トラブルがなければ

ども。
暑いのも寒いのも苦手な担当ちゅんです。

先日からお知らせしていますとおり、現在当室では小学校のパソコン教室を整備しています。リビルドの終わったPCを順次学校に卸していきます。

こういう作業は、どのくらいの時間がかかるのか読みづらいです。今日おじゃました黒岩小学校はPC台数は4台なので、普通に考えれば1時間もあれば終わるだろうと思うのですが、現場に出てみるとこれがなかなか。色々なことが起こるのです。

本日の場合、机をよけてみると既設のLANケーブルがごちゃっと置いてあり、まずはこれをちょうどいい長さに切ってケーブルを作りました。床もすっきりしたところでPCを設置。マシン名やIPアドレスを設定し、さああとはプリンタのテストプリントを残すばかりとなったところで、トラブル発生。今回換える予定のないプリンタがどうも芳しくない様子。ヘッドクリーニングを1回行うたびに徐々に状態は良化していきましたが、1回のクリーニングには1分以上の時間がかかりました。結果、全ての作業を終了するころには、作業開始から2時間以上たっていました。

ただ、今回の場合はまだ可愛いものでした。一番困難を極めるのは、一度職場に戻らないと用が足りないケース。八雲町はとても広いので、目的地まで30分以上かかるのも普通なんです。ここで道具を忘れてくると、もう泣くしかない状態に陥るのです。

これから、熊石の小学校4校にPCを設置していきますが、忘れ物には十分注意したいと思います。

作業の風景。これはまだケーブルを作る前。
作業の風景。これはまだケーブルを作る前。

(投稿者:ちゅん)

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町営のFreeSpot

町民の皆さんが自由にインターネットを利用できる公衆端末(KIOSK)の年度内廃止について、先日このブログに書きました。早速、廃止の「穴」を埋めるべくFreeSpotの研究を始めました。

バックボーン(インターネットへの接続回線)を新たに用意できれば理想なのですが、回線にかかる経常経費は痛いところです。そこで既設の回線に強固なセキュリティを掛けて何とかならないかと実験中です。構想どおりいけば?フリースポット機器のイニシャルだけで、ランニングコスト無しにFreeSpotが構築できるはずです。町内のFreeSpot設定を何台かお手伝いしていましたので、簡単に思っていましたが・・・。実験したところローカルPCとの切り分けや、上位ネットワークへのフィルターなど、少々手を加えなければならないことが判ってきました。何しろここのネットワークは、セキュリティ確保が絶対条件なので当然な話です。また、今回実験に使用している、大手B社のフリースポット機器も新型になったらなんだか多機能になっていて難しい?昔はこんな設定無かったのに・・・ブツブツ。説明書から用語を読み取れば、ああ成るはずですが、実際には何故かこう成ってします?知恵袋のSIと実験を繰り返しています。勿論目標は「簡単に繋がり強固なセキュリティでローコスト」です。

Wi-Fiが自由に使える、町営のFreeSpotの登場にご期待下さい。

FreeSpot機器実験中の図
上位ネットワークに強固なフィルターを掛けることが肝です。

(投稿者:92)

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残っていました!2000とMe「其の二」

ども。
先週、とあるホテルの駐車場で車を当て逃げされてしまった不運な担当ちゅんです。ふーん。

昨日、上司92氏が書いた日記の続きを書こうと思います。

(昨日のあらすじ)********************************
もう管理PCには残っていないと思われていたWindows2000とMeが、なんと小学校のパソコン教室に残っていることが判明。それらを入れ替えすべく作業を始めましたが…。
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今朝、出勤するとハードディスク30台弱すべて、OSの再インストールが終了しておりました。私はというと、昨日は午後から所用があってお休み。全く、上司をこき使う部下です。

ということで、本日は実際に筐体へハードディスクを組み込み、メモリを増設し、起動チェックを行いました。

まずは埃だらけの筐体を、コンプレッサーできれいにお掃除です。1台あたりどのくらいの重さがあるのかなあ。5kg/台として、それを一度に3台抱えて公民館の2階から1階まで運び、ばらして掃除して再び組んでもとの部屋まで。何往復したんだろう。途中からはあまりの暑さに意識ももうろうとなりながら、何とか全台終了。疲れました。

次に、再び筐体をばらしてメモリを挿し、ハードディスクを交換して、筐体を元にもどす。これの繰り返し。92氏は黙々と起動チェック。ですが、とにかく疲労で手元が怪しい私。「ガチャッ…カチッ…ドカッ!!あっ!!!」ってな具合で、手元が狂って精密機器をテーブルから落下させること数回。そのたびに92氏のため息が。まったく、ずぼらな性格だけは30歳を目前にしても治りません。壊れなくてよかった。

とまあ、このような感じで、意識が遠のきながらも作業を終了しました。全27台。リビルドが終わったPCはいつでも出荷準備ができています。早く子どもたちのうれしそうな顔が見たいです!

