ハードディスク空き容量0%の衝撃

ども。
一日が過ぎ去っていくスピードに、頭がついていかなくなっている担当ちゅんです。

先日、衝撃的なことがありました。

当町では、PCの管理のために資産管理ソフトを導入しています。このソフトは情報担当者ですら全ての機能を使いこなせないくらい多機能かつ高性能で、例えば○○課の○○さんが使っているPCのメモリは何MBで、どんなアプリケーションがインストールされていて、ハードディスクは今どのくらいの空き容量なのかといったことが、現場に行かなくてもサーバー上で全て把握できてしまうという、ちょっと間違えば、というか、ほぼスパイウェアじゃないかという代物です。

そんな資産管理ソフトですが、毎日これに付きっ切りになって画面を見ているわけにもいきません。定期的に異常が無いか確認はしているのですが、先日、ちょっと調べ物をするためシステムを立ち上げて色々と見ておりましたところ、偶然にも衝撃的なアラート(警告)を見つけてしまいました。それは

HDD容量不足アラーム – C/空き容量 0%

0%!!驚きました…。と、同時に対象者のデスクまで急行!早速確認してみましたが、20GBのハードディスクが空き容量40MBという状況でした。

=======ここからはマニアックです。難しい人は読み飛ばしてね!=======
「まだ少し余裕があるんじゃない?」と思うかもしれませんが、Windowsは物理メモリ(=パソコンに搭載しているメモリ)の不足を補うため、一時的にハードディスク上に「仮想メモリ」の領域(=スワップファイル)を確保するようにできています。本来はデータを格納するためのハードディスクですから、メモリよりは読み・書き共に数段遅いんですが、これのおかげで物理メモリの上限を超えた処理を行うことができるんです。もちろん、それはハードディスクの空き容量を利用して行われるため、十分な空き容量があることが前提です。さらに、スワップ(仮想メモリへのアクセス)が頻繁に発生するとパソコンの動作は目に見えて遅くなるので、現在では仮想メモリが必要ないくらいドカンと物理メモリを積むのが主流となっています。安くなってますしね。
=======マニア向け終わり=======

「これではパソコンはまともに動きませんよ。今まで遅くなかったですか?」と聞いてみたのですが、特に気にはならなかったとのこと。ですが、どう考えてもそんな訳はありません。とにかく1GB以上は空きを確保したかったので、次に考えることは「容量を食っているファイルはどれだ?」という話になります。大体は画像ファイルや動画ファイルが原因ですので、これを削除するか、別な場所に退避してもらえばいいのですが、今回の場合は使われていないフォルダに1GB以上のデータがあったため、これを削除させてもらうかたちで対応しました。無事?1.5GB強ほどの空きを確保でき、ミッションコンプリートとなりました。

…ふぅ。今日はずいぶん長々と書きましたが、言いたいことはひとつです。「ハードディスクの空き容量は定期的に確認しましょう」。知らず知らずのうちに、結構使っているものですよ。

空き容量0%
そのほかにも危ないPCがちらほら見えます

(投稿者:ちゅん)

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読めない横文字

 IT、PC分野が嫌がられる要因の一つに横文字での表記が多い事が上げられると思います。確かに多いですよね。世界標準で急速に進んでいく分野なので、あえて日本語訳を当てることに意味を持たないのだと思われます。もっとも商品名や会社名など固有名詞も多くて、日本語訳にしようもありませんが、この横文字の読みがやっかいなんです。

 PC話題で会話していると時々?と思う「フレーズ」を耳にします。思わず吹き出したくなるものと、最後まで・・・・?何の事なのかなと理解出来ないモノがあります。(私が勉強不足なだけだったりして?)ABCのアルファベットで表記されている印刷物等を見ると十分意味は通じるんです。でも声を出して読むのに困るのです。読み方には本当に悩むんです。例えば、PC主基盤の基本設定保存領域を「CMOS」と書き「シーモス」と読むのですが、「コモス」とか「シーエムオーエス」と言われると?になってしまいます。ほかに「ビオス」や「ライド」も??ちなみに前者は「BIOS」でバイオス、後者は「RAID」でレイドと読みます。

