パソコンの電池

パソコンにも電池が入っているって知ってました?ノートPCのバッテリーの事ではありません。その電池が消耗すると、起動時にエラーが出たりします。最悪、起動しないこともあります。この電池って意外に大事だったりします。

デスクトップ、ノート型を問わず、PCのスイッチを入れた時に、イの一番に読込むBIOS(バイオス)と呼ばれるプログラムがあります。これは、WindowsなどのOSを起動する前に読み込まれます。このBIOSは、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリに記憶されていて、その設定内容を保持する電源としてリチウム電池が必要なのです。

このBIOSの設定内容保持がリチウム電池の役目ですが、実はPC側の電源からも並列に電気が与えられています。PCに、AC電源コードが刺さっている時は、起動していなくても、PC側の電源が使用されて、電池を使用しない仕組みになっています。なので、AC電源コードが接続されていて、電源へACが供給されている限り電池は使用されず、せいぜい自然放電程度なので、普通は長持ちします。諸説ありますが、PCについているリチウム電池の寿命は、5~6年だと言われています。でも、デスクトップPCでは、電池が電池切れになっても、AC電源コードが接続されている場合、停電にでもならない限り電池切れに気づかないかも知れません。

もしも、電池切れになると、BIOSの設定内容が初期化されてしまいます。分かりやすい症状は、内臓のカレンダー、時計が初期化されます。PCが起ちあがったら、時計が夜中の0時だったことありませんか?このくらいなら良いのですが、ドライブなどの情報が初期化され、起動できなくなる場合もあります。何もわからなければ「パソコンが故障した。」として、修理に出し、多額な修理代を払うことに・・・。

さて、このリチウム電池の交換ですが、デスクトップPCの場合はそれほど難しくありません。CR2032という型番のリチウム電池で、コンビニでも売られています。ネットで調べればすぐにわかります。最近のノートPCは楽になりましたが、交換が必要な古いノートPCは難易度が高いです。電池に辿り着くためには、ケースをかなり分解しなければなりません。更にこの電池が各PCの専用型で、電池からリード線が出ていて、先にはコネクタが付いていたりします。入手が・・・がっかりです。

電池寿命の5~6年は、4年で減価償却するPCとしては妥当ですよね?まあ、普通の場合?この電池を交換することは無いと思いますが・・・。

BIOS保持の電池
デスクトップPCの場合、1台に1個このCR2032リチウム電池が入っています。

(投稿者:92)


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