか関係職員数人で八雲町を出発。1時間、2時間くらいの間は和気あいあいと会話もありますが、3時間、4時間を経過したころには話題も尽きて全員が「無」になり、さらに5時間、6時間が経過すると、さすがに笑ってしまいました。
やはり、北海道は広いです。普通に考えて、八雲町を出発して4時間もしたら東京に到着できます。ほぼ高速道路を使っているにも関わらず、同じ都道府県内の移動に6時間以上もかかる場所があるというのは、北海道ならではではないでしょうか。
しかし、やはり視察は正解でした。一番ストレートな感想でいえば「百聞は一見に如かず」です。今の時代、情報はネットなどでいくらでも入手できますし、必要があればオンライン会議をお願いして直接会話しながらお話をお聞きすることもできるでしょう。ですが、実際に現地に足を運び、担当の方から直接お話を聞き、自分の目で見ることでしかわからないことは確実にあると思います。また、道中の行程が長いということもプラスに作用し、帰りの車の中は、さながらプロジェクトチームの会議のようになり、職場で会議をするよりも濃い会話ができたと、手ごたえを感じて帰庁しました。
今回、我々を受け入れていただいた自治体のご担当者の方の丁寧な対応には心から感謝しておりますし、こういう体験が、逆に我々が視察を受け入れる側になったときに「しっかりやらねば」という思いにもつながっています。困ったときはお互い様、この精神は素晴らしいですし、先方からまた大切なことを教わった、そんな気持ちになっています。
視察先の自治体様の庁舎の一部。これだけでも見ればお分かりになる方はおられそうですね。
(投稿者:ちゅん)