辨開凧次郎翁物語

 皆さん、「辨開凧次郎」って知っていますか?

 「べんかい・たこじろう」は、落部村生まれのアイヌ民族のリーダーで、その業績は多方面で高く評価されています。それは、馬の病気に詳しく、農家の人たちに好かれていたり、皇太子殿下(のちの大正天皇)に子熊2頭を贈り、殿下から感謝の証として御所の松を賜ったりしています。また、明治35年の青森県の八甲田山雪中行軍遭難事件では、北海道から捜索活動に出向き、猟犬(北海道犬)と共に遺体発見に成果をあげるなどの活躍をしています。

 これらの業績を顕彰するために、今年3月に「シーニック絵本・辨開凧次郎翁物語」が出版されました。製作は、シーニックバイウェイ北海道函館・大沼・噴火湾ルート運営代表者会議なのですが、落部中学校の生徒さん(現在の2・3年生)がその絵を描いています。文は、落部中学校元職員の手代木さん(森町観光ボランティアガイドの会 会長)が執筆しています。とても綺麗なA4版横開きの12枚(24頁)のカラー絵本に仕上がっています。

 本日、この絵本を初めて見まして、色々なことに勝手に「感動」してしまいました。辨開凧次郎という名前と、八甲田山事件の捜索に行ったこと位は知っていましたが、他のことは恥ずかしながらあまり知りませんでした。地元の英雄をみんなにも知ってもらいたいっ!そこで早速「行動開始」です。それは、ウェブ絵本版「辨開凧次郎翁物語」を作り町のウェブサイトで公開することです。町担当課から各方面に対してコンテンツ使用のお願いを電話でしてもらいました。なんと、関係者の皆さんから快諾のご返事を頂きました。シーニックバイウェイの担当者様からはすぐに「宅ふぁいる便」でスキャニングデータまで送って頂くなど感謝感謝です。
 先ほどより、ウェブ絵本版「辨開凧次郎翁物語」の製作を開始しました。音声読み上げ機能も付けたいので、ナレーションの音入れも依頼中です。今週中の完成を目指して仕事の合間に?鋭意?にわかSE約2名で作業・・・です。完成しましたら、町のウェブサイトでお知らせします。ご期待下さい。(自分らでハードル上げてどうする?!)

シーニック絵本・辨開凧次郎翁物語
落部中学校の生徒さんが絵を描きました。

(投稿者:92)


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