昨年度、八雲町が整備し通信事業者(ワイコム(株)・札幌)が運営しています、黒岩、山崎、野田生、東野地区での無線BBサービスは既報のとおりです。全体の利用者も予定どおり100名を超え、小学校4校と中学校1校でも授業で活用されるなど、高速インターネットが地域に浸透してきています。
さて、通信事業者との契約は「ベストエフォート」とされており、関心事の通信速度が保証されないのがこの業界の常となっています。と言っても速度を求めたい一部のヘビーユーザーから叱咤激励があるのも事実です。そこで町としても、更に高速化されるように要望を出しておりましたが、先日ワイコムから通信回線を強化する連絡を頂きました。ここで無線BBの概略をお復習いすると次のとおりとなります。
【各家庭】–無線–【中継局】–無線–【親局】–NTT光–【ISP】–光–【インターネット網】
運用開始以来、無線空間での速度測定は何度も行っています。各家庭と中継局との位置関係から善し悪しの差は生じていますが、まずまず問題無い数値が出ていると報告されています。そこでボトルネックを疑っているのが、ISPの認証サーバー以降なのですが、これはさすがに今回に限らず何処のISPでもノーコメントでして・・・。それなら、【親局】–NTT光–【ISP】は「本当に大丈夫なの?速いの?」と思いませんか。そこで今回ワイコムから強化策について受けた説明を勝手に要約するとこういう事でしょうか。
北向け(黒岩・山崎)と南向け(野田生・東野)を2本に分けて別々にISPと接続する。結果、この間の通信混雑度は半減する。
以上の筋書きから、本日、光ケーブルもう1本を親局まで引き込む工事が行われました。実際の各種設定(=運用開始?)は来週中となっていますが、少し?大きく?期待したいと思っています。
親局装置一式が入っている箱と今回増設したONU
(投稿者:92)