有線LANの敷設に大苦戦

ども。
やれない理由を探すより、どうすればやれるのかを考えたいポジティブな担当ちゅんです。

長年ご愛顧いただきました公衆情報端末「キオスク」は、先日からアナウンスしておりましたとおり、1月31日をもって運用終了となりました。そんなわけで昨日、各施設にお邪魔して機器の撤去を行いました。

物としてはPC本体、タッチパネル式のモニタ、テーブル、その他ネットワーク機器一式の回収。作業自体は取り外すだけなのであっという間に終わります。問題は、キオスクに接続されていたLANケーブルをどうやって処理するのか。実は、接続していたLANケーブルはHUB分けして別な場所へネットワーク環境を提供していたりと「陰ながら」仕事をしていたというのは情報担当だけが知るところでした。

なので、物を撤去しても残った回線を別な場所に引き回すなどの「敗戦処理」もとい「配線処理」が必要になるのですが、これがちょっと大変。天井に沿って這わせてあるケーブルの端に「RJ-45中継アダプタ」なるLANケーブルを延長するための「繋ぎ」を取り付け、キオスクに接続していたケーブルをジョイントします。見た目も綺麗に処理したいと思えば、なおさら時間がかかります。

そして、とある施設では何度テスターで計測しても導通せず、大苦戦。現場で処理したLANケーブルの口金が悪いのかと思って切ってはカシめ、切ってはカシめを繰り返しているうちに、だんだんケーブルが短くなっていきます。「ギブアップ」と思わず声を上げて帰ろうとしたのですが、実は導通していないと思っていたのは自分だけで、実際はちゃんとつながっているとか。もう、一体何をしていたんだ。久しぶりにへこみました。(マニア向け:ストレートにならないのでおかしいと思って諦めたら、実はクロスだったというオチです)

そして。試行錯誤の中、その施設に来ていたお子様が「あのおじちゃん何?」と聞いて、職員が「電気屋さんだよ」と答えていたのが偶然聞こえてきました。いつから電気屋になったんだ!!と思いましたが、逆に「役場の人だよ」と言われてもお子様にすれば「???」でしょうね。作業的には明らかに電気屋でしたから。。

たたかいの爪あと
真剣な作業とはいえ、無残な爪あと。SE失格ですね。。。

(投稿者:ちゅん)

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Sandy Bridge 頓挫?

久々の超マニア向け?を一筆

先月8日、鳴り物いりで開発コード名「Sandy Bridge」こと第2世代Core iシリーズのCPUがデビューしました。それに合わせ新型チップセット「P67」「H67」を搭載した新しい「LGA1155」マザーボードも発売されたのでした。

このCPUは、OC向け4コア/8スレッドの最上位版「Core i7-2600K」(3.4GHz)と普及版とも言える「Core i5-2300」(2.8GHz)等々がラインナップされています。下馬評どおり、価格もかなりリーズナブルな設定となっていました。この、Sandy Bridgeを一言で表すと、SIMD(Single Instruction, Multiple Data)演算のパフォーマンスを倍増させ、GPUコアとCPUコアをワンチップにまとめたx86系CPUであるが、それだけでなく、CPUコアのシングルスレッドの整数演算パフォーマンスの向上にも、かなり力を入れられている。さらに、GPUコアにも、汎用コンピューティング的な使い方をしやすくする拡張を加えている・・・らしい???

ところがである。今月初めから、このCPUが搭載可能なマザーボードやショップブランドPCの販売が停止された!!でも、Sandy Bridge(CPU)は継続販売されています。そうです! Sandy Bridgeに対応する最新チップセット「Intel 6シリーズ」に不具合が発生したらしいのです。症状は、3Gbps SATAポートの速度が次第に低下するらしい。製造元のIntel社では、P67/H67といった6シリーズチップセットの不具合を認めリコールを発表しています。また、不具合修正版は既に生産を始めており、修正品の出荷開始は2月下旬、出荷量の完全回復は4月としています。

実は、ハードマニアの私、このCPUで既にパソコンを1台組み立てています。OSインストール等々全く不具合を感じなかったのですが・・・。結局今は、マザーボードメーカーからの連絡待ちとなってしまいました。やはり何でも「初物には十分ご注意!」なのでしょうか?

不具合が発見されたIntel 6シリーズ

これがチップセットです。北と南で一組になっています。

(投稿者:92)

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デリケートな病院での無線LAN

ども。
本日は休暇を取っておりまして、こんな時間にこんにちは。担当ちゅんです。

さて、先日華々しくご紹介いたしました情報政策室の新規事業「どこでもWi-Fi事業」ですが、さっそく多方面から反響をいただいております。昨日、導入する施設の担当者に集まってもらって説明会を開催したのですが、「早く導入してくれ!」という声がある一方で、こうした目新しい事業には、特にセキュリティ面で慎重な意見も寄せられました。今後、しっかりと議論を深めていきます。

そんな中、ちょっと心配されたのが病院へのFreeSpot導入でした。というのも、実は最近の医療機器は電波を発する物も多く、しかも悪いことにパソコンの通信にも利用している「2.4GHz」の電波が用いられています。なので、同一の規格の電波が入り混じった環境では、お互いが干渉して誤作動を引き起こす可能性があったのです。この話は医療分野の方には有名な話だそうで、八雲総合病院の事務室ではあえて「802.11a」という5GHzの電波を利用しています。命を預かる病院で、万が一にも事故は許されないのです。