黙々と作業中
写真向かって手前側に色々なものを落としました…。

(投稿者:ちゅん)

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残っていました!2000とMe

庁舎内のネットワークには、もうWindows2000などは無いことになっています。(本当は9月連休まで5台ばかり2000が稼働していますが、更新が決まっているのでカウントしていません。)

ところがっ!実は2000の他にMeまでも残っていたのです。それは小学校パソコン教室にです・・・。八雲町内には13の小学校があります。何度かブログにも書いているとおり、昨年度末に先生方の校務用PCを整備し、私物PCを全廃しセキュリティ向上を図ったところです。が、児童用のPCはわずか4小学校だけにXPの整備がされただけでした。ちなみに、中学校全5校はXP以上で整備済みです。八雲町の小学校では、一番多人数の学級を基準にして、その生徒数の半分+先生用1台を学校PC教室の整備基準としています。これでもザッと数えても9校で50台程度、更新の必要があるようです。何と現行PCの中にはMMX300MHzメモリ64MBという化石のようなPCも多数・・・。何故?今までこれらが残っていたのかは、教育委員会における諸般の事情?とでも書いておきましょう。さて、小学校PC教室の実情は、昨年度から周知の事実でしたので、予算的にも僅かながら確保してもらいました。昨年度の中学校PC教室の更新で廃棄する予定だったPCにXPモデルがありましたので、これを活用して何とか2014年のマイクロソフト社によるXPサポート終了まで、延命させることを考えたのです。セレロン1.2GHzですが、512MBへのメモリ増設やHDDを元気な40GBに換装など多少手を加えれば、小学校PCの主用途であるインターネットによる調べ物学習には十分(何とか?)実用の範囲であると思われます。

と言うことで、せっせと1台ずつばらしては部品の取付とOSの再インストール作業を始めました。今回も過酷な日程で、来週から学校への納品(設置)となっています。2セット同時進行でやっていますが、時間だけがかかります。子供達が楽しみにしているので頑張らねば!!

せっせとリビルド中です。
NのM○12H、RAMのMAX512MBがちょっとキツイ

(投稿者:92)

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衛星ブロードバンドで情報格差解消

ども。
ついに地デジデビューで、エコポイントの使い道に悩む担当ちゅんです。

昨日は道東を除くほぼ北海道全域で非常に強い雨が降り続き、名寄市などでは川が氾濫し大きな災害となったことをニュースで見ました。ここ八雲町でも朝から強い雨が断続的に降り続き、八雲地区と熊石地区をつなぐ大動脈である雲石峠(通称、ハチクマ線)も朝7時すぎまで通行止めとなりました。幸い、八雲町内では大きな災害には至らなかったようですが、あと少し止むのが遅ければ、あるいは…という、ぎりぎりの状態でありました。

そんな中。
町内わらび野地区のとあるお宅で、衛星ブロードバンド設備の工事が行われているとの情報があり、雨脚のピークと思われる午後一番の時間帯に、上司92氏とともに軽トラックで視察に行ってきました。

(わらび野について)
わらび野という地区は野田生地区から山に入った場所にあり、いわゆるデジタル・ディバイド(情報格差)の地区。地上デジタル放送はほぼ受信できないエリアで、インターネット回線は昨年当室主管で行った無線ブロードバンド(FWA)整備でようやくBB環境が整いましたが、それでもエリアから外れてしまったお宅は未だISDN回線でのインターネットという状況です。

現場に到着してまず第一声は「こんな雨の中で、工事やってるんっすかね?」という私のつぶやきでした。それに対して92氏も「きっとやってねーべや」。そのくらい大粒の雨が降っていて、横を流れる川は濁流と化し、ところどころ道路が冠水している場所もあったほどでした。傘を持っていきましたが、運転席から降りて傘を差すまでの一瞬でびっしょりになるような状態。えいやあ!と車を降り、現場に近づくと、

「工事やってるじゃ!」

そこには頑丈なベースに据えつけられたパラボラアンテナがありました。以前、大関小学校で導入したときに当ブログでもご紹介した「ipstar」です。到着したときは既に微調整の段階に入っており、作業員の方はPCの画面を見ながら電波の強度をチェックしておりました。
何もこんな天気の悪い日にやらなくても…と思いましたが、逆に考えると、こんな天気の日でも途切れることなく通信できるのであれば、安心と言えるのかも。

本日、お電話で状態を確認させていただきましたが「以前とは比べものにならないほどのスピード」とのことで大満足のようです。ipstarは実測で2Mbpsくらいの速度。それでもISDNの64Kと比べたら、およそ30倍の速度ですから雲泥の差です。お客さんが喜んでいる様子を、豪雨の中で作業していた作業員にも知らせてあげたいという思いもあり、記事にしました。見てくれているといいなあ!

ipstar設置の様子
写真ではイマイチ豪雨の状況が伝わらなくて残念です

(投稿者:ちゅん)

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