USBメモリの容量が最初から少し足りない理由

ども。
北海道でもようやく桜が満開となり、花見が気になりだした花より団子の担当ちゅんです。

今やすっかりお馴染みとなった「USBメモリ」。一昔前までは64MBとか、そのくらいの容量が普通であったものが、現在では2GBや4GB、多いものだと8GBなんてのも普通になってきました。あんな小さな筐体に、よくこんなにたくさんデータが入るものだと、いつも感心してしまいます。

そんなUSBメモリですが、いつも疑問に思っていたことがあります。購入したメモリは2GBなのに、実際に2GBのデータを入れようとすると容量が足りずにエラーとなるんです。おかしいなと思ってプロパティで確認してみると、2GBのメモリにも関わらず容量は1.8GBとなっています。むむっ!0.2GB(200MB)分はどこに消えたんだ!?これでは詐欺じゃないか!という。こんな疑問を持っていた方、私以外にもいますか?

答えはこういうことのようです。通常、私たちは数を10進法(0~9までの数字の組み合わせ)で扱っていますが、PCの世界では2進法といって、0か1かで扱う仕組みとなっています。なので、10進法で言うところの1MBは10の3乗で1,000KBとなるのに対して、2進法では2の10乗となり「1,024KB」となるのです。
ではなぜメモリの容量が小さくなったかというと、販売する側は「10進法の概念で容量を表記して2GBと販売しているから」という理由。PC上で2GBとして認識させるには2,048MB必要ですが、メモリは「およそ2,000MB」なので、40MB弱の容量が足りなくなるということです。

何となく損をしたような気分になりますよね。たかが40MBですが、されど40MBです。仮にこれが2TB(テラバイト)のハードディスクだったら、40GBの差になります。40GBって言えば、ノートPCのハードディスク1台分くらいに相当します。気をつけないと、この差に足元をすくわれるようなことも無きにしも非ず、なのです。

USBメモリの容量
2GBのメモリなのに、1.9GBのファイルは保存できず。

(投稿者:ちゅん)


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