IEEE 802.3af

ども。
今年も暑さ対策に扇子を調達した担当ちゅんです。

さて、私事ではありますが、実はこのたび自宅を新築しました。家族が増えたことで家が手狭になったことが主な理由ですが、誰にも迷惑をかけずにあずましく過ごせる半面で定年退職まで続く住宅ローンとのたたかいも始まります。

家を建てるということで、設計段階から口をはさませてもらったのですが、やはり気になるのは職業柄、自宅のネットワーク環境でした。
情報機器を1か所に集中し、そこにGIGA HUB を置いて各部屋までスターでLANケーブルを引くことにしました(CAT6は高くて引けず、CAT5Eです)。最近はテレビにもインターネット接続が必要になってきましたから、TVアンテナが行く場所には必然的にLANもセットになるんですよね。でも、PCやタブレットからのインターネット接続は基本的にWi-Fi で行いたいので、ちょうどいい場所の壁にLANケーブルを引き出して、アクセスポイント(AP)を付けることにしました。

で、ここで重大ミス。当初、業者さんとの打ち合わせの段階では「APはPOEインジェクタで電源を供給するので、コンセントは不要です」と伝えていたのですが、よく考えてみると、POE受電できるAPというのは、業務用の高いAPに限られ、ご家庭用のエントリーモデルではACアダプタが必須だったのです。

なぜこんなことが起きたかといえば、実は私、どんなAPでもPOEインジェクタで給電できると勘違いしていたんですね。普段から仕事で使うAPはほとんどがPOEで給電できるもので…。でも、これは『802.3af』という国際規格に準拠している機器でなければムリなんです。オーマイガッ!仕方がありません。ここは清水の舞台から飛び降りる覚悟で、業務用のAPを調達するほかありません。

そんなわけで、あれこれ悩んでいると、とある方から「新築祝い」のお話をいただき、なんと業務用のAPをプレゼントしていただけることに(…と、書くとだいたい誰からいただいたかばれそうですね)。その方いわく「本当は壁掛け時計でもプレゼントしようと思っていた」とのことでしたが、「いやいや!APがいいです!」といった具合で。その後、無事にPOEインジェクタも購入し、一件落着です。こうして、我が家には一般家庭には明らかにオーバースペックなハイエンドモデルのAPがつきましたとさ。

POEインジェクタ
これがPOEインジェクタ。APにLANケーブルで電気を送ることができます。

(投稿者:ちゅん)


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