 ネット上にPC店員の笑い話としてこんなのが出ていました。「ビデオボードの棚の前で、『PCIエクスプローラー対応も増えたねえ』と言うお客さん」。これはもちろん「PCI Express」で読みはPCIエクスプレス。また「常連さんなのに、USB(ユーエスビー)を『UBS』って言う。『最近のマザーはUBSポートが8個もあるんだよねえ』と普通に言う。指摘するのも何なので、そのままうなずく」。など、思い込みもなかなか直らないようです。恐ろしいですね。更に、笑えないのが『リストラCDで直るかい』のお客さんからの問い掛け。リストラという単語が妙な意味合いでマッチして聞こえる。勿論、レストアCDの事らしい。微妙なのは、読み違いとは少し違う場合、インストールを「インストロール」、拡張スロットを「拡張スロットル」と呼ぶ人々。これもなぜか多いと書かれています。
 「やっぱり液晶だったら『サムシング』だよねえ」・・・世界ブランド「Samsung」サムスンも形無しです。「マトリックスの160ギガください」・・・「Maxtor」マクスターはHDDブランドだけどキアヌ・リーブスは関係ないだろって。「ヌビディアの6600で安いやつ」・・・これはビデオチップの「NVIDIA」エヌビデアのことなんだろうな。ほかに、「Celeron」セレロンをセルロン、「Athlon」アスロンをアスルン、「AMD」エーエムディをアムド、「Seagate」シーゲートをセゲト、「EPoX」イーポックスをエポック等々、PC店では新語飛び交っているらしいです。

 私も、ネットPCやMBで有名な台湾の華碩電脳股份有限公司「ASUSTeK」に悩みます。アサスやエイサスでも十分通じるのですが、同社の日本担当者は「今はアスースに統一している」とコメントしているのでアスースが正しいようです。でも、エイサスと言ってしまいます。やはり、PC業界は読めない横文字多すぎです。

ASUS Wiki
読めないPC横文字はWikipediaで調べています。

(投稿者:92)

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USBメモリの容量が最初から少し足りない理由

ども。
北海道でもようやく桜が満開となり、花見が気になりだした花より団子の担当ちゅんです。

今やすっかりお馴染みとなった「USBメモリ」。一昔前までは64MBとか、そのくらいの容量が普通であったものが、現在では2GBや4GB、多いものだと8GBなんてのも普通になってきました。あんな小さな筐体に、よくこんなにたくさんデータが入るものだと、いつも感心してしまいます。

そんなUSBメモリですが、いつも疑問に思っていたことがあります。購入したメモリは2GBなのに、実際に2GBのデータを入れようとすると容量が足りずにエラーとなるんです。おかしいなと思ってプロパティで確認してみると、2GBのメモリにも関わらず容量は1.8GBとなっています。むむっ!0.2GB(200MB)分はどこに消えたんだ!?これでは詐欺じゃないか!という。こんな疑問を持っていた方、私以外にもいますか?

答えはこういうことのようです。通常、私たちは数を10進法(0~9までの数字の組み合わせ)で扱っていますが、PCの世界では2進法といって、0か1かで扱う仕組みとなっています。なので、10進法で言うところの1MBは10の3乗で1,000KBとなるのに対して、2進法では2の10乗となり「1,024KB」となるのです。
ではなぜメモリの容量が小さくなったかというと、販売する側は「10進法の概念で容量を表記して2GBと販売しているから」という理由。PC上で2GBとして認識させるには2,048MB必要ですが、メモリは「およそ2,000MB」なので、40MB弱の容量が足りなくなるということです。

何となく損をしたような気分になりますよね。たかが40MBですが、されど40MBです。仮にこれが2TB(テラバイト)のハードディスクだったら、40GBの差になります。40GBって言えば、ノートPCのハードディスク1台分くらいに相当します。気をつけないと、この差に足元をすくわれるようなことも無きにしも非ず、なのです。

USBメモリの容量
2GBのメモリなのに、1.9GBのファイルは保存できず。

(投稿者:ちゅん)

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ウインドウズの寿命

 連休中に、脱窓を模索しながら気になる窓(Windows)の寿命を調べてみました。
 まず言い切れることは、95、98、Me、NT等の製品は既に「終わっている」です。誰かが、何処かで、今も使っていることとは関係有りません。製造販売元のMS(マイクロソフト社)が、一切のサポートを終了した時点で「終わり」なのです。実際に使えても終わりなのです。それでも使うのは全く自由であり、自己責任で使い続ける事は当然可能ですが・・・。では、何か不都合が有るかということですが、新しい技術(周辺機器等のハードやソフトウェア等)に対応させるためOSそのものに手を加えることが無いので、使えないモノがどんどん増えてきます。便利になった新しいモノが使えなくなるでしょう。なので、サードパーティと言われる周辺機器メーカーも、旧OS製品の開発、サポートをやめます。一番問題なのは、MSがセキュリティ対策もやめてしますことです。サードパーティのウイルス対策ソフトだけでは、PCのセキュリティレベルを維持出来ません。安全に使えなくなるので「終わり」=「寿命」なのです。もしもそのままインターネットを続けると新しいウイルスに食われ放題になる最悪の事態も??