今回導入するバッファローのFreeSpotアクセスポイントは2.4GHzの電波は出せますが、5GHzは出すことができません。なので、一時はFreeSpot導入を断念していました。が、調査を進めていくうちに、どうやら医療機関への無線LAN導入に関して、国の見解があるらしい?との話をゲット。早速調べてみました。

参考リンク 無線化.com::医療現場における無線技術導入について(外部リンク)

国の見解によると、やはり全く影響が無いかと言えば答えはNoで、あくまで可能性として、影響があるかもしれないことを認識せよとのこと。ただ、検証の段階では影響を受けたのは装置1台のみで、しかも機器に1cmの距離まで近づけたときに影響を受けたとのこと。よって、通常の利用において、2.4GHzの電波を出しても大丈夫ですよ、というものです。考えてみれば、現代では至るところに電波が飛んできてます。ちょっとした電波で誤作動してしまうような医療機器は、それ自体が問題だとも言えます。

という訳で、八雲総合病院へもFreeSpotを導入することに決定しました。設置場所などは今後病院との協議で決めますが、インターネットが利用できることで患者さんやそのご家族の利便性は大きく向上するものと確信しています!

FreeSpot導入が決定した八雲総合病院
FreeSpotサービス開始まで今しばらくお待ちください!

(投稿者:ちゅん)

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インターネットが消えた

アフリカでは、チュニジアの「ジャスミン革命」が火種となり、現在エジプトでは政権打倒を目指すデモが続いている。連日のように各メディアで報道されているが、気になる事が多々あったりする。

何万~何十万人の大規模なデモが行われているようであるが、民衆はその連絡をTwitterやFacebookで取り合っているというのである。三角ピラミッドの国エジプトでも、連絡網は何とTwitterやFacebookなのである。全民衆がでは無いだろうが「指導的な人々は確実に使っているんだろうなぁ」と思ってしまう。やはり、スフィンクスもビックリである。また、衝撃的な事も報じられた。インターネットが“消えた”のである。エジプト政府当局は、ネット接続をほぼ全面的に遮断したのである。デモ行為に利用されているTwitterやFacebookなどのサービスへの接続を遮断するために、エジプト国内の通信事業者に圧を・・・?。さらに、先月28日には同国のインターネットアクセスの90%が消えたという。米国のセキュリティ会社によると、28日に世界中にある多数のプロバイダーとエジプトとの通信トラフィックが突然急減したのだという。それまでは、デモの活発化とともにトラフィックが拡大していたのに、急にである。同セキュリティ会社によると、エジプトのISPが27日夜に、他国と通信するためのルーティング情報の提供を停止したとしている。それも、エジプトのほとんどを占める4大ISPがほぼ同時にアクセスを遮断したようだ。「エジプトの通信キャリアは、政府の要求に従う以外に選択肢はない」と通信事業者のコメントを伝えている。

しかし、こんなニュースも流れている。それは、米国Google社と米国Twitter社は米国時間1月31日、政治的混乱でインターネットが遮断されているエジプト向けに、インターネット接続の環境がなくても電話回線を使って音声メッセージでツイートを投稿できるサービス「speak2tweet」を開始したと報じている。

あれがダメなら、今度はこれで・・・キリがありません。凄い話ですね。

有事の際にはウェブが止まる?
こんな画面しか見られなくなったら悲しすぎます。

(投稿者:92)

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これも天災!?水没事件発生

ども。
つい先日「新年」を迎えたと思っていたのに、気がつけば今年も残すところあと11ヶ月ですね。担当ちゅんです。

北海道の冬は厳しい!改めてそんなことを考えさせられてしまう「事件」がとある施設で発生しました。担当者が朝出勤すると、なんと事務室が「水没」していたとのこと。床には5センチほど水が溜まり、ちゃぷちゃぷと波打つほどだったそうです。

聞けば、水道凍結に備えてちゃんと「水落とし」をしていたそうなのですが、設備の不具合でパッキンにクラックが発生し、そこから勢いよく水が噴き出していたのが原因だそうです。鉄筋コンクリート製の建物なので、浸透していく場所も無かったのでしょう。そもそもクラックの原因が寒さ(もしくは温度差)だった可能性もあるよなぁと個人的には思っていましたが、いずれにしても電気・電話が使用不可。パソコンにも影響が!?とのことで、肝を冷やしながら現場に急行しました。

幸い、パソコンには大きな影響は無く一安心。デスクに上がっていたものには全く影響はありませんでした。RAIDを組んでいるファイルサーバーがあったので「やばい!」と一瞬焦りましたが(過去の苦い記憶が蘇りました…)、何とか影響なく再起動できました。後は、影響の無かった部屋から電気のケーブルを延ばしてきて、ハブや無線アクセスポイント、プリンタなどの電源を確保して、仮復旧できたところで我々の任務は完了となりました。

施設を管理している担当者は、水を吸い取ることができる業務用のすごい掃除機で、一生懸命床下の水抜きをしていました。水抜きをしなければ水道は凍結してしまうし、パッキンのクラックには普通気がつかないことを考えれば、今回の件は言わば「天災」のようなものだなと思いながら帰路につきました。北海道の冬の厳しさはまだまだこれからです。

水除去作業
掃除機の口にホースをつけて、水を除去していました。

(投稿者:ちゅん)

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