 さて、ウインドウズの寿命は、いずれも製品の発売日が基準とされているようです。「メインストリームサポート」と言われる基本サポートが5年、さらに企業向け製品のみ延長サポートが5年で計10年です。(原則、延長サポートは家庭向け製品には適用されません。つまり、たった5年の寿命らしいのです。例外的に?98系、XP Home Edition は毎回延長されているが・・・)発売日から家庭向けは5年、企業向けは10年を経過するとセキュリティサポートは受けられなくなるため、インターネット接続が当たり前となった今日では、危なくて使えなくなると言うことです。MSも商売上手ですね。

 町では、今年サポートの終了するWindows 2000搭載PCの更新を進めています。一応、企業向け製品のXP Professionalで納入を受けますが、今後のことも考慮してWindows 7 Professionalの使用権も同時に取得しています。(正しくは、7 ProfessionalのPCを購入しXP Professionalへのダウングレード権を使っています)これで、最短でも2020年1月までは使えるOSを保有していることになりますが、PC本体が10年間も動く保証は有りませんけど・・・。でも、2014年前には、Windows 7 Professionalに載せ替える必要が想定されています。

 でも、XP Home Edition より VISTA Home Premium の方が寿命が2年も短い? やはりベストセラーのXPは長寿なようです。

製品名 製品発売日 メインストリーム
サポート終了日
延長サポート
終了日
Windows 2000 Professional 2000/3/31 2005/6/30 2010/7/13
Windows XP Home
Professional
2001/12/31 2009/4/14 2014/4/8
Windows Vista Home Basic
Home Premium
2007/1/15 2012/4/10 対象外
Ultimate
Business
2007/1/15 2012/4/10 2017/4/11*
Windows 7 Home Basic
Home Premium
2009/10/22 2015/1/13* 対象外
Professional 2009/10/22 2015/1/13* 2020/1/14*

※実は5年、10年ルールの他にも終了日決定の要素があります。なので、Vistaの延長サポート、Windows 7のメインストリームサポートと延長サポートの終了日は、現時点での最短終了日を記載しています。

(投稿者:92)

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USBメモリの自動再生を無効にする方法

ども。
連休中は「休み」であるはずなのに、ほとんど家にいることの無かったアクティブな担当ちゅんです。

さて、今日は「答えることのできなかった質問」について書きたいと思います。普段、こんな仕事をしているので人からパソコンのことを尋ねられることが多いのですが、たまに答えられない質問をされることがあります。今回はこれでした。

「USBメモリを差し込むたび自動再生されるけど、あれ何とかならないの?」

同じメモリを使っている分には、初回に表示された自動再生から「何もしない」を選んで「常に選択した動作を行う」にチェックを入れれば次回からは自動再生されなくなりますが、別なメモリを差し込むと、やっぱり自動再生されます。

今回の場合はこの自動再生機能自体を無効にしたいという内容の質問でしたので困りました。というのも、今までWindowsを触ってきて、そんな設定項目を見かけたことがなかったから。一応、それらしいところを触ってみましたが、やはり見つけられませんでした。にわかSEとしては少しプライドに傷がつきましたが「ごめん、できるとは思うけど分からないわ」というギブアップ宣言とともに、その日は撤退しました。

さて、その後傷心のうちに調べてみたのですが、やはり!というか、これはWindowsの設定で簡単にできるようなしろものではありませんでした。グループポリシーをいじるなんて、ちょっと反則じゃないかと思うのですが、こうするしか方法がないのであれば仕方がない、といったところですか。詳しく知りたい方は次のリンクからどうぞ(外部リンクです)。

GIGAZINE:USBメモリもCD-ROMもあらゆるドライブの自動再生をオフにする方法
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070131_autorun_off/

ここまでして自動再生を無効にしたいのか、という話になりそうな気もしますけど、「これのせいで毎日イライラしていたんだ!」という方は一度試してみる価値がありそうです。ちなみに、以前書いたショートカットの記事でもご紹介しました「Shiftキーを押しながらCDを入れると自動再生オフ」という技はUSBメモリでも有効です。こっちの方が実用的ではないでしょうか。

グループポリシー
まあ、確かにオフにはできるんだけど・・・

(投稿者:ちゅん)

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